N響第1877回定期

コンサート
01 /21 2018
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◼️NHK交響楽団第1877回定期演奏会

 R.シュトラウス 交響詩「ドン・ファン」
 モーツァルト ピアノ協奏曲第20番
 R.シュトラウス 歌劇「ばらの騎士」組曲
 ラヴェル ラ・ヴァルス

 ダーヴィト・アフカム(指揮)
 小山実稚恵(ピアノ)

 2018年1月18日(木)19時
 サントリーホール


首都圏の親戚宅に行くついでに、なんとか都合をあわせてN響のB定期を聴きに行ってきました。特に「ばらの騎士」組曲が楽しみだったのですが、期待どおりのスケールの大きい豊潤な響きにどっぷり身を浸して音楽に聴き入ることができました。さすがはN響ですね。中でも弦とホルンは見事でした!。「ドン・ファン」やラ・ヴァルスでの管楽器のソロの上手さも聴き終えた後の充実感を高めるものでした。

それから小山さんのモーツァルトもとても素敵でした。第2楽章のサクサクとしたテンポ運び、第3楽章の力強いタッチ。ベートーヴェン作のものを使った両端楽章のカデンツァは緩急強弱自在の演奏ですっかり魅了されました。アンコールにはショパンのマズルカイ短調op.67-4が演奏されました。

今回指揮をしたアフカムさん(上の写真の真ん中)は、イラン生まれの父とドイツ人の母の下、ドイツのフライブルグに生まれた35歳。N響初登場だそうですが相性はとてもいいと感じました。お客さんの入りも9割といった様子でした。


サロネン/LAP ドビュッシー 管弦楽のための「映像」

聴いている音楽
12 /29 2017
今冬の札幌は寒い日が多いですが、幸いにも積雪は少なく、雪かきもそれほど大変ではなく助かっています。新千歳空港が大混乱に陥るということもないようで、このまま年末年始も行ってくれるといいですね。

さて、音楽はエサ=ペッカ・サロネン指揮、ロサンジェルス・フィルハーモニックの演奏で、ドビュッシーの管弦楽のための「映像」を楽しんでいました。1996年・ソニーへの録音。

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きっちり統率されたアンサンブルと透明感のあるサウンドに加え、管楽器の個々のプレイヤーの力量もあるようで、聴いていて素直に「上手いなぁ」と感じました。ドビュッシーが楽譜に込めた情景や印象のイメージが音となって自然に耳に入って来る演奏は本当に気持ちのいいものがあります。

1992年から2009年まで音楽監督にあったサロネンとLAPのコンビは任期後半にはとても評価が高かったと記憶しています。現在は桂冠指揮者の称号を得ているようですね。


プレヴィン/VPO ドヴォルザーク スラヴ舞曲集

聴いている音楽
12 /09 2017
現在積雪30センチほどの札幌。今年は寒いですね。11月下旬から真冬日が10日も。今日も最低-9度、最高-0.9度でした。

さて、最近、通勤時を中心に聴いているのはプレヴィンのスラヴ舞曲集。

ボヘミア、ウクライナ、スロヴァキアなどの民族舞曲を素材に作り上げたドヴォルザークの出世作ですが、プレヴィン盤は舞曲の快活さにエレガントな歌を加え、都会的で洗練された仕上がりになっていると思います。弦の美しさは作品72の第2番ではもちろんのこと、全16曲の最後同第8番でのこぼれ落ちるようなニュアンスなど、聴くたびに、はっとします。

このコンビのディスクは、これまでもいくつかブログに書いてきましたが、相性がぴったりなんでしょうね。素晴らしいの一言です。


北海学園大吹奏楽団第26回定期演奏会

コンサート
12 /04 2017
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■ 北海学園大学吹奏楽団第26回定期演奏会

【第1部】
 メタモルフォーゼ~吹奏楽のために~(川合清裕)
 吹奏楽のための協奏曲(高昌帥)
 クリスマス・シーン~歌劇「ラ・ボエーム」第2幕より(プッチーニ/森田一浩)
 交響曲第1番より(ブラームス/鈴木栄一)
【第2部】
 宝島(和泉宏隆/真島俊夫)
 スピリティッド・アウェイ(久石譲、木村弓/森田一浩)
 情熱大陸(葉加瀬太郎/天野正道)
 ラウンド・ミッドナイト(ウィリアムス、モンク/真島俊夫)
 ジェラート・コン・カフェ(真島俊夫)

 河井裕司(常任指揮者)ほか

 2017年12月3日(日)16:00~
 札幌コンサートホールkitara


今年の吹奏楽コンクール全国大会に初めて北海道ブロックの代表として選ばれた北海学園大の定期演奏会を聴きに行ってきました。聴きに行ってみようと思ったのは、道内では80~90年代は北海道教育大函館校がほぼ独占し、90年代の後半からは札幌大が台頭するという構図の中、新たな代表校はどんな演奏をするのか興味があったからです。

演奏会で印象に残ったところでは、まずコンクールの課題曲と自由曲である最初の2曲。難曲かと思いますが、細部まできっちり仕上げた緊張感溢れる演奏でなかなか良かったです。今後、全国大会常連校がもっているホール全体の空気を一変させ聴衆を惹きつける圧倒的な存在感を備えた団体に発展されることを期待します。

第2部では揃いのポロシャツでのステージ。千と千尋の神隠しの吹奏楽編曲版であるスピリティッド・アウェイは聴きごたえがありましたし、情熱大陸や宝島はホント愉しい演奏でした。後者は自分も学生時代に何度も演奏した曲で、懐かしさが込み上げてきました。ジェラート・コンカフェでは息の合ったスタンドプレイで聴衆を沸かせていました。

吹奏楽の生演奏を聴いたのは久しぶりです。開演前と休憩中もアンサンブルステージを披露するなど、非常にエネルギッシュな公演でしたし、当然ですがお客さんも若い方が多く、いつものクラシック音楽のコンサートとは違う雰囲気で、こちらも元気をもらいました。


札響第605回定期 バッハ クリスマス・オラトリオより

コンサート
12 /03 2017
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■ 札幌交響楽団第605回定期演奏会

 J.S.バッハ クリスマス・オラトリオ BWV248より第1,2,5,6カンタータ

 マックス・ポンマー(首席指揮者)
 
 針生美智子(ソプラノ)、富岡明子(メゾソプラノ)
 櫻田亮(テノール)、久保和範(バリトン)
 札響合唱団、東京バロック・スコラーズ、ウィスティリアアンサンブル

 2017年12月2日(土)14:00~
 札幌コンサートホールkitara


12月の定期は札響初演となるクリスマス・オラトリオから4部の抜粋演奏です。演奏会の構成は前半は第1,2カンタータ、休憩を挟んで後半に第5,6カンタータというものでした。コンサートマスターは田島高宏さん。

ポンマーさんのバッハは今年1月の定期で演奏された管弦楽組曲(4つの序曲)に感銘を受けましたが、今回も管弦楽、合唱、独唱からなる大曲を自信をもってまとめ上げていたように感じました。

管弦楽ではすっきりと透明感のあるヴァイオリンセクションが演奏全体をリードし、第1,6カンタータで活躍するトランペットが音程、音色など惚れ惚れするほど見事な吹奏で華を添えていました。福田、鶴田、佐藤の各氏には終演後に大きな拍手が贈られていました。声楽は拙ブログで何度も書いている櫻田さんの福音書記者・テノール独唱がとりわけ素晴らしかったですし、全部で15曲ほどある合唱・コラールも安定した美しいハーモニーだったと思います。