オクタヴィアン・ソニエ デビューリサイタルを聴く

コンサート(その他)
10 /20 2013
"パイプオルガンらしい" リサイタルでした。

■第16代札幌コンサートホールkitara専属オルガニスト
 オクタヴィアン・ソニエ デビューリサイタル

 J.S.バッハ:
  クラヴィーア練習曲集第3部より
   ・前奏曲変ホ長調 BWV522/1
   ・われらすべて唯一の神を信ず BWV680
   ・深き苦しみの淵より、われ汝を呼ぶ BWV686
   ・われらの主キリスト、ヨルダン川に来たれり BWV684
   ・フーガ変ホ長調 BWV522/2

  シューブラー・コラール集より
   ・目覚めよ、と呼ぶ声あり BWV645
   ・わが魂は主をたたう BWV648
   ・ああ、われらとともにもどりたまえ、主イエス・キリストBWV649

  トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
 
 ヴィエルヌ
  オルガン交響曲第2番ホ短調作品20より
   ・第1楽章 アレグロ・リゾルート 
   ・第2楽章 コラール
   ・第3楽章 スケルツォ

 フランク
  3つの小品より カンタービレ ロ長調

 ヴィドール
  オルガン交響曲第8番ロ短調作品42-4よりフィナーレ

 アラン
  間奏曲 JA66bis
 
 メシアン 
  主の降誕より 御言葉
  聖霊降臨祭のミサより 閉祭唱-聖霊の風

 (2013年10月19日(土) 札幌コンサートホールkitara)


入場すると、ホワイエに歴代オルガニスト、オルガンのしくみ、ソニエさんの紹介パネルが展示がされていました。皆さん興味津々で見ています。

席はオルガンに向かって左手2階で、購入時にチケットセンターの方から、右手は楽譜めくりのアシスタントの方が立つことを伝えられ薦められた席です。確かに右手2階席はお客さんが少ない。



さて、ソニエさんですが、1985年ルーマニア生まれ、フランス育ちとのこと。

kitaraの専属オルガニストはヨーロッパで研鑽を積んだ若手オルガニストを1年間の任期で採用するという世界でもめずらしい制度で、その16代目というわけです。任期は2014年8月までです。

若手がホールオルガニストのポストを得るのは困難であることは想像に難くありません。開演前のスピーチでも、この制度に対する感謝を述べておられました。
ソニエ1


リサイタルは、前半がバッハ、後半は19,20世紀のフランス音楽というものです。

なんとなく少し調子が悪いのかなと感じる曲もありましたが、前半最後の「トッカータ、アダージョとフーガ」は、自信たっぷりのキレのいい素晴らしい演奏でした。この曲あまり好きではなかったのですが、生で聴いて圧倒されました。印象が変わりました。

メシアンの「御言葉」も印象に残りました。動きの少ない、伸ばす音が続くような曲なのですが、音の変化に浸っているのが、なんとも心地よい。ソニエさん自身が書かれたプログラムにも「時間という概念が消えてしまったかのよう」とあります。

今回のリサイタル、後半のプログラムは知らない曲ばかりでしたが、色々な時代の曲、多種多様な音色を聴いているうちに、オルガンは敬虔、荘厳だけではないんだなあと感じました。

終演後、サインをいただき、握手させていただきましたが、手が分厚い。
ブルックナーもこんな感じだったのでしょうか。



ちなみに "パイプオルガンらしい" と書いた理由はこれ↓↓
ストップを操作し、リコーダー?小鳥?のような音で、細かい動きからはじまり・・・・
ソニエ2
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コメント

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大阪は今日1日、冴えない天気でした。

sankichi1689さん、こんにちは。

ホワイエのパネル展示に始まり、ソニエさんのサインまでもらってパイプオルガンづくしの1日でしたね。

>kitaraの専属オルガニストはヨーロッパで研鑽を積んだ若手オルガニストを1年間の任期で採用するという世界でもめずらしい制度で、その16代目というわけです。

1年間のこの制度、会社のOJT研修みたいで良いですね。kitaraも中々やりますねぇ。

『本日のアンコール曲』、こんな掲示板が置いてあるのですね。
観客の細かな要望にきちっと応えて,kitaraって何か良い取組みしているなぁって感じます。

Re: akifuyu102 様へ

こんばんは。コメントありがとうございます。

> ヨーロッパで研鑽を積んだ若手オルガニストを1年間の任期で採用

私も今回知りました。全く地元のことをわかっていませんでした。

ただ、一人のオルガにストで数年にわたっての企画などはできませんし、
実績もない人を・・・という意見も、もしかしたらあるかも知れませんね。

私としては、応援して、ここから大きく育ってくれたら、本当に嬉しいです。

こんばんは

こんばんは!sankichi1689さん。

パイプオルガン三昧のコンサート、堪能されたようですね。
専属オルガニストをヨーロッパで研鑽を積んだ方から選ぶというのは国内では珍しいですよね。
国内のパイプオルガンを設置しているホールや教会は、殆どが日本人のオルガニストを選んでいるような印象です。
グローバルに世界に門戸を開くという考え方は素晴らしいです。

文化、芸術の面で、日本が世界に貢献し、人種や宗教を越えて交流できる社会を作っていきたいですね。(^^)

Re: ★赤影★ 様へ

おはようございます。
コメントありがとうござます。

> 国内のパイプオルガンを設置しているホールや教会は、殆どが日本人のオルガニストを選んでいるような印象です。
> グローバルに世界に門戸を開くという考え方は素晴らしいです。
>
> 文化、芸術の面で、日本が世界に貢献し、人種や宗教を越えて交流できる社会を作っていきたいですね。(^^)

そうなんですよね。日本人が就任されている方ケースが多い中で、個性的ですね。
若いオルガにストにとって「ここが自分のホールだ」と思えることは、すごく嬉しいんでしょうね。
サイン会では、大物の方の場合、ピリピリしているのですが、
市民の方と気軽にお話されるなど和やかに交流されていました。