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プレトニョフ/ロシア・ナショナル管弦楽団札幌公演

音楽鑑賞
06 /19 2018
■ロシア・ナショナル管弦楽団札幌公演

グラズノフ:組曲「中世より」~前奏曲
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 *
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1945年版)

指揮:ミハエル・プレトニョフ
ピアノ:反田恭平 *

2018年6月17日(日)15:00
札幌コンサートホールkitara

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ロシアの楽団を生で聴くのは、フェドセーエフ/モスクワ放送響、ゲルギエフ/キーロフ歌劇場管に続き3度目。ロシア・ナショナル管は透明感のある洗練されたサウンドが魅力です。プレトニョフの指揮はクールで、その指揮ぶりも月初めに聴いた広上さんとは正反対の直立で腕の振りも小さいユニークな印象を受けました。手や腕のちょっとした動きでオーケストラがフォルテを決めるところなど、不思議ささえ覚え、それだけ両者が一心同体で音楽を作ってきたのかなと思い巡らせていました。余談ですが、1番トランペット奏者の楽器はベルだけ上を向いた仕様のもので、とても面白かったですね。

さて、1曲目グラズノフの「中世より」。はじめて聴く曲ですが、何というかR.シュトラウスのような息の長い綺麗な旋律もあったりして、綺麗な曲でしたね。

続いては新進気鋭のピアニスト反田恭平さんのチャイコフスキー。プレトニョフが生み出すふわっとした響きと、反田さんの逞しい打鍵から繰り出される骨太でダイナミックな音楽は、すれ違いを感じる瞬間もなかったわけでもないのですが、それでもまあまあ良かったと思いました。アンコールにはモーツァルトのピアノソナタ第11番より第3楽章「トルコ行進曲」が演奏されました。

休憩後は「火の鳥」。春の祭典やペトルーシュカに比べると弱い感じもしますが、じっくり特に木管楽器を聴くにはいい曲ですね。「ロンド(ホロヴォード)」や「子守歌」をはじめ、随所に現れる様々な木管楽器のソロは秀逸で、中でもフルートは妖艶な雰囲気さえ漂わせ存在感を放っていたと感じました。

2管編成での版なので、響きが薄いところはありますが、「凶悪な踊り」での迫力はさすがロシアのオーケストと思わせるものがありましたし、「最後の讃歌」でも感動的なクライマックスを築いていてすごく良かったです。1945年版というのは初めて聴きましたが、全曲のラスト、金管が奏でる旋律のリズムは聴き慣れたものと違う感じになっています。

アンコールは1曲。チャイコフスキーの劇付随音楽『雪娘』より「道化師の踊り」が演奏されました。


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コメント

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No title

 ほぼ同じプログラムの群馬公演を、6/13に聴きました。前半がグラズノフとチャイコフスキーの同一曲。そして後半は、こちらは、ショスタコーヴィチの第10シンフォニー。
 プレトニョフさんの指揮者としての公演を聴くのは今回3度目ですが、何だか少しやつれたような印象を受けました。でも、出てきた音楽は全く違って、豪快そのものでした。
 反田さんの演奏は、おっしゃる通りで「骨太でダイナミック」な曲作りでした。素晴らしかったですね。堪能した一夜でした。

Re: バルビ様へ

おはようございます。
バルビさんも聴かれましたか。プレトニョフさんを聴くのは私は初めてなのですが、何か疲れている感じはしました。でも音楽の方はとても良かったですね。それにしてもショスタコ10はヘヴィーですね。こちらも聴いてみたい気がします。
コメントありがとうございます。

確かにフルートは凄く良かったです!

sankichi1689さん、こんばんは。
ナクソス・ミュージック・ライブラリーでチャイコの交響曲を聴いて、このコンビの演奏に大変感銘を受けた記憶があります。
それを生演奏でお聴きになったとは。良いですねぇ。プレトニョフさんが創設されたロシア・ナショナル管も中々の名手揃いのようですね。
<中でもフルートは妖艶な雰囲気さえ漂わせ存在感を放っていたと感じました。>
曲は違いますが私も「冬の日の幻想」でフルートの上手さには感動しまたものです。

Re: akifuyu102さまへ

おはようございます。返信が遅くなりました。
akifuyu102さんもフルートの上手さに着目されていましたか。いやぁ、生はとても良かったですよ!
チャイコフスキーも聴いてみようかな。。。
コメントありがとうございます。