コチシュ(Pf) ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番

聴いている音楽
01 /21 2017
昨年64歳で亡くなったハンガリーのピアニスト、ゾルタン・コチシュの演奏によるラフマニノフのピアノ協奏曲第3番のディスク(PHILIPS・1983年録音)を聴いていました。バックはエド・デ・ワールト指揮のサンフランシスコ交響楽団です。

全編を貫く快速テンポにまず驚かされます。そして超難曲と言われるこの曲がそうと聴こえないほどのテクニックの冴え!。

濃厚なロシアのロマンティシズムはあまり感じませんが、両端楽章でのストレートな曲の進行の中にふと現れるゆっくり静かな部分での効果は抜群で、音楽の美しさが胸に迫ります。第2楽章も早めのテンポから全体の構成がスッキリとよくわかり、今まで気が付かなかったこの曲の良さに触れた気がします。

ソリスト・指揮者・オーケストラが曲の解釈を共有して、個性的な演奏を完成度の高いものにしているという感想を持ちました。



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コメント

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 この曲はとても好きです。第1楽章のカデンツァの弾き方の違いが面白く、そのため、どのピアニストがどのように弾いているのかと興味深く思っていました。コチシュさんは小のカデンツァですね。演奏自体は、本当に颯爽としていて爽快です。この曲の実演にも何度か接していますが、中でも佳かったと思えるのは、20年前にサントリーホールで聴いた、清水和音さんのピアノ、尾高さん指揮札幌SOの演奏なのです。清水さんのピアノの冴えと、札響の熱演が相俟って素晴らしい公演となり、私の佳い思い出の一つとなっています。
 本日及び明日は、我が群響定期。秋山さんの指揮でマーラー5番です。こうした大曲を2夜連続で聴けるのは幸せです。それでは、行ってきます。

Re: バルビさまへ

こんにちは
コチシュさん小のカデンツァですね。仰るとおり颯爽として爽快な曲の流れを中断させないという意味で良いチョイスだと思いました。20年前に尾高&清水&札響で聴かれたのですか。好きな曲の佳かった演奏として記憶されているとは、地元の者としてなんだか嬉しい気持ちになります。
群響定期2夜連続で行かれるとは通ですなぁ。快演を祈念いたいします^^
コメントありがとうございました。

こんばんは。

sankichi1689さん、こんばんは。

コチシュさん、亡くなったんですね。64歳とは少々若いですねえ。

この曲、僕はなんといってもホロヴィッツの演奏が好きなのですが、コチシュ/デ・ワールト/サンフランシスコ響という組合せは録音がフィリップスというのも含め、すっきりと爽やかな感じでいかにも良さそうな組み合わせです。

ラフマニノフ本人の演奏はあれっていうほど快速でさらっとしていると聞いたことがあるので、そういうアプローチの方が本流なのかも。これは聴いてみようと思います。

Re: ばけぺん様へ

こんばんは
64歳は若いですよね。指揮者としても活躍されていただけに残念です。
私はホロヴィッツは聴いたことがないので今度聴いてみたいと思います。腕達者なラフマニノフなので、確かに濃厚にやるのではなく、さらっとやるのが作曲者の頭にあった曲の姿なのかもしれないですね。
コメントありがとうございました。