スクロヴァチェフスキのブルックナー「第8」

聴いている音楽
10 /02 2016
読売日響との最新のブル8はなかなか好評だということもあってスクロヴァチェフスキがザールブリュッケン放送交響楽団を振って録音したブルックナー交響曲全集から第8番を聴いてみました。ARTE NOVA・1993年の録音のものです。

全体の印象はまあまあといったところです。今一つ響きに重みがなく、第1楽章や第4楽章のここぞという部分ではスケール感や最後の審判のような厳しさがもう少しほしいと思ってしまいましたが、オーケストラのバランスは良くて聴きやすいですし、第3楽章は大変美しい仕上がり。特にコーダにおけるホルンの吹奏は陶酔的で満足がいくものでした。

ザールブリュッケンはドイツのザールラント州の州都で、フランス国境に接した都市でもあるようです。オーケストラが持つ響きもこうした地理的な影響を受けているのでしょうか。

この楽団は南西ドイツ放送のカイザースラウテルンSWR放送管弦楽団と合併し、現在はザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団という冗談みたいに長い名前の楽団となってることはご承知のことかと思います。ドイツ放送オケはバイエルンは別格としても、どこも総じてレベルが高いと言われています。私が生で聴いたことのあるのはバイエルン放送交響楽団(1回)、ケルン放送(現・WDR)交響楽団(2回)、フランクフルト放送(現・hr)交響楽団(1回)の3つだけですが、やはり同じ印象です。


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