札響第593回定期 ポンマー指揮 モーツァルトのレクイエムほか

コンサート(札響)
09 /17 2016
■ 札幌交響楽団第593回定期演奏会(昼公演)

 レーガー モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ
 レーガー 序奏とパッサカリア ※オルガン独奏曲
 モーツァルト レクイエム(ジュスマイヤー版)

 マックス・ポンマー(指揮)
 室住素子(オルガン) 

 秦茂子(ソプラノ)
 竹本節子(メゾソプラノ)
 清水徹太郎(テノール)
 三原剛(バリトン)

 札響合唱団

 長内勲(合唱指揮)

 2016年9月17日(土)14:00~
 札幌コンサートホールkitara


前半2曲はドイツの作曲家マックス・レーガー(1873~1916)の没後100年を記念して取り上げられました。

1曲目はモーツァルトのピアノ・ソナタK.331の第1楽章の主題のあとに8つの変奏曲が続くというもの。ポンマーさんが指揮棒を振り下ろすとオーボエの関さんの優しい音色がホールに響き渡ります。札響のアンサンブルはとても良かったと思います。聴きやすい30分ほどの曲でしたが、ピンとくるものはなく少々飽きました。オケは14型、コンサートマスターは田島さんでした。

2曲目、ステージから団員がすべていなくなり、オルガン独奏の室住さんが登場。プログラムによると室住さんは幼少期道内で過ごし、東大文学部在学中にオルガンを始めたようですが、その後はすごい経歴。2010年の小澤さんのニューヨークでの戦争レクイエムにも出演したようです。曲はオルガンの様々な音色、ダイナミックさを味わえる10分程度のもの。こちらはまあまあ良かったでした。

休憩後のレクイエムは、8-6-4-3-3まで刈り込まれた弦5部にバセットホルン2、ファゴット2、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニ、オルガンに総勢約90名の合唱。オーボエがないのでバセットホルンによるチューニング音で始まります。

オーケストラと合唱のバランスを欠くように思いましたが、杞憂でした。奏でられた音楽は良かったです!。

早めのテンポ、スタッカート気味のリズム、ティンパニの硬いマレットなど古色蒼然としたものとは一線を画すもの。4曲目「Tuba mirum」のトロンボーン独奏も上手かった!。独唱陣も癖がなく澄んで伸びやかなソプラノをはじめすごく良かったですし、札響合唱団も最弱音から「Dies irae」や「Sanctus」などでの迫力まで表現力豊かな好演だったと思います。(1箇所アインザッツ乱れあったかな??)

そうそう、本定期は札響55周年ということで、1961年生まれの方を対象とした「夜公演A席ペア座席券+当日乾杯用ドリンク券(2枚)+55周年記念CD(1枚)」の優待販売という面白い企画をやっていたことも最後に書いておきましょう。


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コメント

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興味深いプログラム

マックス・レーガーとモーツァルトのプログラムですか! 興味深いプログラムですね。パイプオルガンがあるので、こういうプログラムも可能なのでしょう。当地ではまず無理(^o^)/
ポンマーさん、年齢的には高齢ですが、現代的な速いテンポの表現を支持しておられるようですね。生のマックス・レーガー、聴いてみたいです。

Re: narkejp様へ

よく練られた興味深いプログラムです。オルガン独奏曲がオケのコンサートの中に一曲ぽつんとあるのも面白い試みだと思いました。レーガーは生でないと聴かないのでその点は当方のような人間には曲の見識を広めるのに良い機会でした^^
ポンマーさんは高齢ではありますが、バッハの権威だけに古典の演奏にもテンポやアーティキュレーションなど最新の研究成果を取り入れたフレッシュな演奏を聴かせてくれました^^/

No title

 ポンマーさんの指揮による公演のご盛会、おめでとうございます。プログラムも魅力的でしたね。写真でしか見ていませんが、キタラのオルガンは素晴らしいですね。当方群響には、本拠地に備え付けオルガンがないので、とても羨ましいです。実は、18日の9月定期で、サンサーンスの交響曲3番とフォーレのレクイエムが演奏されたのですが、やっぱりキタラのような本格的なオルガンがほしいと思いました。3~4年後に新しいホールができるのですが、備え付けオルガンが完備されるのかどうか? 完備されれば、公演に広がりが出てくるのですがね。

Re: バルビ様へ

コメントありがとうございます。
kitaraが出来たおかげでオルガン付きの曲の愉しみの幅が広がりました。
群響さんの新たな本拠の完成待ち遠しいですね。それにしても大友さん指揮で「オルガン付き」とフォーレのレクイエムとは魅力的なプログラムですね^^/ フォーレを生でとは素晴らしい!!