札響第582回定期 尾高さんのブルックナー第9

コンサート(札響)
11 /02 2015


■ 札幌交響楽団第582回定期演奏会(昼公演)

  尾高 尚忠 交響曲第1番 ホ短調
  ブルックナー 交響曲第9番 ニ短調 コールス版

  指揮:尾高忠明
 
  2015年10月31日(土)14:00~
  札幌コンサートホールkitara


10月2回目の定期は札響名誉音楽監督の尾高さんの登場です。
ですが、最高気温8度の冷え込みもあってか、空席の目立ちました。残念なことです。

前半は尾高さんのお父様、尚忠さんの交響曲第1番。16型3管編成にコントラファゴット、チューバ、ハープ、チェレスタなどが加わる大きな編成。1948年の作。もちろんはじめて聴きましたが、聴きやすく特に第2楽章は神秘的とも言える美しさを湛えた曲でした。オーボエの長いソロがありましたが首席の金子さん、いい音でした。さすがです。

後半は、ブルックナーの第9。生で聴くのは2回目です。前回は朝比奈さんがN響に客演したとき。15年ぐらい前です。

16型3管編成にチューバ(1)、ワーグナーチューバ(4=ホルン持ち替え)が加わります。エキストラの方も多い編成でしたが、どのパートも安定していてよかったですね。特にホルンセクションは健闘。演奏後、尾高さん、真っ先に立たせて拍手を受けさせていました。

尾高さんのテンポはややゆっくり目。第1楽章の終結部ではかなり粘っこい表現に驚くとともに、思わず身を乗り出して聴いてしまいました。

あらためて生で聴いてみると、やはり第9はブルックナーのシンフォニーの中で他とは違う一段上の高みにあると感じました。それから、クラリネット3本の動き、響きが非常に面白いですね。ここも他のシンフォニーにはない感じがしました。新たな発見でした。

演奏の後、尾高さんのトークが少々。お父様の曲のことブルックナの第9のこと。第9は自身特別な曲だとのこと。23歳のデビューの際もこの曲を望んだのですが、オケ側が受けてくれなかったと、笑いも交えてお話しいただきました。こういうアットホーム感は地方オケでは大事にしたいところです。


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