札響第579回定期 ポンマーさんのメンデルスゾーン 交響曲第2番 「讃歌」ほか

コンサート(札響)
07 /12 2015
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今回の札響定期は土曜に用事が入ったので、金曜の夜公演に振り替えて聴いてきました。

いつもより遅く会場に入ると、すでにロビーコンサートが始まっており、フルートの高橋聖純さんと野津雄太さんの奏でるブランデンブルク協奏曲第4番第1楽章の爽やかな音に包まれます。

今回は新首席指揮者ポンマーさんのお披露目。母国ドイツのロマン派の2曲です。12日に開幕するPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)のプレコンサートにもなっており、客席には参加者でしょうか若い外国の方もいらっしゃいました。


■ 札幌交響楽団 第579回 定期演奏会
 ~ポンマー首席指揮者就任記念・ライプツィヒ1000年記念プログラム~

  シューマン 交響曲第4番 ニ短調 op.120
  メンデルスゾーン 交響曲第2番 変ロ長調 op.52 「讃歌」

  指揮:マックス・ポンマー(札響首席指揮者)
 
  ソプラノ 針生 美智子
  ソプラノ 安藤 赴美子
  テノール 櫻田 亮

  札響合唱団 合唱指揮 : 長内 勲

  2015年7月10日(金)19:00~
  札幌コンサートホールkitara

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前半はシューマンの4番です。コンサートマスターは田島高宏さん、14型2管編成です。

ポンマーさんの指揮は冒頭の序奏から緊張感を維持しつつも大らかな感じ、左手の微妙な指示にオーケストラも敏感に反応します。

第1楽章主部や終楽章など速いテンポの部分はあまり細かく振らずに、でも要所要所を的確に押さえていく感じです。奏者たちはお互いに聴き合わないといけない感じですが、アンサンブルはとても良かったですね。

聴き終わってみると、激しさは控えめでしたが、弦楽器のまろやかさが印象に残る格調高いシューマンでした。

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休憩後はメンデルスゾーンの「讃歌」です。
旧約聖書の独語訳による合唱と3人の独唱付きの60分を超える大曲です。1840年ライプツィヒの聖トーマス教会で初演されたメンデルスゾーンの4番目のシンフォニーは、なんとこの日が札響初演。

器楽のみの第1部。3つ楽章が続けて演奏されます。印象残った部分としては冒頭の3本のトロンボーンによる主題。見事な吹奏でした。そして絶品だったのが第2楽章。実質短調のスケルツォですが、主部のしなやかな弦とトリオの木管楽器の美しいコラール。特に金子さんのオーボエの音色が素敵でした。すごく良かった!

合唱、独唱入りの第2部では、ソロ、デュエットでテノールの櫻田さんの歌声が、めっちゃ良かったです!。知的で爽やか!。古楽の分野でもご活躍だそうです。

第6曲「死の綱がわたしたちを取り巻いた」から第7曲「夜は過ぎ去った」にかけても良かったですね。

テノールが「見張り人よ、夜はまもなく明けるのでしょうか?」と問いかけ、木管楽器が不安げに呼応します。その後、「夜は明けるのでしょうか?」を悲痛に4回叫ぶと、最後にソプラノが静寂の中、「夜は過ぎ去り・・・」と高らかに応えます。

そして、パイプオルガン付き全管弦楽の伴奏にのって、トランペットがファンファーレを奏でた後、男声合唱が「夜は過ぎ去り・・・」と歌い、さらに合唱は各声部も加わり壮麗に・・・。実に感動的です。まるでオペラを見ているような楽しさがありました。

全体的に指揮者、オケ、ソリスト、そして合唱と4者がそれぞれに充実の演奏だったと思います。終演後のポンマーさんも大満足な様子。ソリスト、合唱指揮者とともに何度もステージに呼び戻され、マエストロ、団員達がお互いを称えあいます。

ポンマーさんの就任で札響&札響合唱団のさらなる飛躍を予感させる素晴らしいコンサートでした。

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コメント

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ポンマーさん、

好感度の高い札幌デビューだったようですね。当地の演奏会でも、古典をたいへんていねいに、新鮮に演奏してくれました。メンデルスゾーンの「讃歌」も、演奏機会が少ないだけに、貴重な経験でしたね。今後が楽しみです。

Re: narkejp様へ

こんにちは
プログラムにポンマーさんはこれまでに札響以外に山響さんはじめ国内10のオケを振ったとありました。結構呼ばれているのですね。それにしてもすごく良かったですよポンマーさん、仰るとおり今後が楽しみです^^
メンデルスゾーンの「讃歌」は、生は二度とないかもしれません(笑)が、隠れた名曲だと感じました。
コメントありがとうございます。