パイヤールのJ.S.バッハ 音楽の捧げもの

聴いている音楽
06 /14 2015
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6月に入ってから天候が不安定で気温も低め。それでも緑がこんな感じです。美しいですね。

北海道大学13条門から伸びるイチョウ並木。先週の北大祭の時に撮りました。

さてさて最近の音楽はというと、J.S.バッハの傑作と言われている「音楽の捧げもの」 BWV1079 を聴いていました。

聴いていたディスクはこちら。

■ J.S.バッハ 音楽の捧げもの BWV1079

 指揮:ジャン=フランソワ・パイヤール

 ジャラール・ジャリ(ヴァイオリン)
 ブリジット・アンジェリス(ヴァイオリン)
 アラン・メイエ(ヴィオラ)
 レイモン・グラタール(ヴィオラ)
 アラン・クールモン(チェロ)
 パトリック・ガパール(チェロ)
 ジェラール・グラニエ(コントラバス)
 マクサンス・ラリュー(フルート)
 ロール・モラビト(ハープシコード)

 DENON・1974年録音

実質聴くのは初めてなのです。バッハはまだまだ未開拓で、というよりフロンティアはなくならないと思える広大な海のようなものですね。音楽的な価値なんてものはわかりませんが、でも兎に角一週間、味わってみようと思い立ったのです。

聴いてみようと思ったきっかけは・・・、そうそう、先日、「ゼリー・アール・ヌーヴォー」を食べた喫茶店(「カエルヤ珈琲」というお店)で、流れていたのですよ。3声のリチェルカーレが。

全編暗く、渋く、でも幾何学的な美しさがある中で、少し潤いのあるトリオ・ソナタが入っているのは、この曲の魅力をさらに増しているような気がしました。それと6声のリチェルカーレでの各声部の音のひだ、実に滋味溢れる音楽ですね。

演奏に関しては、なにせ比較のしようもないのですが、フルートをマクサンス・ラリューさんという方が演奏されているのですが、これがすごく良かったです。落ち着いた温かみのある音色。トリオ・ソナタをはじめ、無限カノン、4声のカノンなど随所で弦楽器ともよく馴染んだ演奏を聴かせてくれています。

ちょっと調べて見ましたら、1935年生まれ、80歳になるフランスのフルート奏者。ネットには好意的な記事が多くあったように思います。ランパル氏のお父さんに師事されたようです。まだまだ知らない名手いるものです。

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コメント

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なんて冷たくて寒いんだろう??

初めて音楽のささげ物を聞いたのは、この演奏のレコードでした。
1975年当時デンオンからInvitation to DNON/PCMと云う一枚千円で販売されていた有償サンプラーレコードがありまして、この中のA面2曲目がパイヤールのBWV1079から『三声のリチェルカーレ』が収録されていました。
当時初めて聞いた感想は『なんて冷たくて寒い気がする演奏なんだろう』と・・・・。
でも逆にその冷たさがとても気にいったため、爪に火を点すようにお金を貯めて、このパイヤールによる音楽のささげもの全曲のレコードを購入したのは云うまでもありません。

Re: MK様へ

> 爪に火を点すようにお金を貯めて、このパイヤールによる音楽のささげもの全曲のレコードを購入したのは云うまでもありません。

こんばんは。
素敵なお話です。昔は一枚への思い入れが今とは比べようもありませんでしたね。私も遅ればせながらパイヤール盤の素晴らしさを堪能させていただいていたところでした。ほんといい演奏です。それにしても王が下賜された主題は暗いですなぁ。
コメントありがとうございました。

同じく、

パイヤール盤を聴いております。たしかに、抽象的でひんやりと冷たい感じさえ受けます。大王に媚びない姿勢を表したのかも?などと思ったりします。一方で、有田正広・寺神戸亮らの古楽グループによる活発でいきいきとした演奏もあり、表現の多様性を感じます。バッハの音楽は、いいですね~。

Re: narkejp様へ

こんばんは。
パイヤール盤は意外にデフォルトなのかもと思いました。バロックは楽器や表現を選ばない、多様性に寛容な音楽形式なのかもしれませんね。バッハの音楽の奥深さを感じずにはいられません^^/
コメントありがとうございました。