長雨の後は諏訪内さんのバッハで

聴いている音楽
06 /22 2014
金曜まで札幌は雨が観測されて、6月としては明治18年の観測以来の15日連続雨となりました。

もちろん一日中降っているわけではなく、雨が観測された日が15日連続ということですが、それでも気温は20℃になるかならないかの日が続いていますし、洗濯物は乾かない、日照時間は平年の15%・・・。

ようやく晴れた週末、諏訪内晶子さんとヨーロッパ室内管との共演盤でバッハのヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041(PHILIPS・2005年録音)を静かに楽しんでおりました。

この曲との出会いは中学のころに遡りますが、本当に素敵な佳曲だと思います。とかく堅苦しさが強調されがちなバッハですが、非常にメロディックで、簡潔、親しみやすいと感じます。終楽章のアレグロ・アッサイ8分の9拍子もリズミカルでノリがいい。

諏訪内/ヨーロッパ室内管の演奏は、ノンヴィブラート奏法を取り入れたすっきりしたもの。独奏ヴァイオリンの抑制された表現は、伴奏と融合して色々な表情を見せています。曲の良さがじっくり伝わってきます。

ヒラリー・ハーンの冒頭からノリノリのぶっ飛ぶような演奏とは大違いですね。この辺はクラシック音楽の面白いところ。

このディスクでは、第2楽章アンダンテが特に気に入ってます。出だしの伴奏の音型の演奏の仕方ひとつを取っても、もたれないテンポで、音を出して、そのあとすっつと引く、非常に繊細で上品な演奏です。そして、そこに、すーっつと独奏ヴァイオリンが入ってくるあたり、とてもいいです。その後も自然な抑揚で、素晴らしいの一言。

短調の両端楽章に挟まれた長調のこの楽章、長雨を抜けた札幌のよう。

DSC01155.jpg

スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

バッハですか

おはようございます。(^^)
なるほど、このところバッハのヴァイオリンをお聴きなのですね。

>バッハのヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041(PHILIPS・2005年録音)を静かに楽しんでおりました。
はい!そうですよね。
バッハは静かに楽しむのが王道ですもの。
雨上がりにお聴きになったとのことですが、私は雨が続いていると無性にバッハを聴きたくなることが多いです。

>非常に繊細で上品な演奏です。そして、そこに、すーっつと独奏ヴァイオリン
ああ、諏訪内さんのヴァイオリンが聴こえるようです。
そうそう、上品にすーっと入ってくるんですよね。(^^)
sankichi1689 さんの感性に脱帽です。

抑制の効いた演奏をする諏訪内さんは確かにヒラリー・ハーンとは対照的だと思います。

北海道は本当に不順なお天気が続くので作物の出来栄えが心配ですね。

Re: ★赤影★様へ

こんばんは。
雨のバッハもあいますね!雨音の規則性とバッハの音楽の規則性のシンクロでしょうか。諏訪内さんの海外での評価が気がかりな今日この頃でもあります^^;
コメントありがとうございます。

Re: よし様へ

こんばんは。
> 抑制の効いた演奏をする諏訪内さんは確かにヒラリー・ハーンとは対照的
仰る通りですね。ヒラリー・ハーンさんは実演に一度だけ接したことがりますが、まさにヴァイオリニストの個性を聴く醍醐味を感じました。
長雨に慣れていない北海道、農家さんも気がかりかなと私も案じています。
コメントありがとうございます。

チャイコン

諏訪内さんのチャイコフスキー国際コンクールでの優勝は衝撃的でした。
ガラコンサートライブのCDは、新聞広告を見て直ぐに甲府市に有った『ミュージックショップ・サンリン』に予約を入れ、発売と同時に聴き、感動したものです。
その後発売されたアシュケナージ指揮のメンコン・チャイコンの方が良いと云われていますが、私の耳は、絶対ガラコンサートの方に軍配を上げてしまいます。

こんばんは。

sankichi1689さん、こんばんは。

いつの間にか北海道はそんなに長い間雨模様だったんですね。先日の猛暑といい変な天気が続きますねえ。

バッハのヴァイオリン協奏曲、とっても魅力的な曲ですね。諏訪内さんの演奏は情熱的なブルッフが大好きなのですが、抑制の効いたバッハというのもすごく良さそうです。

Re: MK様へ

こんばんは。
諏訪内さんの優勝は確かに日本人音楽の飛躍の一つの節目だったのかもしれません。確かに衝撃的でした。そうそう拙宅ではウォルトンなどもたまにかけてたりしておりました。
コメントありがとうございました。

Re: ばけぺん様へ

こんばんは。
ホント変な天気です。今日は晴れましたが肌寒い天気で・・・。諏訪内さんはなぜか縁がなくて、実演に接したことがありません。機会があればばけぺんさんお薦めのブルッフがいいですねぇ。
コメントありがとうございます。