ハンス・ペーター・シューのヒンデミット トランペト・ソナタ

聴いている音楽(tp&hr)
12 /10 2013
ハンス・ペーター・シュー2

週末は93年からウィーンフィルの首席トランペット奏者を務めるハンス・ペーター・シューの初のソロアルバムを楽しみました。

■ ヒンデミット トランペット・ソナタ変ロ調
 tp:ハンス・ペーター・シュー
 pf:児嶋 一江
 (CRYSTON 2011年録音)

 第1楽章 力強く
 第2楽章 中庸の動きで ~活発に 
 第3楽章 「葬送音楽」~非常に遅く

解説書を見ると1939年の作。
ヒンデミットはナチスに「退廃芸術」とされ、1935年にベルリンの音楽学校の教職を追われ、1938年にスイス、1940年にアメリカへと亡命。当時の世界情勢や自身を取り巻く環境が曲の雰囲気や構成に影響しているとあります。

代表作である交響曲「画家マチス」(1934年)と、ウェーバーの主題による交響的変容(1943年)の間の時期に創作されたということになります。普段はあまり興味はないのですが、たまには創作の背景や他の作品との前後関係なんかを考えてみるのも面白いものです。

昔から結構好きな曲ですが、最近は第3楽章に胸を打たれます。

さて、演奏の方はというと、まろやかな弱音、太くてずっしりと胸に届く強奏。

とにかく素晴らしい!の一言です。

技巧ではなく、音そのものに感動するということは、頻繁にあることではありません。

ディスクの帯には「50歳を過ぎて自分の音楽のすべてをCDに刻みたいと、本人の強い希望によりレコーディングが実現した」とあります。プロの方の至芸を堪能できることに感謝したいと思います。


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コメント

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ヒンデミットが好きです。

オーケストラの楽器殆どを独奏楽器とした曲を作ったと云われる程の職人肌の作曲家ヒンデミット。
画家マチスとかの有名ドコロは聴きませんが、ピアノソナタ、無伴奏ビオラソナタ、弦楽四重奏曲など、小編成の曲が好きです。

こんばんは。

こんばんは。
シューさんの音色は本当にまろやかで、優しいですね。今また、フンメルを聴いていました。(^^) 私は音色をそっちのけで技巧だけで派手にやるのは受け入れられません。ですから、シューさんのように一音一音を大切に奏し感動させる力のあるは心から尊敬しますね。

Re: MK様へ

こんばんは。コメントありがとうございます。

そうですね、彼のおかげで、音楽を専攻する学生さん、
特に管楽器の方達なんかはやりがいを得ているでしょうね。
もっともっと聴かれてもいい作曲家かなと思います。

コーヒーを飲みながら小品を静かに楽しむという感じでしょうか。
いいですね。。。

Re: akifuyu102様へ

こんばんは。コメントありがとうございます。

> シューさんの音色は本当にまろやかで、優しいですね。今また、フンメルを聴いていました。(^^) 私は音色をそっちのけで技巧だけで派手にやるのは受け入れられません。ですから、シューさんのように一音一音を大切に奏し感動させる力のあるは心から尊敬しますね。

いやはや、私も同感ですね。「一音一音を大切に」。まさにそのとおりだと思います。
弱音なんかは、これは金管楽器の音なのかと、良い意味で感じてしまいました。

こんばんは

sankichi1689さん、こんばんは。

ヒンデミットのトランペット・ソナタですか。akifuyu102さんのブログでもトランペットによる協奏曲の紹介があったし、なんだか僕もトランペットもの聴きたくなってきました(笑)。

とはいえ、僕の場合、トランペットソロはどうしてもジャズに行ってしまうのですが・・・。

Re: ばけぺん様へ

おはようございます。コメントありがとうございます。

> ヒンデミットのトランペット・ソナタですか。akifuyu102さんのブログでもトランペットによる協奏曲の紹介があったし、なんだか僕もトランペットもの聴きたくなってきました(笑)。
>
> とはいえ、僕の場合、トランペットソロはどうしてもジャズに行ってしまうのですが・・・。

ジャズ、いいですね!マイルス・デイヴィス、リー・モーガン・・・。
私は数枚しか持っていませんねぇ~、たまに通勤の時に聴いたりしておりました。