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札響第613回定期 ベートーヴェン「英雄」ほか

音楽鑑賞
10 /28 2018
■札幌交響楽団第613回定期演奏会

モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 *
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調「英雄」

指揮:小泉和裕
ヴァイオリン:クララ・ジュミ・カン *

2018年10月27日(土)14時
札幌コンサートホールkitara

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最近ではあまり見かけなくなった王道プログラム。2管編成で打楽器はティンパニだけという地味な10月定期でしたが、なかなか充実した演奏会でした。

1曲目「魔笛」序曲。3本のトロンボーンも加わる編成はさすがに充実したものがあります。ほんの数分の小品ですが、緊張感に満ち、推進力のあるいい演奏だと感じました。

2曲目のブルッフも生では初めてかもしれません。トロンボーンが抜け、ホルンが4となります。ソリストのクララ・ジュミ・カンさんは韓国系ドイツ人とのこと。第1楽章で特に感じましたが、濃厚にたっぷり歌うような演奏。ロマン派協奏曲の醍醐味を十二分に味わうことができました。第2楽章も本当に美しかった!。時に独奏ヴァイオリンに絡み、時にハーモニーを支えるホルンも好演でした。ブルッフは小ぶりなコンチェルトというイメージを持っていましたが、生で聴き認識を新たにしました。

休憩後はエロイカ。小泉さんの終始うつむき加減で音楽に深く集中して入り込んだような指揮ぶりが印象的だったのと、オーケストラの力強い堂々とした鳴りっぷりが見事でした。演奏が終わった後のブラヴォーの多さには少し驚きましたが、納得した聴衆が多かったのでしょうね。第3楽章トリオのホルンの愉しさ、終楽章終りのアンダンテ部分の管楽器の美しさもとても良かったと思いました。なお、第1楽章コーダのトランペットによる主題の吹奏は高音で演奏していました。

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プログラムに来シーズンの定期(全10回)のプログラムが載っていました。ポンマーさんの指揮によるヨハネ受難曲や広上さんのマーラーの10番などの大曲のほか、プロコフィエフの第2番やベルクのヴァイオリン・コンチェルト、それから面白いところでは川瀬賢太郎さんの指揮でストコフスキー編曲の「展覧会の絵」が聴けるようです。


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アンセルメ 「フランス音楽コンサート」

音楽鑑賞
10 /21 2018

1.オッフェンバック:喜歌劇「天国と地獄」序曲
2.デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
3.トマ:歌劇「ミニヨン」序曲
4.オッフェンバック:喜歌劇「美しいエレーヌ」序曲
5.シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
6.エロルド:歌劇「ザンパ」序曲
7.ラロ:歌劇「イスの王様」序曲
8.交響的楽章「パシフィック2・3・1」

昨日、今日と札幌は快晴が続ています。朝は5度前後、日中は20度弱といった感じの気持ちの良い秋。部屋のカーテンを開けて青空を眺めながら、エルネスト・アンセルメ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団によるフランス音楽を8曲収録したアルバムを楽しんでいました。

「天国と地獄」で軽快に始まり、「魔法使いの弟子」でコミカルさとシンフォニックなサウンドを味わい、その後は「ミニヨン」、「美しいエレーヌ」、「狂詩曲スペイン」、「ザンパ」と愉しい曲を音楽に身を浸して楽しみます。

そして、このアルバムで一番のお気に入りの「イスの王様」。オーケストラのコンサートでは滅多にプログラムに載りませんが、なかなかの佳曲だと思います。クラリネットとチェロには長く美しい旋律のソロがあります。だいぶ昔にテレビでN響がやっているのを見て、チェロの木越さんの美しい演奏に聴き入った記憶があります。自身も学生時代に吹奏楽編曲版をトランペットで演奏したことがありますが、曲の後半に嵐のように続く三連符は技術とスタミナが求められ、これには本当に難儀しました(笑)

昨日は雪虫を結構たくさん見ました。2週間ぐらいしたら初雪でしょうか。