ペライア(Pf) モーツァルト ピアノ協奏曲全集

聴いている音楽
09 /30 2017
マレイ・ペライアの独奏によるモーツァルトのコンチェルト全集を聴いていました。75年から84年にかけてイギリス室内管弦楽団とともに録音した12組のセットものです。

聴けなかった日ももちろんあるのですが、できる限り1日1曲。まとまった時間が取れる時は「初期・中期」と「後期」を組み合わせたり、という具合に変化をつけて楽しんで聴き進め、やっと最近聴き終えました。

ペライアのコンチェルトはそれこそ中学の頃、初めて聴いた演奏でもあり、自分の中ではデフォルト的なものです。今回全曲を聴いてみての感想は、短調の2曲も含めて、総じて明るく健康的という印象。細かい音符の一粒一粒がくっきり綺麗でとてもいいですね。こうして全曲を集中して聴くのは初めてですが、「後期」の充実ぶりはもちろんのこと、「初期」の作品でも、特に緩徐楽章でモーツァルトらしい情感たっぷりの音楽になっていることには驚かされます。

仕事の忙しさにかまけていたら9月最終週は急速に秋が深まっていました。札幌の最低気温、昨日は7度、今日は9度。少し暖房を入れました。ニュースで大雪山系旭岳で初冠雪と報じていました。寒いわけです。


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札響第603回定期 下野指揮 ブルックナー交響曲第1番ほか

コンサート(札響)
09 /23 2017
■ 札幌交響楽団第603回定期演奏会

 スッペ 喜歌劇「ウィーンの朝・昼・晩」序曲
 グルダ チェロと吹奏楽のための協奏曲 *
 ブルックナー 交響曲第1番ハ短調(ウィーン版)

 下野竜也(指揮)
 宮田大(チェロ) *

 2017年9月23日(土)14:00
 札幌コンサートホールkitara
 
下野さんの指揮は2年前の都響札幌公演以来です。

1曲目スッペ。オケの軽快な響き、チェロ首席の石川さんの美しいソロ、活力に満ち溢れた演奏でブラヴォーがかかりました!。

2曲目はピアニスト、フリードリヒ・グルダの1981年の作。独奏チェロと吹奏楽のための作品ということで、弦楽セクションの椅子や譜面台が撤去されます。その間、なんと下野さんが作品解説をするというサービス付きでした。楽器編成は面白いです。独奏チェロの前にマイク、ステージ上にスピーカーが4台。グルダの指定だそうです。管楽器セクションにギター、ドラムス、タンバリン、トライアングル、コントラバス。

曲は、何と言ったらいいのでしょう。5曲で構成されていてJAZZのビッグバンドのような曲や長いカデンツァなど、個性あふれるもの。普通のクラシックの作品とはまるで違いますが、下野さんが解説で「決しておふざけではない」と言っていたのはわかりました。ただ、正直好みではなかったですね。宮田さんのアンコールはバッハの無伴奏チェロ組曲 第3番よりブーレでした。

ちなみに、こんな曲(1.序曲)



休憩後はブルックナーの1番。プログラムには札響初演とありました。第2番は札響が日本初演らしいので、意外な気もします。さて、演奏の感想はというと・・・いい演奏だと思いましたけど、曲が・・・・、特に両端楽章の主題がはっきりしないところが好きになれない曲です。第2、第3楽章は好きなんですけどね。

今回の演奏会、スッペとグルダでは1番トランペットがお若い女性でした。今月入団の副首席の鶴田さんでしょう。金管セクションの紅一点。札響に新しい風を吹き込んでほしいですね。


ムーティ/VPO モーツァルト 交響曲第25番

聴いている音楽
09 /17 2017
リッカルド・ムーティ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。PHLIPSの1996年の録音。

とにかくウィーン・フィルの素晴らしい合奏能力を堪能できる演奏かなと思います。ムーティの指揮は、特に第1楽章でのオーケストラをぐいぐい推進させていく彼らしい音楽づくりに惹かれますし、第4楽章のややテンポを抑えて勢いだけでない丁寧な演奏を目指しているようなところも好ましく感じます。

忘れてはならないのが短調の楽章の合間の第2楽章。まさに極上の音楽ですね。

今は晴れている札幌。明日は台風の影響で激しい雨風が予想されています。


ブーレーズ/クリーヴランド管 ストラヴィンスキー「春の祭典」

聴いている音楽
09 /09 2017
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ピエール・ブーレーズ指揮、クリーヴランド管弦楽団の演奏。DGの1991年の録音。

今思えば、カラヤン、バーンスタインという看板を失ったからでしょうか、この頃はとにかくブーレーズの録音が多かったような。ベルリオーズ、マーラー、ドビュッシー、ラヴェル、バルトーク・・・。

聴き手を興奮させるようなスリリングな感じは少ないものの、隅々まで完璧なまでにオーケストラを統率した明晰な演奏だと感じます。録音だとついつい聴きながしてしまいがちな第2部の冒頭の緻密な音楽や、終曲の冷静なリズムの進行もこのディスクを聴くときの楽しみです。



秋冬のコンサート

音楽
09 /03 2017
この秋冬のコンサートを考えてみました。

オーケストラが好きで札響を中心にコンサートに行っていますが、やはり単調になる傾向があります。器楽、室内楽、声楽なども食わず嫌いせずに足を運ぶと何か得るものはあるとはわかっているのですが・・・。

とりあえず、弦楽四重奏、ピアノ、海外オケのチケットをとりました。
カルテットはいつも聴きに行っているロメウス弦楽四重奏団のベートーヴェン・シリーズで、今回はラズモフスキー第1番をやるようで、とても楽しみです。それからピアノはカティア・ブニアティシヴィリさん。熱情ソナタのほか、編曲もので「くるみ割り人形」、「火の鳥」などを弾かれるようで、この選曲の面白さが購入の決め手でした。そして海外オケは年明けのワルシャワ国立フィル。初めて聴く東欧のオケと牛田智大さんがショパンの第1番を演奏します。牛田さんは2月にショパンの第2番を聴いていますので、実現すれば1年のうちに両方聴けたことになります。

この他、自分は行けそうにないのですが、バッティストーニ/札響、大野/都響、ブロムシュテット/ゲヴァントハウス管、グルベローヴァのリサイタルや小山実稚恵さんの24回にわたる連続演奏会の最終回など興味をそそられる演奏会が結構あります。そうそう、エマニュエル・パユさんのリサイタルもありました。クラシック音楽ファンには充実した秋冬になりそうな札幌です。


コープマンのJ.S.バッハ オルガン作品集

聴いている音楽
09 /02 2017
今朝の新聞に8月の札幌は14年ぶりに真夏日が一日もなかったとありました。確かに涼しい夏だった気がします。

音楽鑑賞、9月はオルガンからスタート。トン・コープマンの演奏によるJ.S.バッハのオルガン作品集を聴いていました。

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1. トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
2. トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
3. パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
4. トッカータとフーガ ニ短調 BWV538『ドーリア調』
5. トリオ・ソナタ第1番変ホ長調 BWV525
6. コラール『目覚めよ!と物見らの声がわれらに呼ばわる』BWV645
7. コラール『イエスよ、いまぞ汝御空より降り来りて』 BWV650

1~4は1983年6月、マーススライス大教会(オランダ)、5~7は1982年5月、アムステルダム、フランス改革派教会のオルガンです。

トリオ・ソナタのアダージョ。いいですね。今の札幌は曇天、18度。明日は台風も来そうで、物憂い週末の札幌にしっくりくる音楽です。