札響第602回定期 モーツァルト 協奏交響曲ほか

コンサート(札響)
08 /26 2017
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■ 札幌交響楽団第602回定期演奏会
 
 ベートーヴェン 序曲「レオノーレ」第3番
 モーツァルト 協奏交響曲 変ホ長調
 フランク 交響曲 ニ短調

 ユベール・スダーン(指揮)
 関美矢子(オーボエ)、三瓶佳紀(クラリネット)
 山田圭祐(ホルン)、坂口聡(ファゴット)

 2017年8月26日(土)14:00~
 札幌コンサートホールkitara

開演前のロビーコンサート、今月は金管アンサンブルでした。曲はガブリエリの「第7旋法によるカンツォン第2番」と「ピアノとフォルテのソナタ」という定番の2曲。学生時代にやりましたよ。懐かしいですねぇ。いい曲、そしていい演奏でした。拍手。

さて、演奏会本体はというと、1曲目、レオノーレ第3番。きりっと締まり、メリハリの効いた気持ちのいい演奏。舞台袖からのトランペット・ソロは副首席の松田さん。バッチリきまっていました。今月で退団ということで、演奏後はスダーンさんとともに盛大な拍手を受けていました。長い間本当にお疲れさまでした。

2曲目、モーツァルトの協奏交響曲は札響首席奏者4人がソリストとなっての演奏です。オーボエの関さんの緑のドレスで舞台が明るくなります。スダーンさんはタクトを持たない指揮。ザルツブルグ・モーツァルテウム管の音楽監督を13年務めた経験が生かされているのでしょうか、オーケストラからとても上品な音を引き出していました。4人のソリストも程よく聴き合い、程よく主張するといった雰囲気が出ていてとても良かったです。

休憩後はフランクの交響曲。スダーンさん、テンポや曲想など表情豊かな演奏だったと思います。サウンドも重苦しい感じは受けませんでした。第2楽章のイングリッシュホルンやホルンのソロも良かったですし、トゥッティでの弦とトランペットを中心にオーケストラが一つの楽器のように鳴る部分も綺麗な響きでした。

開演前のkitaraの様子。8月の定期は良く晴れた夏の一日でした。
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ブレンデル(Pf)のシューマン ピアノ協奏曲

聴いている音楽
08 /23 2017
夏のぶり返しでしょうか。今日は真夏日一歩手前でした。暑かった。

音楽はシューマンのピアノ協奏曲イ短調作品54を聴いています。アルフレッド・ブレンデルの独奏、クルト・ザンデルリンク指揮、フィルハーモニア管弦楽団によるもの。1997年録音のPHILIPS盤です。ジャケットのブレンデルの表情が随分シブいのが印象的です。

演奏はピアノ、オーケストラともにキラキラとした感じはなく、ややゆっくり目のテンポと思われますが、落ち着いた味わい深い演奏に感じます。ただ、重苦しさはなく、フィルハーモニア管の響きはやや軽めといった感じに思えました。


小澤/BPO プロコフィエフ 「古典」&第6番

聴いている音楽
08 /19 2017
小澤征爾指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるDGのプロコフィエフ交響曲全集から第1番「古典」と第6番を聴いていました。第1番は89年フィルハモニー、6番は91年ベルリン・イエスキリスト教会での録音のようです。

第1番は全体的におそらくゆっくり目のテンポでしょうか、勢いで流してしまうだけでなく、隅々まで楽器の重なり具合がわかるようなクリアの演奏かと思います。特に第2楽章の緻密さからは、今まで味わったことのない面白さを感じました。good!。

第6番も秀演ですね。以前に小澤さんのプロコフィエフはフランス音楽のように聴こえると書きましたが、6番ってこんなにいい曲だったかなという印象。第1楽章ではオーボエやホルンに哀愁を感じるとてもいい旋律が出てきます。結構難しいフレーズかと思いますが、ベルリンフィルの管楽器は安定した全く隙のない演奏で、音楽の素晴らしさにだけ無心に浸ることができました。

今日の札幌は気温26度ほどで爽やかな夏日になっています。


ポンマー/札響 J.S.バッハ 4つの序曲(管弦楽組曲)

聴いている音楽(札響)
08 /14 2017
札幌のお盆は涼しい日が続いています。

音楽は札幌交響楽団と首席指揮者マックス・ポンマーによるバッハの管弦楽組曲全4曲を聴いていました。fontecの今年1月の定期演奏会のライヴ録音盤です。

収録順は演奏会の3→2→1→4番ではなくて、3→1→2→4番となっています。

演奏のコンセプトをポンマーさんがライナーノーツに寄せているので一部引用しておきます。

歴史的な楽器や、それと結びついた、いわゆる「本来の響き」だけで正しい解釈の方法が見えたと考えることは危険である。聞いて頂ければ分かるように、私たちにしてもこうした思潮の影響は受けている。しかし札幌交響楽団はモダン楽器で演奏しており、他の楽団のメンバーにも同じようにモダン楽器での演奏を推奨したいと考えている。



聴いてみての感想は、4曲とも充実した演奏会の感動を伝える澄んだ美しさを湛えた演奏です。中でも第1番は絶品だと感じました。ポンマーさんのバッハは将来、このコンビの最良の成果として記憶されるかもしれません。そんな気がします。なお、当ディスクは「レコード芸術」8月号で特選盤になっています。


鈴木秀美指揮、神奈川フィルを聴く

コンサート(国内オケ)
08 /10 2017
■ フェスタ サマーミューザKAWASAKI 2017

 メンデルスゾーン 序曲「フィンガルの洞窟」
 メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」
 ハイドン 交響曲第104番「ロンドン」

 鈴木秀美(指揮)
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団

 2017年8月6日(日)15:00~
 ミューザ川崎シンフォニーホール

ちょっと息抜きで上京してきました。新千歳はLCCが使えるので首都圏も関西圏も安く行けて便利。今回は鈴木秀美さんの指揮、それから神奈川フィルを聴いてみるのがお目当てです。

まず14:30から15分間、鈴木さんのプレトークがありました。3曲についてそれぞれ丁寧に解説してくださいましたが、特にハイドンについては何時間でも話せてしまうと思いを語っておられ、イギリスではハイドンが来られなくなることがわかり暴動が起きたというお話も披露してくださるなど興味深いものでした。
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さて、この日の神奈川フィルの編成は全ての曲で10-10-8-6-4の弦5部と2管編成。ヴァイオリンは両翼配置のほか、面白かったのが正面最上段にコントラバスが横一列という配置。

1曲目「フィンガルの洞窟」。ホントいい曲ですねぇ。神奈川フィルさん、いい音出ていました。一曲目から好演です。

2曲目「イタリア」はこの曲が持つ生命感が溢れ出るような演奏でしたが、第2楽章冒頭などでノン・ヴィブラートの古楽奏法的な部分を際立たせたり、全曲を通して思い切りのいいアクセントでメリハリをつけたりしていたのが面白かったですね。第3楽章でホルンとフルートがとても美しかったことも印象に残りました。

休憩後は「ロンドン」。まずこれを最後にもってくるあたりからしていいです!。自分ではこの曲こそ古典派シンフォニーの傑作中の傑作だと思っているので拍手です。

第1楽章の序奏から実に堂々とした響きがホールに満ち溢れます。主部に入ってからも男性的な逞しさを伴った演奏だと感じました。素朴で優美な味わいの第2楽章。曲がホントいいです。ハイドンが行きついた境地のようなものを感じます。第3楽章を経て、いよいよ第4楽章。ホルンの低音から弦楽器が入って来るあたりでわくわく感があって好きなのですが、その後の推進力溢れる演奏はすごく良かった!。ハイドンのシンフォニーにもかかわらず(失礼)、演奏後にブラヴォーが多数かかっていたのも納得の快演でした。


五嶋龍のチャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲

聴いている音楽
08 /04 2017
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最近聴いている音楽は五嶋龍さんのヴァイオリン独奏、アンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮、フランクフルト放送交響楽団によるによるチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35です。グラモフォンの2015年ラインガウ音楽祭におけるライヴ録音です。

先月札響定期に客演してくれた神尾真由子さんのように目いっぱいヴィブラートをかけ、大輪の花咲くように歌い上げる感じではなく、都会的、知的、スマート、クールという単語が頭に浮かぶような印象の演奏です。そして、フレーズひとつひとつをとても大切に演奏されているようで、心に十分染みました。今週の通勤の音楽にしていましたが、すごく良かったです。

オロスコ=エストラーダの指揮も独奏ヴァイオリンと同様の印象です。録音の加減かもしれませんが、随所に出てくるオーボエ、フルート、クラリネットといった木管がとてもよく聴こえてきて、それがまたいい音なんですよね。生き生きと存在感があって、演奏に潤いを与えているようです。

さて、本日はこのブログの誕生日。4年が経ち5年目に入ります。たいしたことを書いているわけでもないのに、ご覧いただいている方には感謝申し上げます。


北大植物園の緑

雑記
08 /02 2017

札幌は最高気温が27~28度のいい感じの夏の日が続いています。この先も概ね天候は安定しているようです。

写真は先日札幌駅前のホテルでの会合の際に撮ったもの。北大植物園のこんもりとした緑が綺麗だったのでスマホで一枚。札幌に住んでいてもこういう構図で街を見ることはないので新鮮でした。