ロメウス弦楽四重奏団 第3回演奏会

コンサート
03 /01 2017
3月は初っ端からコンサートです。札響現役団員の物部さん、廣狩さん、客演奏者の坪田さん、元コンマスの市川さんによるカルテットを楽しんできました。

■ ロメウス弦楽四重奏団 第3回演奏会

 ボロディン 弦楽四重奏曲第2番 ニ長調
 ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 作品127

 市川映子(第1ヴァイオリン)、坪田規子(第2ヴァイオリン)
 物部憲一(ヴィオラ)、廣狩理栄(チェロ)

 2017年3月1日(水)19:00~
 北海道立文学館


前半はボロディンの2番。第4楽章だけはなぜか少々理屈っぽいけど、第1楽章や第3楽章などとてもロマンティックな佳曲です。奥さんに献呈されたのですね。曲中にしばしば現れる第1ヴァイオリンとチェロの掛け合いは会話のようだなあと聴いていて感じ入りました。

後半はベートーヴェンの12番。14年間のブランクの後に作曲した最初のカルテットで「後期」のスタートを飾る作品のようです。プログラムにも「作曲時は第9交響曲やピアノソナタ30~32番の作曲時期とほぼ重なり、大変充実した曲になっている」とありましたが、全楽章で一番長い第2楽章の美しさ、音の立体感と迫力の終楽章など生で聴いてホントそう感じました。演奏も第1回の時に物部さんが「このカルテットではベートーヴェンをやりたい」とお話されていたように、前半以上に気合の入った素晴らしい演奏でした。たった4人で繊細な弱音から圧倒する大迫力まで表現できるカルテットの面白さを感じました。終演後、一緒に聴きに行った友人は「シンフォニーのようだ」と呟いていました。

アンコールはハイドンの弦楽四重奏曲第38番「冗談」からスケルツォが演奏されました。

最後に今回のコンサートにあたって、ボロディンはシュトイデ弦楽四重奏団、ベートーヴェンは上海カルテットのディスクで予習したことを書いておきます。


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