札響第596回定期 ポンマー指揮 バッハ 管弦楽組曲全曲

コンサート(札響)
01 /28 2017
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■ 札幌交響楽団第596回定期演奏会

 J.S.バッハ 管弦楽組曲全曲
(演奏順:第3番ニ長調、第2番ロ短調、第1番ハ長調、第4番ニ長調)

 マックス・ポンマー(指揮)

 髙橋聖純(フルート) *第2番
 辰巳美納子(チェンバロ)

 田島高宏(コンサートマスター)

 2017年1月28日(土)14:00~
 札幌コンサートホールkitara


前半が第3番と第2番。休憩後の後半に第1番と第4番という構成。コンサートマスターは田島高宏さんでした。編成は弦5部とチェンバロに管打楽器が加わります。
第3番:オーボエ2、トランペット3、ティンパニ
第2番:独奏フルート
第1番:オーボエ2、ファゴット
第4番:オーボエ3、ファゴット、トランペット3、ティンパニ

配置は最前列にオーボエとファゴット。その後は向かって左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバス、チェロ。そして中央奥にトランペットとティンパニです。

全体的な感想としては古楽器の影響も受けつつ、すっきりと美しい明るい感じのバッハでとても良かったです。

個別の部分では第2番で髙橋聖純さんがブラヴォーのかかる素晴らしい演奏を聴かせてくれましたが、あまり音の届かない席だったので十分音楽に浸れなかったのが残念。第1番は透明感のある美しいサウンドが印象に残りました。

第3番と第4番は華やかでいいですね。トランペットパートに注目してしまいます。本日は福田さん、松田さん、前川さんの3人です。高音域が続き負担のかかる曲と思われますが、要所要所を綺麗に決めていて演奏に締まりが出ていたと思います。

祝祭的なニ長調の第3番で始まり、同じ雰囲気・調性の第4番で締めていましたが、演奏効果やトランペット奏者の負担も軽減されるいい構成だと感じました。地味なプログラムにもかかわらず、お客さんはまあまあ入っていた感じでした。「ポンマーが満を持して取り上げるバッハ」と題された今回の定期への期待が大きかったのでしょうか。

今回はプログラムの曲目解説も興味深かったです。「組曲」は鍵盤楽器の独奏曲のように楽章配列に定型があるもののみに用い、バッハはアルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグを根幹とする場合のみ「組曲」としているようです。管弦楽を用いた自由な楽曲群は第1曲に代表させて「序曲」と呼ぶのが現在の定説のようで、この曲も「4つの序曲(管弦楽組曲)」と題されるようです。

演奏会のプログラムはその時代時代の最新の内容で書かれるので一読の価値はあるのですね。



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ポンマーさんの練習見学会

コンサート(札響)
01 /27 2017
昨日、週末の札響第586回定期(J.S.バッハの管弦楽組曲)の練習見学会に行くことができました。

見学会は45分やって15分休憩。また45分というスケジュールで、この日は前半に第4番、後半に第3番の練習がありました。場所は本番と同じkitara大ホールです。

ポンマーさんは通して演奏させ、その後に気になる部分に戻って表現、テンポ、音程、和音の細かい部分を確認をしていく進め方です。具体的には以下のようなことです。

「重くならないで軽やかにやってほしい」
「長い音は減衰させ、他のパートの動きを聴く」
「テンポが走らないように」
「インテンポだけど、リタルダンドしない程度に終わる感じを出す」
「音程上ずらないように」

第3番では冒頭の3本のトランペットの和音について、「簡単ではないことはわかっているが、演奏会の最初の一音なので、本番前に3人と私で合わせの練習をしよう」という提案も。また、楽団員側からも音の処理や音量についての細かな質問があり、的確に答えていました。

あたりまえですが、本番の演奏が素人ではわからない部分の緻密で地味なリハーサルの積み重ねで出来ていることを実感しました。

最後にポンマーさんからお話がありました。管弦楽組曲はフランスの様式を取り入れた曲で、バッハはリューネブルクに住んでいた頃、隣町の領主お抱えのフランス人の達の楽団の音楽が聴きたくて18キロを通ったこと。高音域のトランペット、バロックティンパニなどを使った多彩で見事な4つの曲を一度に楽しめるコンサートなので、是非足を運んでほしいとのことでした。

本番がますます楽しみになりました。悪天候にならないことを祈りたいです。



小澤/BPO プロコフィエフ 交響曲第7番

聴いている音楽
01 /24 2017
今日の北海道は強烈に冷えてます。最低気温は札幌で-12.8℃、富良野は-29.4℃まで下がりました。今が一番の辛抱時です。

音楽の方は小澤征爾さんがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団といれたプロコフィエフの交響曲全集から、第7番嬰ハ短調op.131を聴いていました。グラモフォンの1991年の録音です。

中学の頃に知ったこの曲は全く不思議な感じの曲ですね。平明で簡潔だけどプロコフィエフらしさ溢れる名作だと思うのですが、これがコンサートでは滅多に取り上げられない気がします。そんな中、N響の来シーズンの定期のラインナップを見ていたらトゥガン・ソヒエフがやるのを発見しました。Eテレでやってくれたら絶対観たいところです。

さて、小澤さんの演奏。第2楽章で終わりに向けてベルリンフィルらしい迫力を聴かせてくれているところはさすが!と思いましたが、全体的な印象としてはふわっと軽くエレガントで、何かフランス音楽でも聴いているかのような美しさを感じました。

第4楽章のコミカルな主題の演奏の仕方も丁寧で気に入りましたし、最後に第1楽章の憧憬に満ちた主題をヴァイオリンとトランペットが奏でる部分から終結までもオーケストラが上手くて美しい音楽に浸ることができました。





コチシュ(Pf) ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番

聴いている音楽
01 /21 2017
昨年64歳で亡くなったハンガリーのピアニスト、ゾルタン・コチシュの演奏によるラフマニノフのピアノ協奏曲第3番のディスク(PHILIPS・1983年録音)を聴いていました。バックはエド・デ・ワールト指揮のサンフランシスコ交響楽団です。

全編を貫く快速テンポにまず驚かされます。そして超難曲と言われるこの曲がそうと聴こえないほどのテクニックの冴え!。

濃厚なロシアのロマンティシズムはあまり感じませんが、両端楽章でのストレートな曲の進行の中にふと現れるゆっくり静かな部分での効果は抜群で、音楽の美しさが胸に迫ります。第2楽章も早めのテンポから全体の構成がスッキリとよくわかり、今まで気が付かなかったこの曲の良さに触れた気がします。

ソリスト・指揮者・オーケストラが曲の解釈を共有して、個性的な演奏を完成度の高いものにしているという感想を持ちました。



寒い朝にスープ

雑記
01 /20 2017
元日に乗ったエア・ドゥの機内販売で買ったスープセットです。

機内で提供され、とても美味しかったので購入してみましたが、厳しい寒さが続く今冬、朝食時に飲むと体が温まってとても役に立っています。「たまねぎ」12本、「ごぼう」10本、「じゃがバター」10本で税込み1,000円です。パッケージの絵もかわいいですし、色の使い方もなんだが明るい気持ちにさせてくれます。


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ちなみに「ごぼう」は家族に人気がなく、私がせっせと飲んでいるので減っております(笑)。



カラヤン/BPO ハイドン「太鼓連打」&「ロンドン」

聴いている音楽
01 /15 2017
休日に聴いた音楽はヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるハイドンの交響曲第103番「太鼓連打」と第104番「ロンドン」(DG・1982年録音)です。

カラヤンは2曲ともウィーン・フィルとも録音していますし、「ロンドン」はベルリン・フィルと70年代にも録音しているようですね。

さて、聴いてみての感想は・・・。

「太鼓連打」は冒頭のティンパニからかなりソフトで、遠くでゴロゴロやっている感じです。全体としてぽってりとして、テンポも遅めで第4楽章以外はやや重苦しい印象を受けました。第4楽章といえば冒頭のホルンの動機をゆっくり演奏させているように聴こえました。

「ロンドン」は冒頭から気宇壮大に響かせています。全体的にトゥッティでは分厚く鳴らして、巨大な音の塊で迫ってきますが、少々やりすぎの感じも受けました。

こうやって聴いてみると前記のウィーン・フィル盤はオーケストラの音も良かったですし、50代のカラヤンの生気みなぎる充実した演奏だったように思います。ウィーン・フィル盤はいずれ書いておきたいと思っています。

寒波到来で京都や広島で大雪になっているほか、盛岡でマイナス13度まで冷えたらしいですね。雪や寒さに慣れていない地域では特に事故等がないようお祈りいたします。


クレンペラー/PO. ベートーヴェン 交響曲第7番

聴いている音楽
01 /14 2017
冷え込んでいる札幌、今朝は-11℃を下回りました。最高気温も-5.0℃とまさに冷凍庫状態。

毎週土曜は子供の習い事やらなにやらで1時間ほど運転するのですが、最近はドカ雪もなく、幹線道路や生活道路の排雪が進んで随分と走りやすい状態になって助かっています。

そんな車の中で聴いていた音楽は、オットー・クレンペラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲第7番(EMI・1960年録音)です。

特に終楽章の遅いテンポでの演奏は、何度聴いてもユニークだなぁと思わずにはいられません。今の指揮者はやりませんよね。私はこの演奏が結構好きで、EMIとのステレオ録音の全集の中では5番と7番が双璧だと思っています。あとは4番かな。

いずれにしても、躍動感とは全く縁遠い演奏なのですが、深くリズムを刻みながら進んでいく音楽に虚心坦懐耳を傾けていると、なんだか背筋がシャキッとなって、変に高揚感を覚えるから不思議です。

それと、今回気づいたのは第3楽章のトリオ部分。遅いテンポで何とも沈鬱なテイストになっていて、これまた面白いと感じました。



ジュリーニ/LPO ドヴォルザーク 交響曲第7番

聴いている音楽
01 /11 2017
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近所のブックオフで400円で購入した輸入・廉価盤。ドヴォルザークの交響曲第7~9番、序曲「謝肉祭」、スケルツォ・ロンド・カプリチオーソが入った2枚組CDから、第7番のシンフォニーを聴いています。オケはこの曲だけロンドンフィル。

ゆったり、じっくり彫の深い音楽を作っていく一方、第2楽章では悠久の大河を思わせるようなテンポで歌いぬいていくところなどは大変美しく、なんともジュリーニらしい演奏だなぁという感想を持ちました。

硬質で締まった音楽とは違う情緒豊かでスケールの大きな演奏で、聴き終わった後の満足感は大きいものがありました。

録音は76年・EMIアビーロードスタジオでのものですが、少々残響過多な感じがしました。



カラヤン&ボスコフスキー シュトラウス・コンサート

聴いている音楽
01 /09 2017
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まだまだ新年気分に浸っていたいとの思いからシュトラウスのワルツを聴いていました。カラヤンとボスコフスキーが振ったものを混ぜ合わせた企画盤でしょうか。録音年代も59~73年までと様々です。

■シュトラウス・コンサート

ヨハン・シュトラウス2世
1.喜歌劇「こうもり」序曲
2.アンネン・ポルカ

ヨーゼフ・シュトラウス
3.ワルツ「うわごと」

ヨハン・シュトラウス2世
4.喜歌劇「ジプシー男爵」序曲
5.ポルカ「狩り」
6.ワルツ「ウィーンの森の物語」
7.ワルツ「美しく青きドナウ」
8.ワルツ「春の声」
9.皇帝円舞曲

1~6 ヘルベルト・フォン・カラヤン
7~9 ウィリー・ボスコフスキー

ウィーン・フィルハモニー管弦楽団

(DECCA・1959年録音(1~6,8)/1973年録音(7)/1961年録音(9))

速いテンポでキリッと進む「こうもり」、息苦しすぎない「ジプシー男爵」や「皇帝円舞曲」、ツィター、弦、ホルンから得も言われぬ香り立つ「ウィーンの森の物語」などまさに絶品で、さすがウィーンフィル!、と思わずにはいられない演奏だと思います。合唱入りの「美しく青きドナウ」も一味違っていて面白いです。

カラヤンのお気に入りで、87年のニューイヤー・コンサートでも取り上げたヨーゼフ・シュトラウスのワルツ「うわごと」もホントいい曲ですね。私も大好きです。不気味な感じの出だしから、その後次々現れる美しい旋律のワルツの対比が魅力です。

曲を聴きながらネットを見ていたらヨハン・シュトラウス2世の「十大ワルツ」とか「三大ワルツ」という言い方があるのですね。恥ずかしながら初めて知りました(^_^;)

wikipediaでは「十大ワルツ」は、「朝の新聞」、「美しく青きドナウ」、「芸術家の生活」、「ウィーンの森の物語」、「酒、女、歌」、「千夜一夜物語」、「ウィーン気質」、「南国のバラ」、「春の声」、「皇帝円舞曲」となっています。「三大」の方は「美しく青きドナウ」、「ウィーンの森の物語」、「皇帝円舞曲」。口ずさんでみろと言われても、ぱっと思い出せない曲もありますが・・・(笑)。



遠藤真理(VC) サリー・ガーデン

聴いている音楽
01 /07 2017

札幌今日は朝から良い天気です。午前中、相当に大きくなってきた自宅前の雪山の雪を裏庭の方に捨てる作業を一時間ばかりやりました。冬場はこれがあるので運動不足にはなりません。

作業後は新年ということもあってライトな感じの音楽でくつろいでいました。昨年末演奏会を聴いてすごく良かったチェロの遠藤真理さんのアルバムです。

■サリー・ガーデン -チェロ・ファイヴァリッツ

1.サリー・ガーデン(アイルランド民謡) [無伴奏チェロ版]
2.無伴奏チェロ組曲第1番(J.S.バッハ)
3.森の静けさ(ドヴォルザーク)
4.夢のあとに(フォーレ)
5.白鳥(サン=サーンス)
6.ノクターン第2番(ショパン)
7.アダージョとアレグロ(シューマン)
8.ヴォカリーズ(ラフマニノフ)
9.アメイジング・グレイス [無伴奏チェロ版]

遠藤真理(チェロ)
ダイアナ・ケトラー(ピアノ)

(エイベックス・2007年録音)

演奏会でも感じましたが小柄ながらダイナミックでスケールの大きな演奏は聴いていて気持ちがいいです。そしてこの方とても音が美しいですね。まさに夢見るような美しさに包まれる9曲です。特にドヴォルザークの「森の静けさ」が好きで、これを聴いていると豊かな気持ちになります。録音会場は軽井沢の大賀ホールとのことですが、申し分のない良い録音に仕上がっているようです。

う~ん、遠藤さんいい!。すっかりファンになってしまいました。
このアルバム収録時から10年ほどたち、遠藤さんは現在二児のお母さんです。当然雰囲気もちょっと変わられていますが、私は今の方が好きですね。



クイケン/ラ・プティット・バンドのJ.S.バッハ

聴いている音楽
01 /03 2017
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天気予報は曇りと言っていたけれど、朝から雪が降ったりやんだり、時折晴れたりとはっきりしない札幌。雪を見ながら昨日街に行ったついでに購入したバッハを早速聴いてみました。

シギスヴァルト・クイケンの指揮とヴァイオリン、ラ・プティットバンドの演奏によるJ.S.バッハの管弦楽&協奏曲集で、ブランデンブルグ協奏曲全曲、管弦楽組曲全曲、ヴァイオリン協奏曲第1,2番、2つのヴァイオリンのための協奏曲、音楽の捧げものが入ったソニーの5枚組です。原盤は80年代から90年代半ばにかけてのドイツ・ハルモニア・ムンディへの録音のようです。

午前中は大好きなヴァイオリン協奏曲第1番・2番とブランデンブルグ協奏曲の第1~3番、午後からは同第4~6番を聴きました。

ヴァイオリン協奏曲第2番の決然とした出だし、そして古楽器演奏ではゆったり目かなとも思えるテンポがとても心地よかったですね。目の前の景色がしっかり見えるような演奏だと感じました。

ブランデンブルグ協奏曲はどの曲の演奏も良かったと思いますが、特に第4番が気に入りましたね。第2楽章のフラウト・トラヴェルソの響きは心にしみいりますね。あとは第2番はトランペットではなくコルノ・ダ・カッチャを使って演奏しているようです。かつて所有してた(もう売っちゃいましたが・・・)サイトウ・キネン・チェンバー・プレイヤーズによる演奏も同じくホルンによる演奏だったように思います。他の楽器とよくなじむのはいいのですが、音も下げていますし、あの特徴的な輝かしさがないのは寂しい気もします。

まあ、こんな感じでどっぷりバッハに浸かっています。

一緒に写っているカップは昨年末のミュンヘン・クリスマス市で購入したもの。ポーランドのマニュファクトゥラ社というところの陶器です。


クライバー/VPO シューベルト 交響曲第3番

聴いている音楽
01 /02 2017
先日友人と飲んだ時に話題となったので、2017年の初聴きはシューベルトの第3番にしてみました。

カルロス・クライバー指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏(DG・1978年録音)。

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シューベルトが18歳の時に書いたというこのシンフォニーは若々しいクライバーの演奏がぴったりで、特に第4楽章の鮮烈なリズム感を伴った推進力たっぷりの演奏は、ウィーン・フィルの百点満点のアンサンブルと相俟って聴くたびに、いい演奏だなぁ~と惚れ惚れしてしまいます。

ムジークフェラインの録音がまたいいですね。豊かな残響が演奏を引き立てます。


謹賀新年

雑記
01 /01 2017
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

相模国から見た元日の富士山。北海道人にはありがたく感じます。関東に3日ほど滞在していましたが、見事なまでに晴天続きでした。


こちらは大晦日の夕景。とても美しかったです。昨年の写真を使うのはどうかとも思ったのですが、富士山は縁起物なのでまあいいかなと。
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穏やかな一年になりますように。