秋山/東響 「第九と四季2016」を聴く

コンサート(国内オケ)
12 /30 2016
年末年始を親戚宅で過ごすのに首都圏に来ています。そして来たついでに今年最後のコンサートに行ってきました。

◼第九と四季2016

ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」~春・冬
ベートーヴェン:交響曲 第9番 「合唱付」

青木尚佳(ヴァイオリン) ※四季

大村博美(ソプラノ)
清水華澄(メゾソプラノ)
ロバート・ディーン・スミス(テノール)
妻屋秀和(バス)

秋山和慶(指揮)
東京交響楽団

2016年12月29日(木)14時
サントリーホール

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ざっくり感想を。
秋山さんのチェンバロ弾き振りのよる「四季」は弦のアンサンブルがとても綺麗でした。ソロの青木尚佳さんは初めて聴きましたが、ロン=ティボーで2位の実力者とのこと。美しくて上手かったですよ。ご活躍をお祈りします。

「第9」はなんと言っても東響コーラスが迫力があって良かった!。ステージ真横あたりの席にしたことも正解だったのかもしれません。ソリストははバリトンが声量豊かで素晴らしかったのが印象に残りました。

秋山さんを生で聴くのは久しぶりでしたが、美しい指揮ぶりは健在。東響もさすがと思わせる好演でした。

アンコールは「蛍の光」が演奏をされました。コーラスの方がかざすペンライトの幻想的な光の中、ほぼ満席の聴衆も一緒に歌って2016年とお別れという感じでした。

今回は東京在住の友人と行きました。コンサートのあとは忘年会。2年ぶりの再会で話に花が咲きました。



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ヴァンスカ/ミネソタ管 シベリウス 第2&第5

聴いている音楽
12 /27 2016

大雪余波が続いています。自分には影響はほとんどないのですが、道幅が狭く大渋滞。バスや車通勤の人が難儀しています。普段10分のところ1時間かかったとの話も。市長からは「災害に近い」、「不要不急の車の使用控えて」とのコメントも聞かれます。

本日は創成川イーストにあるクラフトビールのお店で忘年会。これがまた旨かった!。けど、帰りのタクシーが時間かかった・・・。

さて、最近聴いている音楽は、オスモ・ヴァンスカ指揮、ミネソタ管弦楽団によるシベリウスの交響曲第2番と第5番(BIS・2011年録音)です。

90年代のフィンランドのラハティ交響楽団との全集に続く新盤の全集ということになると思います。旧盤を聴いたことがないので比較はできないのですが、総じて良い印象を持ちました。

第2番は第2楽章と第 4 3楽章を中心に細かい音符や強弱の処理に細心の注意が払われているような感じです。第5番は管弦楽の雑味のないサウンドで、これにより第1楽章や第4楽章の盛り上がり部分の感銘が俄然増しました。

全体的にクールでスマート、それでいて北欧音楽の抒情も感じさせる良い演奏に思いました。


大雪

雑記
12 /23 2016
22日の朝9時頃から降り始めた雪が止みません。36cmだった積雪は23日17時で95cmにまで達しています。

事前の予報では60cm降るとのことで覚悟はしてましたが、最新情報ではまだ25cm降るらしいです。

ここまで降り続くのは記憶にないですね。雪かきはしんどいですが、まぁ仕方ありません。新千歳空港は大混乱で3千人が泊まったとのことですが、市内は渋滞が酷いですが普通に暮らせています。

というわけで自分も今日は忘年会で、地下鉄の中でこの記事を書いているというわけです(笑)。


《追記》2016.12.23 23:50
飲み会からの帰り道の様子。雪はやっと止んだようです。左側は車道ですが、全く見えません・・・
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《追記》2016.12.24 08:00
24日朝の様子。拙宅からお隣さんの物置。ケーキみたい。
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ポンマー/札響 ブルックナー「ロマンティック」

聴いている音楽(札響)
12 /22 2016
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ちょうど一年前、2015年12月の札響定期のライヴ録音を聴いていました。指揮は首席指揮者のマックス・ポンマーさんです。

ライヴでも聴きましたが、kitaraの録音は第2楽章などでの最弱音をしっかり捉えていて、楽曲の細部まで動きがわかり面白いです。ここは何度も繰り返し聴きました。

逆に両端楽章は、感想文にも書いたとおり金管を頭だけ出してすっと引く感じに吹かせて、全管弦楽の音をブレンドさせることを指向した演奏のようで、柔らかい録音とも相まって、やや輪郭線がぼやけた印象を受けました。

個別の部分で面白かった部分で一つだけあげると、第4楽章のコーダ部分でしょうか。ホルンと木管による動機から終結まで、早めのテンポでぱっぱと進行します。これ見よがしなところはないのですが、聴いていて「あっ、これいいな」と思いました。

札幌はまたまた大雪です。朝36cmだった積雪は20時で61cmに。明日は雪かき大変かな。


カラヤン&メネセス(VC) R.シュトラウス「ドン・キホーテ」ほか

聴いている音楽
12 /21 2016
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またまたシュトラウスです。

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏。

「ドン・キホーテ」は1965年のフルニエ、1975年のロストロポーヴィチに続く1986年の録音で、チェロは82年のチャイコフスキーコンクールの覇者のアントニオ・メネセスです。この曲は正直あまり好きではないですね。滅多に聴きません。メネセス盤は他と比べてどうなんでしょう、色々なレビューを見ているとチェロ、ヴィオラがオーケストラに埋没気味だとか、一体化したカラヤン・サウンドだとか書いてあるようです。確かにそんな気もします。

私はもっぱらカラヤンの作り出す豊潤で陶酔的な響きを楽しんでいました。第3変奏「ドン・キホーテとサンチョ・パンザの対話」や終曲「ドン・キホーテの死」なんか、とてもいいと思うんです。カラヤンはこういう音楽では本当に上手くて、他の追随を許さないなぁと聴きながら思っていました。

全曲の終結は、若干タテ線が乱れているように聴こえましたが、これはカラヤン独特のあのタメのある指揮のせいかなと思って、そこもまたユニークで面白いと思いました。

カップリングの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」は4回目の録音だそうです。これもまたいいですね。筋肉質すぎず、たっぷりゴージャスに響かせているところが気に入っています。

メータ/NYP R.シュトラウス 「ツァラトゥストラはかく語りき」

聴いている音楽
12 /17 2016
ズービン・メータ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏でR.シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」を聴いてみました。CBS/SONY・1980年の録音。

金管楽器の鳴りっぷりが気持ちいいです。そして、各楽器が複雑に絡み合う場面でも統率が効いてよく引き締まった演奏だと感じました。録音会場である本拠のエイヴリー・フィッシャーホールのせいかもしれませんが、各楽器が生々しく聴こえてきます。

wikipediaによるとこのホールは2015年の改修で多額の寄付をした篤志家の名をとり、ディヴィッド・ゲフィン・ホールと改名されたとありました。こういうのは日本では聞きませんね。

札幌は3日連続の真冬日。昨日は最低気温が-9.2度まで冷えました。札幌では真冬でもあまりない気温です。そしてドカ雪から1週間で積雪はまだ50cmもあります。道路の排雪は一部にとどまっていて、市内いたる所で渋滞がおこっています。今日用事があって運転したのですが少々疲れました・・・。


サヴァリッシュ/RCO ベートーヴェン「第9」

聴いている音楽
12 /15 2016
年末ということで第九を聴いています。

ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏です。独唱はマーガレット・プライス(ソプラノ)、マルヤナ・リポヴシェク(メゾ・ソプラノ)、ペーター・ザイフェルト(テノール)、ヤン=ヘンドリク・ローテリング(バス)の4人、コーラスはデュッセルドルフ楽友協会合唱団です。もともとはEMIで作られた全集の中の一枚で、1992年12月のライヴ録音のようです。

第4楽章冒頭部分が少し古いなあと思ったのと、ソプラノが好みに合わなかったこと以外は、指揮、管弦楽、独唱、コーラスのバランスが整ったオーソドックスな仕上がり。奇をてらうことのない正攻法の演奏は安心感があります。そして、一年に一度第九をしっかり聴くのはいいことだなとも感じました。




遠藤真理 チェロリサイタル

コンサート(その他)
12 /11 2016
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■ 遠藤真理 チェロリサイタル
 
 ベートーヴェン モーツァルト『魔笛』の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲
 ウェーベルン 2つの小品
 ウェーベルン 3つの小品
 ベートーヴェン チェロソナタ第5番
 ラフマニノフ チェロソナタ

 遠藤真理(チェロ)、菊池洋子(ピアノ)

 2016年12月11日(日)14:00~
 ふきのとうホール


昨日の記録的な大雪の雪かきを終え、午後は遠藤さんのチェロを聴きに行ってきました。札響定期がない12月の楽しみだったので、大雪の影響で公演中止にならならくて良かったです。チケットも完売だった模様。

NHK-FM「きらクラ!」のパーソナリティでもあるチェロの遠藤真理さんは、2003年の日本音楽コンクール第1位のほか、コンクール上位入賞の経歴をお持ちで、リサイタルや国内主要オケとも共演なさるなど着実にキャリアを重ねてらっしゃるようです。

ピアノの菊池洋子さんも2002年のモーツァルト国際コンクールで優勝して以降、リサイタル、オーケストラとの共演、室内楽、音楽祭への出演など精力的にご活躍とのことです。

さて、遠藤さんは緑を基調としたドレス、菊池さんは白いドレスでご登場。室内楽専用の221席のふきのとうホール、今回は前から2列目に陣取ったこともあって、演奏が始まると遠藤さんの息遣いや、菊池さんとお互い見合って呼吸を合わせるところなど、臨場感たっぷり味わえました。

プログラムの中ではやはりメインのラフマニノフが良かったですね!。いい曲ですし、ここ1か月ぐらいハインリヒ・シフの演奏で予習していましたが、やはりライヴは別格です。小柄な遠藤さんから繰り出されるスケールの大きくて情熱的な演奏は圧巻でした。お見事!。ブラヴォーが盛大にかかり、聴衆の拍手に包まれる中、お二人もお互いに拍手を贈り合い、なんとも充実した演奏会という雰囲気でした。

アンコールの前に遠藤さんからお話がありました。なんでも土曜は一日中羽田空港にいたような状態で、札幌入りしたのは深夜0時を超えていたとのこと。そして、あとは今日このあと帰れるかどうか・・・とユーモアのあるコメント。

アンコールは、ラフマニノフのヴォカリーズと、サン=サーンスの白鳥の2曲が披露されました。どちらもしっとりとした良い演奏でした。悪天候の中、札幌に来てくれてありがとうという気持ちになりました。


飯森/山響 ブルックナー 交響曲第6番

聴いている音楽(国内オケ)
12 /06 2016
飯森範親さん指揮、山形交響楽団によるブルックナーの交響曲第6番イ長調のCD(YSOlive・2011年録音)を聴いています。このコンビの活躍は以前から知っていましたが、録音を聴くのは初めて。

山形交響楽団は2管編成のオケで、この録音も弦5部は10型での演奏のようですが、目から鱗とはこのことですね。重厚長大なイメージから解放されたピュアでクリアなサウンドに心奪われました!。

確かに弦が薄く、第2楽章はもう少し豊潤な音も恋しくなりますが、全曲を通してそれを補って余りある瑞々しい木管と素晴らしいハーモニーを奏でるブラスセクションがとても良かったですね。例えば第1楽章の後半14:04あたりから終結までなどはこのコンビの美点がすべて凝縮されていると思いますし、ブルックナーの音楽の神秘に触れることができました。

飯森さんの大らかでしなやかな指揮ぶりは、この6番という曲にもぴったりで、特に管のセクションは気持ちよく吹いている感じがよく伝わってきます。セッション録音でしっかり仕上げたCDという印象で好感がもてます。師走にとてもいいディスクに巡り合いました。

国内のオーケストラによるCDの感想記事がまとまってきたので、カテゴリに「聴いている音楽(国内オケ)」を新設してみました^^/

来シーズンの札響名曲シリーズ

コンサート情報・予定
12 /04 2016
札響の来シーズンの名曲シリーズのプログラムが発表されていました。

興味をそそられるのは・・・まずは6月のハチャトゥリアン。吹奏楽では広く演奏されていますが、オーケストラでは滅多に聴けません。すかっとする音楽で純粋に楽しめそうです。それと10月のバーメルトさんの「ロメオとジュリエット」あたりでしょうか。これもカッコイイ演奏に期待です。初秋9月の尾高さんの北欧ものと、定期演奏会がお休みの3月のビゼーとラヴェルは、まぁ気分次第ってとこでしょうか^^

大地のショパン
2017年6月24日(土)14:00
円光寺雅彦(指揮)、遠藤郁子(ピアノ)

ドヴォルジャーク 序曲「謝肉祭」
ショパン ピアノ協奏曲第1番
ムソルグスキー(R.コルサコフ編) 交響詩「はげ山の一夜」
ハチャトゥリアン 「ガイーヌ」から剣の舞、子守唄、薔薇の乙女たちの踊り、レスギンカ
ボロディン 「イーゴリ公」より だったん人の踊り

新伝説のフィンランディア
2017年9月9日(土)14:00
尾高忠明(指揮)、田部京子(ピアノ)

グリーグ ホルベルク組曲
グリーグ ピアノ協奏曲
シベリウス 「カレリア」組曲
シベリウス 交響詩「トゥオネラの白鳥」
シベリウス 交響詩「フィンランディア」

遠くイタリアを夢見て
2017年10月14日(土)14:00
マティアス・バーメルト(指揮)

チャイコフスキー 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」
プロコフィエフ 組曲「ロメオとジュリエット」抜粋(バーメルト編)

田園から運命へ
2018年2月3日(土)14:00
マックス・ポンマー(指揮)

ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」
ベートーヴェン 交響曲第5番

輝きと躍動のボレロ
2018年3月10日(土)14:00
渡邊一正(指揮)、中川英二郎(tb)

バーンスタン 「キャンディード」序曲
シルクレット トロンボーン協奏曲
ビゼー 「アルルの女」組曲からメヌエット、ファランドールほか
ラヴェル ボレロ

会場はもちろんすべて札幌コンサートホールkitaraですが、中心部の「大通」から地下鉄で2駅、そこから徒歩7分かかり、風雨・風雪が激しい時は気持ちが萎えます。クラシック音楽のすそ野を広げて、気軽に会場に足を運んでもらう方法として、2018年に文化芸術劇場がオープンしたら、そこでの開催はどうなんでしょうかね。「大通」駅から徒歩2分だそうなので。


ギレリスの熱情ソナタ

聴いている音楽
12 /03 2016
今週はピアノを聴いていました。エミール・ギレリスのベートーヴェンの熱情ソナタ(DG・1973年録音)です。これはホント素晴らしい演奏ですね。

特に第一楽章が良かった。男性的な迫力を前面に出した演奏は他にもあると思いますが、細かい音符まで明快で力感漲るタッチ。それとの対比で美しい弱音。楽章全体で大きく弧を描くような盛り上がりをつくる構成がすごく良かったです。グラモフォンへの全集が未完成に終わったことはピアノのファンにとっては残念だったのでしょうね。

ギレリスは正直今まであまり聴いてこなかったのですが、最近、ピアニストのアファナシエフの書いた「ピアニストは語る」を読み、ソ連時代に師事したというギレリスに興味を持ったということもあります。

今は悲愴ソナタをかけながらこの記事を書いています。普段、ピアノはあまり聴きませんが、たまに聴くと心と体にしみ入ります。昨日は久しぶりに仕事で午前様となり少々くたびれたこともあって一層そう感じるのかもしれませんが。

本日の札幌は気温高め、快晴。積雪なしの小春日和。関東の冬のようでまことに気持ちが良かったです。そして本日から日の入りが16時ちょうどとなり、一年で一番早くなるようです。冬ですね。