札響第594回定期 エリシュカ指揮 チャイコフスキー第5ほか

音楽鑑賞
10 /16 2016
■札幌交響楽団第594回定期演奏会(昼公演)

スメタナ:交響詩「ワレンシュタインの陣営」op.14
ドヴォルジャーク:スケルツォ・カプリチオーソop.66
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調op.64

指揮:ラドミル・エリシュカ(名誉指揮者)

2016年10月15日(土)14:00~ 
札幌コンサートホールkitara

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暖かかった土曜の午後に札響の10月定期を聴きに行ってきました。今回はエリシュカさんが指揮することもあってかお客さんもいつもより多い感じでした。

1曲目、「ワレンシュタインの陣営」は初めて、というか名前さえも聞いたことがなかった曲。札響も今回が初演だそうです。劇音楽の序曲として作曲され、後に交響詩に編曲されたものらしいです。16型の弦、2管編成ですがトランペットは4で、ピッコロ1、チューバ1、打楽器にはトライアングルも加わる編成で迫力がありました。演奏後は大活躍のトロンボーンとトランペットが喝采を受けていました。

2曲目、「スケルツォ・カプリチオーソ」。聴きながら思ったのは、ドヴォルジャークのオーケストレーションの巧みさ。前曲と比べると断然響きが洗練された印象を受けます。冒頭のホルンをはじめ札響の各セクションも好調だったと思います。

休憩を挟んでの後半はチャイコフスキーの「第5番」。エリシュカさんの演奏はがっしりとした骨格をもった立派なチャイコフスキーです。ほの暗くためらいがちな冒頭、第2楽章でトゥッティで現れる第1楽章冒頭主題の大きくテンポを落としたスケールの大きな演奏、第4楽章主部の力強い進行などが印象に残りました。終結の4つの和音を独立気味に演奏していたことも面白かったですね。個人的には3月の第4番の方が良かったと感じましたが、終演後のホールは後期3大交響曲シリーズの最終回を飾るにふさわしい興奮に包まれていました。

この日のロビーコンサートではコンサートマスターの大平まゆみさんほかによるカルテットでスメタナの弦楽四重奏曲第1番「わが生涯より」から第1楽章が演奏されましたが、これがなかなか粘り気のあるというか、濃厚な表現ですごく良かった!。ロビーコンサートでは記憶にないブラヴォーもかかっていました。


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