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札響名曲コンサート 尾高指揮 威風堂々ほか

音楽鑑賞
04 /23 2016
■森の響(うた)フレンドコンサート
<札響名曲シリーズ2016-2017>

エルガー:序曲「コケイン」(ロンドンの下町)
ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり *
ヴォーン・ウィリアムズ:コンチェルト・アカデミコ *
ウォルトン:戴冠行進曲「宝玉と王の杖」
G.ウィリアムズ:海のスケッチ
エルガー:威風堂々第4番、第1番

指揮:尾高忠明(札響名誉音楽監督)
ヴァイオリン:戸田弥生 *

2016年4月23日(土)14:00~
札幌コンサートホールkitara

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今期第1回目の名曲シリーズは「ロンドン・英国女王のもとに」。英国の4人の作曲家による20世紀の作品7曲が披露されました。

まずは「コケイン」。今回チケットを買ったのはこの曲が聴けるから。喧噪、静寂、悲喜が交差しつつ、エルガー一流のノーブルな雰囲気を持った旋律に胸が熱くなります。ホントいい曲です。編成も大きいですね。トランペットは4本ですし、テューバ、コントラファゴット、パイプオルガンも加わります。エルガーメダルを授与された尾高さんの英国ものは自信たっぷり。テンポ、間合い、各楽器の引き立て方などすごく良かったです。そしてなにより盛り上がるところで現れるトロンボーンがかっこよかった!。ブラヴォーです!。

その他の曲についても少しずつ。「揚げひばり」は生で聴く機会はなかなかありません。ものすごく繊細な佳曲ですね。戸田さんの美しいピアニッシモに会場全体が魅せられました。

初めて聴くウォルトンの「宝玉と王の杖」は1953年にエリザベス2世の戴冠の際に書かれたとのことです。いい曲でしたよ。冒頭、トランペットの祝祭的なファンファーレで開始され、すぐさまホルンに美しい旋律が現れます。途中トランペットがストレートミュートをつける部分があって、「あぁウォルトンっぽい響きだな」と感じました。

「コンチェルト・アカデミコ」、「海のスケッチ」も初めて聴きますが、う~ん、特に印象には残りませんでしたね。少々眠くもなり・・・(笑)、後者の作者グレイス・ウィリアムズは女性作曲家だそうです。

ラストは「威風堂々」第4番と第1番。尾高さん、感情たっぷりノリノリな感じでした。演奏も良かったです!。両曲とも学生時代に吹奏楽でやった思い出の曲。特に高校時代にやった第4番は強く思い出に残っています。聴きながら懐かしい気持ちでいっぱいになりました。

アンコールは”ニムロッド”が演奏されました。尾高さんは5月のN響A定期でもやりますねエニグマ・ヴァリエーション。

20分もかからない小品ばかりの演奏会でしたが、いいですね疲れませんし(笑)。なかなかいい気分になりました。

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札響第588回定期 ラフマニノフ交響曲第2番ほか

音楽鑑賞
04 /09 2016
■札幌交響楽団第588回定期演奏会

プロコフィエフ:交響曲第1番「古典」
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 *
ラフマニノフ:交響曲第2番

指揮:ドミトリー・キタエンコ
チェロ:イェンス=ペーター・マインツ *

2016年4月9日(土)14:00~
札幌コンサートホールkitara

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今日は午前中ちょこっと仕事に出て、14時からはkitaraで札響の今シーズン開幕定期を聴きに行ってきました。

ステージに団員が揃い、今月から首席奏者となった関美矢子さんのAの音でチューニングが始まります。音は小さ目ですね。音色はどちらかというと暗く深いものをお持ちの印象でした。もちろんネガティヴな意味ではありません。そしてとてもお美しい方でした。

「古典交響曲」はよく演奏が難しいと言われますが、木管(特にフルート、オーボエ)は吹きっぱなしですし、弦楽器は難しそうなパッセージがいっぱいあって確かに大変そうですね。マイシートはステージ上がよく見えるので、視覚的にも楽しめました。

「ロココ」のソリストのイェンス=ペーター・マインツさんはルツェルン祝祭管のソロ・チェリストもやられている実力派だそうですが、音が、音が・・・、それはもう、すごく綺麗でした!絹のようです。「ロココ」とアンコールのバッハの無伴奏チェロ組曲第1番のサラバンドを楽しませていただきました。

そしてキタエンコさんのラフマニノフ。これはホント良かった。冒頭の低弦に続く管楽器の吹奏は深く憂いを湛えた響きで、ここを聴いて素晴らしさを予感しました。

第3楽章もとても良かったですね、第1楽章なんかでも感じましたが内声部もよく聞こえ、音の襞というか情報量の多い演奏に思いました。そして中間の感動的な盛り上がりの後の静寂の中から、ホルン、ソロヴァイオリン、イングリッシュホルン、フルート、オーボエ、クラリネットと主題を紡いでいくところ、最高でした!。

第1楽章の激しい部分や終楽章は16型、チューバなども加わる大編成が音響的にも効果を上げていましたし、ばーんと聴こえてきてほしいパートがそのとおり鳴って、メリハリも効いて満足満足。そして曲の終結部分で金管楽器群が旋律が奏するところは、暗く重い音、タメもあって、これが本場の芸の力かななんて思いました。いやぁ~良かった。

札響との共演3回目のキタエンコさん、名匠を確信しました。最後にホルン。副首席だった若手の山田さんが4月から首席に。今回はパート全体で素晴らしい吹奏を聴かせてくれたので、今後も大いに期待したいです。