ドラティ コダーイ 組曲「ハーリ・ヤーノシュ」

聴いている音楽
03 /29 2016
昨日、積雪ゼロとなった札幌。3月中のゼロは昨年に引き続き2年連続です。ようやく春を実感してきました^^

音楽の方はコダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」です。

ハンガリーの名匠、アンタル・ドラティがフィルハーモア・フンガリカを指揮したこの録音はすごく有名なんですけど、どうしてだか聴いたことがありませんでした。

感心したのはⅢ「歌」。ヴィオラがすごくいい音!。そして懐かしさを覚える心のこもった演奏。続くクラリネット、オーボエも同様で、それにからむツィンバロンは音量豊かに録音されていて、結果、独特なオリエンタルな情緒が楽しめました。たった5分の曲なのですが、本当に素晴らしいと思いました。

もちろん他の部分、冒頭のくしゃみも思い切りのいい演奏で雰囲気でているように感じましたし、Ⅳ「戦争とナポレオンの敗北」、Ⅵ「皇帝と廷臣たちの入場」は、それこそ吹奏楽ではメジャー中のメジャーだけあってなじみ深いのですが、お国物で自家薬籠中といった趣きですね。

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尾高/札響 シベリウス 交響曲第4番&第5番

聴いている音楽(札響)
03 /26 2016


またまたシベリウスです。

尾高さんの演奏は一言でいうと一点一点をくっきり描く楷書体。いいです。

第4番はライヴではあまりわからなかったのですが第3楽章が素晴らしいと感じました。オーボエ、ファゴット、フルートと弦楽器が混ざり合って造られる音楽は、繊細でミステリアスな曲の雰囲気を十分伝えてくれます。素晴らしい表現力!。CDも買って良かった!。

あとは・・・曲の全編に登場するホルンのゲシュトップ。明快な演奏で寒々としたアクセントを添えています。

第5番。第1楽章終結部では弦楽器が分厚く唸っていて、札響の弦のイメージを一新させるものを感じました。それだけに管楽器が押され気味なのが残念。響きももっと澄んでいたら最高だったのに。全体的に冷静さの中に情熱を感じる好演かと思います。

そうそう、本日は特別な日。北海道新幹線が開業しました!。
JR北海道さん、安全神話を壊さないように。それだけを祈っています。

バーンスタイン&VPO シベリウス 交響曲第2番

聴いている音楽
03 /23 2016


最近聴いているバーンスタインのシベリウス。

冒頭の弦、木管、ホルンの美しい音色に心奪われて聴き進めていくと、バーンスタイン節がだんだんと顔をのぞかせてきます。

速いところはそれなりに速く、盛り上がりどころではタメやひとつひとつのフレーズを粘着力をもって歌いぬくところが印象的です。第1楽章、第4楽章でのトランペットの強奏はかなりのものですが、私の耳ではその分若干音程が犠牲になっているようにも思われました。

でも、こういう表現についていくウィーン・フィルってすごいなとも感じます。バーンスタインは各楽器の上手い下手じゃなく、音楽の表現のことに集中しているんでしょうね。

バーンスタインはどんなことをイメージして演奏したのか、すべての演奏に意味を探ろうとする聴き方は好きではないのですが、そんなことも考えながら聴いていました。

重厚・濃厚なシベリウス。非常に個性的で大いに楽しめました。

写真は広島からの帰りの飛行機から撮った夕日。

広島旅行

雑記
03 /22 2016
たまには音楽以外のことを。

連休に広島に行ってきました。もちろん初・広島です。

広島は美しく快適な街でした。具体的には街にゴミが落ちたりしていないのと、路面電車が発達していて移動が便利だったということ。

飲食店での対応も気持ちが良かったですし、車内に置き忘れた「もみじ饅頭」も広電さんの素早い対応できちんと回収していただくなどサービスも洗練されていました。さすがは国際観光都市です。

広島市内も宮島も外国人観光客が多かったですが、札幌との決定的な違いは欧米の方の割合が圧倒的に高いということかと思います。

思い出写真を何枚かセレクトして貼っておきましょう。

朝の広島の街並み。朝晩は寒かったですが日中はいい陽気。旅行中はずっと好天に恵まれました。


原爆ドーム側から慰霊碑、資料館方向。一般的な見方の逆になるのでしょうか。どこかのお母さんが娘さんにずっとお話ししていました・・・。
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札幌出身の芸術家、本郷新(ほんごう・しん)さん作による嵐の中の母子像。札幌の近代美術館の前庭にもあります。広島で是非見たかったものの一つ。
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原爆ドームは昼も夜も見に行きました。
ライトアップされて闇に浮かぶ姿は一瞬ぎょっとしますが、やはり昼間にしっかり見るべきものだと思いました。
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宮島の夕景。干潮時には大鳥居まで歩いてみました。鳥居の根元に張り付いている貝はやはり牡蠣でした。
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北海道に住んでいて「原爆」という言葉は一年にたぶん一、二回ぐらいしか聞きません。広島ではあたりまえですが「原爆ドーム前」とか「原爆病院」とか日常にあるものなんだなと。広島に行くって何か重いですね。でも、ちゃんと楽しんでも来ましたよ。美味しいお好み焼きも食べましたし(笑)。

内田(Pf)&テイト モーツァルト「戴冠式」 

聴いている音楽
03 /17 2016


今週は気温がぐんぐん上がっています。札幌、今日は13度まで上がって積雪は31cmまで減りました。

写真は昨日、出張で行った旭川駅の様子。駅舎に差し込む午後の光にも春っぽさを感じてしまいます。

道中のJRの車内で聴いていたのは、内田光子さんがジェフリー・テイトさん指揮のイギリス室内管弦楽団と録音したモーツァルトの後期ピアノ協奏曲集から第26番「戴冠式」です。

この曲、オーケストラ部が弦主体で今一つ退屈な気がしないでもないんですが、このディスクでは第1楽章のワンダ・ランドフスカ氏による魅力的なカデンツァが好きですね。フィガロの結婚から「5・・・10・・・20」の部分でしょうかねぇ、メロディーが聴こえてくるとなんとも幸せな気持ちになります。

春にぴったりの第3楽章もいいですね。内田さんのピアノはもう少し派手でもいいんですが、しっとり落ち着いた演奏はとても素敵で、曲が一瞬短調になる部分なんかでは、ほんとしっくりきます。

そういえば20番以降の協奏曲ではこの26番と最後の27番の2曲は生演奏に接していませんでした。

ショルティ/CSO ベートーヴェン「田園」

聴いている音楽
03 /12 2016
この春の転勤はありませんでした。札響定期会員の継続も申込み、あとは春を待つだけです^^/。

来週一週間の最高気温はすべてプラスの予報。どんどん雪溶けてくれてほしいものです。車道歩道は結構アスファルトが出ていますが、それでも積雪は50cmほど。

さてさて、音楽の方はクラシック音楽でグラミー賞最多受賞だというショルティ氏がシカゴ響と録音した「田園」を聴いてました。74年の録音の方です。69年の音楽監督就任からそれほど月日もたっていない頃のものですね。

第3楽章で優秀な管楽器を聴いて見たくて。でも、第3楽章やあと第5楽章もそうなんですが、せかせかしたテンポとやや一本調子な感じがあって自分的には堪能するには至りませんでした。第4楽章での指揮棒への鋭い反応とパンチ力はお見事ですし、第2楽章なんかはすごくいいと感じたのですが・・・。

このディスクには、このほか「レオノーレ」第3番と「フィデリオ」序曲が収められていますが、こちらはばっちり!。曲の内容と指揮者の音楽づくりの方向性とが合致して、気持ちがいいほど逞しい音楽が楽しめました。前者で印象的に出てくるトランペットのファンファーレや後者のホルンなどは惚れ惚れすほどの上手さです。

なんだかんだで3月は既に週1ペースで飲みに行っています。月末まで送る側として送別会も続きそうな日々です。

タルケヴィ氏のレッスン

聴いている音楽
03 /09 2016


最近こんなのも観ています。ベルリンフィルの首席トランペット奏者、ガボール・タルケヴィ氏によるレッスンです。

ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」から、第3場の「バレリーナの踊り」と「バレリーナとムーア人のワルツ」の部分ですね。

タルケヴィ氏も上手いのですが、レッスンを受けているお若い方も十分に上手いと思いますねぇ。

ペトルーシュカと言えば、日曜日のクラシック音楽館で山田和樹さんの指揮による1月のN響A定期の模様が放映されていました。4管編成版で菊本さんはコルネットでしたが、非常に上手かったですね。

札響も10年ほど前に定期でやったのを聴きに行きましたが、こちらは3管編成版でした。「管楽器のための協奏曲」のような曲でトランペット奏者にとって難曲だと思いますが、福田さんは完璧でした。

話がそれましたがプロ奏者の精進とは素人にはとうてい想像できないほど高いレヴェルですね・・・。

カラヤンのマーラー「悲劇的」

聴いている音楽
03 /08 2016
ベルリンフィルとのDGへの録音を聴いて見ました。何度も書いてますがカラヤンのマーラーって食わず嫌いだったので。

すごくいい!。 ・・・って、いっつもこんなコメントばっかりですが(笑)。

第4楽章が一番気に入りました。出だしからチェレスタ、弦、ホルンの美しい響きに惹かれます。その後も分厚い弦の響き、管楽器の技量の高さに感心するばかり。音楽が複雑に入り組んで行ってもごちゃごちゃ感を全く感じさせないところは、さすが超一流のスーパーオーケストラ。

ハンマー(特に2回目!)が叩かれた後の破滅的な表現にもただただ圧倒されました。音量もさることながら、トランペットの音が太い!。静かな部分や弦楽器を中心とした豊潤な響きとの対比で一層際立ちます。

荒々しさや男性的な逞しさも感じられて、表面的に綺麗に整えるような演奏とは一線を画す名演と思いました。

札響第587回定期 エリシュカ指揮 チャイコフスキー第4番ほか

コンサート(札響)
03 /06 2016
昨日(3月5日(土))、kitaraで名誉指揮者ラドミル・エリシュカさん指揮による札響定期をマチネで聴いてきました。

【曲目】
スメタナ 「シャールカ」~連作交響詩「我が祖国」より
ドヴォルジャーク 弦楽セレナード
チャイコフスキー 交響曲第4番


開場入りして真っ先に確認したのはプログラム中の団員の異動情報。やっぱりか!、噂どおりオーボエ首席の金子亜未さんの3月末での退団が載っていました・・・。う~ん、残念。

なにせ札響東京公演を聴いて「在京オケの首席クラスの腕前」と書かれている首都圏在住のブロガーさんもいるくらいですから・・・。

演奏の前、休憩中、帰りの地下鉄の中でもこのことを話されているお客さん多かったですね・・・・。札幌の音楽ファンの間ではちょっとした出来事でした。

そんなこともあり金子さんも出演した九重奏のロビーコンサートからすごい人だかり。
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さて、演奏会の感想をざっくりと。1曲目の「シャールカ」。弦は16型。「我が祖国」の中でも好きな曲です。曲の終結部に向けた追い込みや激しさが前回聴いた2009年の演奏より増していて、その迫力は鬼気迫るものを感じました。いやぁ、良かった!。

2曲目は「弦楽セレナード」。弦は14型。昨年も3月にアマチュア楽団でも聴いたこの曲は本当にやさしく、自然で、瑞々しさを感じさせてくれます。大森さん率いる第2ヴァイオリンの優美な調べから始まり、札響の美しい響きに身を浸すように聴き入りました。

休憩後はチャイコフスキーの第4番。弦は16型、2管編成。ホルンとトランペットは1stに補強をつけた効果が絶大で両端楽章のトゥッティで全オーケストラを突き抜けて響きわたる迫力は少々耳が痛くなるほどでした。

第2楽章の金子さんのソロは聴き納めにふさわしい素晴らしいものでしたし、エリシュカさんと札響は8日にこのコンビ初となる東京公演を控えているだけあって集中力を切らさない素晴らしいものでした。先月もすごかったけど今回も多かったブラヴォー。チャイコフスキーは盛り上がります。

演奏後はマエストロから金子さんに花束が渡されました。

芸大を首席で卒業して入団。札幌生活は4年でしたが、キャリアのスタートとして忘れないでいただきたいですね。新任地でのご活躍をお祈りします。

ムーティの「展覧会の絵」

聴いている音楽
03 /01 2016
日曜日は日差しに若干春を感じる良い天気だったのですが、月、火は一変。昨日は風速20m/sで積雪20cm。しかもすごい短時間で積もった・・・。そして今日は風速33m/sでブリザード状態。出勤時からかなり憂鬱な天気でした。市内の小学校は始業が2時間繰り下げになったくらいで・・・。

でも音楽は聴いていますよ。やっとのことでたどり着いた地下鉄の車内で聴いたのはリッカルド・ムーティ指揮、フィラデルフィア管弦楽団の演奏によるムソルグスキー(ラヴェル編曲)の「展覧会の絵」。1990年録音のフィリップス盤の方です。

いきなり明るい音色でビヴラート強めのラッパから始まってちょっとびっくり(笑)。

でもその後は明るめのサウンドを除けばオーソドックスな演奏に思いました。「こびと」、「バーバ・ヤガーの小屋」、「キエフの大門」などで見せるパワフルさ、「リモージュの市場」での生気溢れる演奏は鬱々とした気分を吹き飛ばす気持ちの良さがあります。

カップリングの「はげ山の一夜」もオドロオドロしさよりは音の華麗さ、面白さの方に耳がいく感じがしました。