札響第586回定期 「ツァラトゥストラはかく語りき」ほか

音楽鑑賞
02 /20 2016
■札幌交響楽団第586回定期演奏会(昼公演)

J.シュトラウス2世:皇帝円舞曲
ラウタヴァーラ:交響曲第3番
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」

指揮:マックス・ポンマー(首席指揮者)

2016年2月20日(土)14:00~
札幌コンサートホールkitara

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いつもより少し遅れてkitaraに到着。すぐにロビーコンサートが始まりました。今回はハイドンの「ひばり」から第1,4楽章です。晴れて気温が4度まで上がった土曜のマチネにぴったりですね。心浮き立つものがあります。

皇帝円舞曲。冒頭の行進曲風のリズムから最初の高貴なワルツの主題が奏でられるところ。このあたりのワクワク感が好きですね。美しい弦を主体としたいい演奏でした。遅れてきたニューイヤーという気分になりました。

次はラウタヴァーラ(フィンランド・1928~)が1957年に作った交響曲第3番。4楽章形式の流れるような旋律の多い聴きやすい曲でした。管楽器に難しそうなソロが随所にあったのと、曲の終わりが冒頭の回帰のようになっていたのが印象的でした。ポンマーさんは作曲者と親交があるようです。もっと作品を紹介したいとプログラムのコラムで意欲を見せておられました。

後半はツァラ。ステージには団員さんがびっしり。弦は第1、第2ヴァイオリンともに16人という変則的な編成。管も多いです。フルート3、ピッコロ1、オーボエ3、イングリッシュホルン1、クラリネット2、Esクラリネット1、バスクラリネット1、ファゴット3、コントラファゴット1、ホルン7、トランペット4、トロンボーン3、テューバ1。それに打楽器、ハープ2、パイプオルガンと、まあ壮観です。

こういう曲は断然生に限ります!。パイプオルガンはホールと一体となった楽器と言いますが、「序奏」の最後や「病より癒えゆく者」でのオルガンを伴うトゥッティは地響きのように体に振動が伝わります。

ポンマーさんの作る音楽は迫力はあっても刺々しくならない感じでした。ところどころ粘っこい表現も。オーケストラの方もコンサートマスターの大平さんやトランペットをはじめとする管のソロも素晴らしかったですね。弦は第1、2ヴァイオリンの中でさらにパートに分かれて演奏する部分があって、そうした多重奏の部分で美しく精緻な札響の弦のアンサンブルが堪能できました。

今回は曲が終わった後、余韻を味わうかのように少し間があってから暖かな拍手が沸き起こりました。それがじわじわ盛り上がりブラヴォーも多数かかっていました。

ポンマーさんは非常に満足気で、そういう姿を見るとこちらも嬉しい気持ちになります。

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