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札響第583回定期 ショスタコーヴィチ第10交響曲

音楽鑑賞
11 /29 2015
■札幌交響楽団第583回定期演奏会(昼公演)

ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 *
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番

指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
ピアノ:河村尚子 *

2015年11月28日(土)14:00~
札幌コンサートホールkitara

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アシュケナージさんという大物登場で、メインに硬派なプログラムのわりには客入りもまあまあだったような。

前半は「プロメテウスの創造物」序曲とモーツァルトの25番のピアノコンチェルト。オケは10型で、モーツァルトではさらにクラリネット2が抜けフルートが1に減り、一層見通しがきく編成に。コンサートマスターは田島高宏さんです。

アシュケナージさんはジャケットに見慣れた白いタートルネック?のような姿で登場。河村さんを聴くのは2度目だと思いますが(前回はたしかブラームスの1番?)、緑色のドレスで登場。書くのも申し訳ないのですが、この2曲、演奏は良かったと思いますが睡魔が・・・、というわけで感想は省略。

後半はショスタコーヴィチの交響曲第10番。生演奏は初めてです。オケは14型3管編成に拡大。休憩時にコーヒーも飲んだこともあって眠気さっぱり。集中して聴けました。そしてすごくよかったです!。ショスタコーヴィチは生で聴くとホント面白い!。

冒頭の低弦から、たたみかけるようなスピード感の中で迎える迫力のフィナーレまで緊張感が持続していましたし、第1楽章でのホルンのユニゾンも力感があってカッコイイ感じでした。管楽器のソロは、クラリネット、フルート、ファゴット、オーボエ、トランペットなどすべて良かったですが、中でも第3楽章の緊張を強いられる場面で何度も出てくるホルンのソロは音程、音色ともに完ぺきでしたね。こういうところがキッチリ決まると聴き終えた後の全体の印象がぐっと充実したものに変わります。

演奏後、奏者を立たせて拍手を受けさせますが、真っ先にホルンでした。そしてブラヴォーも多数。はい、私も心の中でブラヴォーを叫びましたよ。

札幌の聴衆から万雷の拍手を受けるアシュケナージさん、満足気な表情がとても印象的でした。

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札響第582回定期 ブルックナー交響曲第9番ほか

音楽鑑賞
11 /02 2015
■札幌交響楽団第582回定期演奏会(昼公演)

尾高尚忠:交響曲第1番 ホ短調
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 コールス版

指揮:尾高忠明

2015年10月31日(土)14:00~
札幌コンサートホールkitara

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10月2回目の定期は札響名誉音楽監督の尾高さんの登場ですが、最高気温8度の冷え込みもあってか、空席の目立ちました。残念なことです。

前半は尾高さんのお父様、尚忠さんの交響曲第1番。16型3管編成にコントラファゴット、チューバ、ハープ、チェレスタなどが加わる大きな編成。1948年の作。もちろんはじめて聴きましたが、聴きやすく特に第2楽章は神秘的とも言える美しさを湛えた曲でした。オーボエの長いソロがありましたが首席の金子さん、いい音でした。さすがです。

後半は、ブルックナーの第9。生で聴くのは2回目です。前回は朝比奈さんがN響に客演したとき。15年ぐらい前です。

16型3管編成にチューバ(1)、ワーグナーチューバ(4=ホルン持ち替え)が加わります。エキストラの方も多い編成でしたが、どのパートも安定していてよかったですね。特にホルンセクションは健闘。演奏後、尾高さん、真っ先に立たせて拍手を受けさせていました。

尾高さんのテンポはややゆっくり目。第1楽章の終結部ではかなり粘っこい表現に驚くとともに、思わず身を乗り出して聴いてしまいました。あらためて生で聴いてみると、やはり第9はブルックナーのシンフォニーの中で他とは違う一段上の高みにあると感じました。それから、クラリネット3本の動き、響きが非常に面白いですね。ここも他のシンフォニーにはない感じがしました。新たな発見でした。

演奏の後、尾高さんのトークが少々。お父様の曲のことブルックナの第9のこと。第9は自身特別な曲だとのこと。23歳のデビューの際もこの曲を望んだのですが、オケ側が受けてくれなかったと、笑いも交えてお話しいただきました。こういうアットホーム感は地方オケでは大事にしたいところです。