大森潤子 ヴァイオリンリサイタル
音楽鑑賞ぬけるような青空。朝の気温13度。昼は21度、湿度40%。北海道らしい秋の日。仕事を終えた後にヴァイオリンのリサイタルを聴きに行ってきました。
■大森潤子 ヴァイオリンリサイタル
<デビュー15周年、CD「Zephyr~そよ風」発売記念》
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.301
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
クライスラー:コレルリの主題による変奏曲
シューベルト(ウィルヘルミ編曲):アヴェ・マリア
パガニーニ:ラ・カンパネラ
ヴィエニャフスキ:モスクワの思い出
フバイ:そよ風
ラヴェル:ツィガーヌ
ヴァイオリン:大森潤子(札響首席ヴァイオリン奏者)
ピアノ:中島由紀
2015年9月15日(火)19:00~
札幌コンサートホールkitara小ホール
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室内楽はほとんど聴かなくて、演奏会に行くのは2012年の庄司紗矢香さん&ジャンルカ・カシオーリさん以来です。
聴きに行こうと思ったきっかけは、やはり札響首席の大森さんがフランクのソナタをやるということですね。直前まで迷っていましたが、全席自由席だし、仕事もこのところ落ち着いているので思い切って行ってみることにしたのです。
大森さんは東京芸大を首席で卒業、日本音楽コンクール2位、パリ留学など経歴も華やか。2006年から札響の首席ヴァイオリン奏者として、第2ヴァイオリンのトップで札響の美しい弦のまさに要となっています。
さて、大森さんはサーモンピンクの、ピアノの中島さんは深い緑色のドレスを着て登場。
前半は、モーツァルトとフランクのソナタ。小柄な方ですが、体全体で表現する力強い響き。特にフランクの第1楽章、第3楽章でのスケール感溢れる演奏はとても良かった!。美音にホール全体が包まれます・・・。
後半は自身のCDから6曲をセレクト。小品ばかりですが、相当な技巧を要する難曲も。パガニーニやラヴェルでの見せる華麗なテクニック!。やぁ、すごいですね。ただただ、見とれて&聴き惚れてしまいました。
コンサートに足を運ぶのはお金も体力もかかりますし、演奏者の調子や、演奏の好みに合う合わないだけでなく、自分の体調や周りのお客さんの鑑賞態度など、正直言って当たりはずれがありますけど、この日は当たりも当たり、大当たりです!。
自分自身、すべてのことを頭から忘れて鑑賞に没頭できましたし、他のお客さんの集中度や温かさがホールの空気感として確かにわかりました。
応援の気持ちを込めてCDを購入。サインもいただき会場を後にしました。地下鉄までの道のりは、自然にフランクの第4楽章を口ずさんでいました。
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