アバドのドビュッシー 牧神の午後への前奏曲

聴いている音楽
01 /31 2015
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打ち合わせやら出張やらで慌ただしい一週間でしたが、今週ずーっと聴いていたのはこれ、アバドのドビュッシーです。

「夜想曲」を聴くのを目的に図書館から借りてきたものですが、いやぁ、1曲目の「牧神の午後への前奏曲」にすっかり魅せらてしまいました。

エマニュエル・パユのフルート独奏がべらぼうに上手いですし、それに絡むオーケストラも音色とニュアンスがすごくいいですね。アバドは特に中間の盛り上がる部分などで情感豊かに演奏して、身を浸しているだけでとろけてしまいそうです。最高です。

DGの99年の録音。会場はイエス・キリスト教会と記されています。アバド時代になっても録音会場で使われていたのですね。
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シャイーのバルトーク 管弦楽のための協奏曲 、中国の不思議な役人

聴いている音楽
01 /26 2015
図書館から借りてきて、リッカルド・シャイー指揮、ロイヤルコンセルトヘボウ管の演奏によるバルトークの管弦楽のための協奏曲と中国の不思議な役人を聴いてみました。DECCAの95、97年の録音です。

シャイーさんは何回か来札しているのですが、一度も実演に接していないんですよね・・・

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まずはオケコン。色々な楽器の絡み合いを浮き立たせて、これまで聴いてきたのと一味違う実に新鮮な印象を受けました。そしてユニークなのはテンポ設定!特に「終曲」。自由自在に伸縮させて、飽きることがありませんでした。圧巻です。

1幕のパントマイム「中国の不思議な役人」は、役人の体が青緑の光を放ち始めるところの合唱が不気味で効果満点。管楽器のきつい響きだけでなく、弦も豊かに厚く録音されていて、なんだかDECCAの録音じゃないみたいに感じました(笑)

娘と3人のならず者。3人目のカモ・中国の不思議な役人。そして3回刺されても死なない役人は青緑の光を放ち、最後に娘に抱擁され絶命する。何度読んでも気味の悪い話です・・・。この曲、ハンガリーでは初演できず、1926年ケルンで行われたのですね。

グァルネリQ.の モーツァルト 「ハイドン・セット」より

聴いている音楽
01 /25 2015
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土曜日は朝からいい天気だったのでカーポートの雪下ろしをしました。家自体は無落雪住宅なのですることはないのですが、カーポートの方は毎冬1月の中~下旬にやることにしています。

硬くて重い雪が1m近くのっかっておりました。いやはや結構重労働で疲れました。

休憩の音楽はこちら。グァルネリ弦楽四重奏団の演奏によるモーツァルトのハイドンセットです。

今回聴いたのはこの3曲。
第14番 ト長調 K.387
第16番 変ホ長調 K.428
第17番 変ロ長調 K.458 「狩」

1965年デビューのこのアメリカの四重奏団。聴くたびに、大学時代の先輩が「上品でいいんだよなぁ」と随分評価していたのを思い出します。

アンサンブルは見事ですが、緊密すぎて息苦しいということがなくて、適度にのどかな雰囲気も感じられていいですね。16番の第2楽章・・・・ここを聴いていたとき、何ともうまく言えませんが、すごくいい!と感じました。わりと気に入っています。

新旧交代

音楽
01 /23 2015


拙宅に札響会員ニュースレター冬号が届き、新聞報道にもありましたが、現・音楽監督の尾高忠明さんが4月から「名誉音楽監督」に、現・首席客演指揮者のラドミル・エリシュカさんが「名誉指揮者」にそれぞれ就任されることが記されていました。

尾高さんの名誉音楽監督就任は、功績を称えるとともに、共に歩んできた歴史を踏まえ、これからも関係を継続していくためとのことです。

そして同封の2015-2016シーズンの年間リーフレット(写真右)ではオピッツさん、ファウストさん、ホリガーさん、そしてアシュケナージさんら目玉アーティスト達とともに、次期首席指揮者のマックス・ポンマー氏が大きく表紙を飾っています。今シーズンのリーフレット(左)と比べて尾高さんの退任を実感しました。

まだまだ先ですが、札幌のクラシック音楽界は10年ぶりに動きのある春になりそうです。

高関/札響のオルフ カルミナ・ブラーナ

聴いている音楽(札響)
01 /22 2015
ここ2週間ぐらいずっと聴いている音楽。新年一発目に買ったCDです。新譜ではありません。2009年6月13日のkitaraでのライヴ録音です。

■ オルフ
  カルミナ・ブラーナ

  指揮:高関健
  札幌交響楽団

  (S)針生美智子、(T)高橋淳、(Br)堀内康雄
  
  札響合唱団、札幌アカデミー合唱団、HBC少年少女合唱団
  合唱指揮:長内勲

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高関さんが自筆譜を研究して臨んだとのことらしいです。

最初に聴いたとき、正直、う~ん、これはどうかな、なんて思っちゃいました。

というのは高関さんのテンポがやや遅く感じられて(実際全体で64分)、いくつかの楽曲で自分が期待した鮮烈なリズム、スピード感、メリハリがいまいち効いていないのと、合唱が壮大に鳴り響いてほしいところで録音の関係か?どうもオケに押されてパワー不足(特に女声)かなと感じたからです。

逆に良かったのは弱音部分での楽器の重なり具合が、へぇこんな風になっていたのかというぐらいよくわかったのと、指揮者の目の前に配置された2台のピアノの音がよく録音されていて曲にアクセントを添えているところ。独唱陣ではテノールの高橋さんはもちろんのこと、バリトンの堀内さんの歌唱が私はすごく気に入りました。

結局、何回か聴いていくうちに、ど迫力や勢いで押しまくるのとは違う高関さんの意図のようなものを(勝手に)認識してからは、逆に今まで自分が知らなかったタイプの演奏に魅力を感じるようになりました。

聴く人で感想・好みがかなり分かれる演奏のような気がしますが、私にとっては地元オケで声楽付き大曲を聴けるのは嬉しい限りなので、これからも結構聴いていくんじゃないかと思っています。

最後に地元ネタ。11月に聴いたHBC少年少女合唱団。あの時退団した高校3年生、ちゃんとこのCDに中学1年生として名前が載っていました。なんだか微笑ましいです。

インバル/フランクフルト放送響のブラームス 交響曲第4番

聴いている音楽
01 /17 2015
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大好きなブラームスの4番。聴いたことのないものをと思い先日図書館で借りてきたものです。

エリアフ・インバル指揮、フランクフルト放送交響楽団(現・hr交響楽団)による演奏。1974年から1990年まで音楽監督をつとめたインバルさん、監督を退いた後の96、98年の録音です。

さて演奏の方はといいますと、テンポや表現は普通といった感じですし、重厚さもありません。ただ、やや暗めのサウンドによる各パートの充実した響きのおかげで、極めて実直に取り組んでいるという感じが伝わってきます。

面白いのはカップリング。インバルさんのこだわりでしょうか。

J.S.バッハ/ウェーベルン編の 「『音楽の捧げもの』よりフーガ」 とウェーベルンの 「管弦楽のためのパッサカリア」 ですが・・・

う~ん、前者はひたすら暗~いですし、後者はちょっとムズカシイ感じですね(笑)


オマケ写真は昨晩の拙宅前の排雪の様子。
結構かかりましたね。4時間ぐらいやっていました。
これで当分スッキリです。
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小澤/SKOのブルックナー 交響曲第7番

聴いている音楽(国内オケ)
01 /14 2015
久しぶりに小澤さんが2003年の「サイトウ・キネン・フェスティバル」で振ったブルックナーの交響曲第7番 ホ長調 (ノヴァーク版) を聴きました。

ブルックナーのイメージは皆無の小澤さんですが、演奏はさすがに素晴らしいですね。

スケール感や迫力なんかを堪能できる演奏はほかにもあろうかとおもいますが、この演奏はとにかく最初から最後まで汚い音が皆無です。淡々とした音の運びから、自然に清楚な気品が立ち上ってくる、そんな美しいブルックナーでとても好きです。

話は変わりますが、先日、ユニバーサルクラシックのサイトを見ていましたら、「小澤征爾80歳記念キャンペーン」という中で「あなたが選ぶ小澤征爾ベスト・レコーディング」というのがありました。ユニバーサルへの録音80楽曲の中からベスト録音を投票で選ぶというもののようです。

おもしろそうなので投票してみました。3点投票できるようです。

何に投票したかは・・・

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シノーポリ&マイスキーのエルガー チェロ協奏曲

聴いている音楽
01 /12 2015


連休中日の昨日はエルガーのチェロ協奏曲 ホ短調 作品85 を楽しみました。

購入したまま未聴だったミッシャ・マイスキーの独奏、ジュゼッペ・シノーポリ指揮のフィルハーモニア管弦楽団による演奏。グラモフォンの1991年録音のディスクです。

エルガーではヴァイオリン協奏曲の方が好きですが、チェロ協奏曲の方もホントいい曲ですね・・・。哀愁というか郷愁というか、なんだか切ない気持ちになります。やっぱり何時いてもいいですねぇ。

マイスキーさんは以前バッハを聴いて、「う~ん」と思って以来あまり聴いてこなかったアーティストですが、エルガーでは曲との相性はいいようです。

美しいヴィブラートで朗々と歌っていて、特に私の好きな第3楽章や第4楽章(特に中盤からラストの第1楽章冒頭の主題が回帰するあたりまで)でその良さが発揮されているような気がしました。全体を通してオーケストラとチェロの弱音部分での掛け合いなんかもとても繊細で美しく録音されているのも好感が持てました。

プレヴィン/VPOのハイドン 「オックスフォード」と 「奇跡」

聴いている音楽
01 /11 2015
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土曜日は久しぶりに朝から青空!

病み上がりですが、ドカッとたまった雪山の除雪をしました。だんだん雪山がなくなっていくのは実に気持ちがいいものです。

休憩にはハイドンのシンフォーニーを聴いておりました。ともにクラリネットなしの二管編成の曲。92番 ト長調 「オックスフォード」 と96番 ニ長調 「奇跡」 です。アンドレ・プレヴィン指揮、ウィーンフィルのPHILIPSの92年の録音です。

演奏はそれはもう素晴らしいの一言ですね。

オックスフォードの最初の一音からデリカシーの極み。「奇跡」のラストまで全く上品で芳醇。それでいて決して小さくまとまったような演奏ではなくて、ウィーンフィルの充実の響きを味わえます。

「奇跡」の第3楽章に出てくるオーボエの音色やニュアンス・・・、聴いていて一瞬はっとするものがありました。

ハイドンの「フィナーレ」って本当に爽快ですね。
当時の聴衆も一種の快感を感じていたのではないでしょうか。疲れた体で雪景色と青空を眺めながらボンヤリ考えていました。

ニールセン 交響曲第1番

聴いている音楽
01 /09 2015
風邪をひいて絶不調だったのと、風速30mの暴風雪に見舞われ、まさにダブルパンチだった仕事始めの第一週・・・。

そんな今週、昼休みに聴いておりましたのはニールセンです。シベリウスと同じ1865年生まれで今年は生誕150周年。こういう年でもないと聴かないなぁと思いまして(笑)

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今月は交響曲第1番 ト短調 Op.7 聴いてみました。ヘルベルト・ブロムシュテット指揮、サンフランシスコ交響楽団の演奏。DECCAの1988年の録音です。

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26歳から27歳にかけて作曲されたようです。解説書によるともともとはコペンハーゲン宮廷劇場のヴァイオリン奏者だったようで、この作品もその時代のもののようです。

第1楽章 アレグロ・オルゴリオーソ
第2楽章 アンダンテ
第3楽章 アレグロ・コモド
第4楽章 アレグロ・コン・フォーコ

第1楽章のオルゴリオーソは「誇らしげに」という意味だそうで、なるほど堂々とした開始。中間部のうねるような音楽はブラームス風でなかなかかっこういいです。

第2楽章は正直かなり気に入りました!ホルンの美しい旋律に身をゆだねていると本当に心が落ち着きます。

前楽章の雰囲気を受け継いで穏やかにはじまる第3楽章、ここに出てくる執拗なリズムの反復や第4楽章でのユニゾンでオケが響くところは、少しブルックナーっぽいなと感じました。ただ、前半の二つの楽章に比べると正直、感銘度はあまり感じられませんでした。

1番から順番に毎月1曲ずつ聴いていきたいと思います。ブロムシュテットさんはデンマーク放送交響楽団とも全集を録音していますね。こちらも俄然聴いてみたくなりました。

サヴァリッシュのハイドン・ヴァリエーション

聴いている音楽
01 /04 2015
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家の者が元日から福袋GETに目の色を変えて奔走しています。

ワタクシにも再三にわたる参戦要請がありますが断固拒否。でも恩恵だけにはちゃっかり授かって戦利品の白老牛のステーキにありつけました。

というわけで、毎日家にいて音楽を聴いたり本を読んだりして過ごしています。雪も降らず晴れの良い天気。

そんな明るい日差しの中で聴いたのは、サヴァリッシュさんがロンドンフィルと組んで録音したブラームス全集から、「 ハイドンの主題による変奏曲 op.56a 」 です。もともとはEMIによる90年の録音のようです。

美しい主題と変奏、そして最後の盛り上がりは何度聴いても気持ちがいいですね。サヴァリッシュさんの演奏は重厚さはありませんが、ちょうどいいテンポ感と明るくのびのびとした印象のブラームスかと思います。

吹奏楽でも同じテーマを使った「セント・アンソニー・ヴァリエーション」という曲がありまして、まあまあいい曲かと思いますが、やはりブラームスはいいですねぇ。

小林/チェコフィルの マーラー 「巨人」

聴いている音楽
01 /03 2015


お正月休みに楽しむ用に借りてきたCD第二弾は、マーラーの1番です。

小林研一郎さん指揮、チェコフィルの演奏。CANYON Classics・1998年の録音です。

コバケンさんは、生では日フィルとの「シェヘラザード」、アーネムフィルとの「展覧会の絵」、都響との「ブラ4」という具合に3回ほど聴かせていただいたんですが、マーラーは聴いたことないなぁと思いまして・・・。ホント、ワタクシは聴いたことのないものが多いのです・・・。

聴いてまず感じたのは録音の素晴らしさ!特に第1楽章はこういう録音がものを言いますね。隅の隅までよく聴こえて、ははぁ、こんなことやっていたんだというのがよくわかりました。

テンポは早め。ライブのイメージが強いコバケンさんですが、今回はセッション録音ということですが、それでも第4楽章では、唸り声なんかも聴き取れまして・・・

金管の音を聴くと、あぁ、ヨーロッパの楽団だなあ、明らかにアメリカのオケとは違うなと感じました。ホルンの艶のある響き!これも素敵ですね。一方で強奏時のトランペットは少し個性的な吹き方のようで私の好みにはあいませんでした。

アーノンクールのシューベルト 第2交響曲

聴いている音楽
01 /02 2015
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元日に円山方面に行きましたら、北海道神宮の近くで交通規制が敷かれていました。三が日で80万人が参拝する見込みとのことで、警察の皆さんお疲れ様です。

私は人ごみがあまり好きではないので、近所の神社でテキトーにすませました。

午後からは雲も取れて日差しがいっぱい、燦々という言い方がぴったりの天気に。音楽はシューベルトの第2交響曲を聴きました。アーノンクール&ロイヤルコンセルトヘボウ管による演奏。TERDEC・92年の録音です。

ヴォルフガング・ザイフェルト 著・根岸一美 訳の 『 ギュンター・ヴァント 音楽への孤高の奉仕と不断の闘い 』 (音楽之友社) という評伝の中のには、コラム的にヴァントさん自身の話が挿入されているのですが、その中で第2交響曲の第2楽章について、 『 大地を歩んでいくような気分になる 』 (p389) とおっしゃっています。

まことに愛らしい曲で、私も大好きなのです。
アーノンクールの演奏では第3楽章メヌエットでの短調の主部のパリッとした冴えと牧歌的なトリオとの対比なんかも素敵だと感じています。

穏やかに

雑記
01 /01 2015
大晦日から元旦にかけての札幌は穏やかに経過しました。

残念ながら初日の出は拝めませんでしたが、天候同様穏やかな一年となりますように。

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