サンティ/N響の 「シチリア島の夕べの祈り」序曲

聴いている音楽(国内オケ)
11 /28 2014
一週間も前の話ですが、車を運転中にN響定期公演の生放送を1曲だけ聴きました。ネッロ・サンティ指揮のロッシーニの歌劇「どろぼうかささぎ」序曲です。

冒頭の力強いスネアドラム、中低弦のカンタービレ、そして煽りすぎず、それでいて軽すぎず重すぎずちょうどよいロッシーニクレッシェンド。会場にいたかったですね。

というわけで、持っているサンティさんのCDを聴きかえしてみました。

■ ヴェルディ
  歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲
 
  指揮:ネッロ・サンティ
  NHK交響楽団

 (マイスターミュージック・2004年ライブ録音)

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オーチャードホールでの録音は、所有のCDの中では唯一かもしれません。

演奏時間がちょうど10分ほどなので、ゆっくり目でしょうか。スピード感のある演奏ではありませんが、やはり中低音をよく歌わせた美しい演奏だと感じました。

そして、最後の金管の跳躍するフレーズの部分はじっくりとスケール大きくやって、曲のラストでは、ティンパニのロールが力強く響く中、金管がジワーッという感じでキメの和音を奏でます。ここはなかなか好きなところですね。何時聴いてもいいですね。

う~ん、サンティさん生で聴いてみたいなぁ。

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札響名曲シリーズ2015-2016

コンサート情報・予定
11 /24 2014
過日の11月の札響定期のプログラムに来期の名曲シリーズの案内が載っていました。

しばらく聴きに行ってませんね、このシリーズ。たぶん2009年のエリシュカさんの「わが祖国」が最後でしょうか。何か行ってみようかな・・・。

エリシュカさんの「新世界より」は定期で聴き逃したしなぁ。そういえばしばらく秋山和慶さんを聴いていないような・・・。金子さんのオーボエもいいですね。

2015年6月27日(土)14:00~
~エリシュカ 魂の”新世界”~


ロッシーニ 「ウィリアム・テル」序曲
リスト 交響詩「前奏曲」
ドヴォルジャーク 交響曲第9番「新世界より」

指揮:ラドミル・エリシュカ

2015年9月19日(土)14:00~
~”海” フランスの印象~

ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲
ドビュッシー 交響詩「海」
サン=サーンス チェロ協奏曲第1番
ラヴェル 道化師の朝の歌

指揮:ジョシュア・タン
チェロ:石川 祐支(札響首席奏者)

2015年10月17日(土)14:00~
~モーツァルトとチャイコフスキー

モーツァルト 交響曲第35番「ハフナー」
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」
チャイコフスキー 3大バレエ音楽より

指揮:秋山 和慶
ヴァイオリン:田島 高宏(札響コンサートマスター)

2015年11月8日(日)14:00~
~ローマ!ローマ!の日曜日~

ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
レスピーギ 交響詩「ローマの泉」
レスピーギ 交響詩「ローマの松」
マスネ タイスの瞑想曲
サラサーテ カルメン幻想曲
ヴェルディ 歌劇「椿姫」前奏曲
ヴェルディ 歌劇「アイーダ」より”凱旋行進曲”とバレエ音楽

指揮:ロベルト・トレヴィーノ
ヴァイオリン:南 紫音

2016年2月6日(土)14:00~
~躍動するベートーヴェン~

ストラヴィンスキー 組曲「プルチネッラ」
R.シュトラウス オーボエ協奏曲
ベートーヴェン 交響曲第7番

指揮:尾高 忠明
オーボエ:金子 亜未(札響首席奏者)

ベルワルドのシンフォニー

聴いている音楽
11 /23 2014
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「ヘルベルト・ブロムシュテット・ザ・サンフランシスコ・イヤーズ」から、聴いたことのないものをと思って、スウェーデン生まれのロマン派の作曲家、フランツ・アドルフ・ベルワルド(1796-1868)のシンフォニーを聴いていました。

ストックホルム生まれ、ベルリンで医師などをしたあと、ウィーンで作曲家として活躍したようです。

■ ベルワルド
  交響曲第1番 ト短調 「まじめな交響曲」
  交響曲第4番 変ホ長調 「素朴な交響曲」

  指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
  サンフランシスコ交響楽団
 
 (DECCA ・ 1992、1991年録音)

マイナーな作曲家で聴くのは初めてです。なんとか数回聴いてみました(笑)

感想は何と言ったらいいでしょう・・・。シューベルトのような牧歌的な作風は聴きこむにつれてその魅力もだんだんとわかってきた反面、一度で人々の心を捉えるシューマンやメンデルスゾーンなどロマン派の王道作曲家達の凄さも再認識させられます。

第1番(1842)は、生前唯一演奏された曲。4楽章構成で第3、4楽章はつなげて演奏されるようです。
この曲では第3楽章が一番良かったですね。弦の細かな動きの上に木管が長いフレーズを奏でたり、トロンボーンと弦との掛け合いがいいですね。全曲の終結も極めて個性的な感じがします。

第4番(1845)も4楽章構成。第2、3楽章はつなげて演奏されるようです。
こちらは断然第2楽章。美しいメロディーの連続です。これはなかなか当たりという感じです。よかった!

ブロムシュテット/SFSは、カッチリとした美しい演奏ですが、もう少しロマンティックに旋律を歌いぬいたら、また雰囲気も変わって来るような気もします。

セット物の紙ジャケットがすべてオリジナルデザインなのはファンには嬉しいところ
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V.ネリベル 2つの交響的断章

聴いている音楽
11 /22 2014
たまには吹奏楽と思って、ヴァーツラフ・ネリベルの「2つの交響的断章」を聴いていました。佐渡裕指揮のシエナ・ウィンド・オーケストラによる演奏(Warner Classics・2002年録音)です。

ネリベル(1919-1996)は、誕生の前年にできた「チェコスロバキア共和国」(懐かしいですね)生まれで、第二次世界大戦後はアメリカで活躍。この曲もノースダコタ州立大学の委嘱で作曲されたようです。

約半世紀前の1969年に作られたこの曲、第2楽章もいいけど、やっぱり好きなのは第1楽章ですね。

4つの音による基本動機、バスクラリネット、サクソフォーン、オーボエの長いソロとその合間に現れるトゥッティとの対比、金管のコラール風の動機。そして最後の方に現れる木管によるうねうねと続く旋律とそれに絡んでくるホルン。シリアスで重厚な味わいが魅力です。

打楽器の技術力、木管の個人技、金管の耐久力が必要ですね。

先週のドカ雪は融けましたが、日曜日にまた雪マークの札幌です。
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ドリーブのバレエ音楽集

聴いている音楽
11 /21 2014
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札幌は日も短く、本格的な積雪前でとにかく街が暗い日々ですが、今週はフランスのバレエ音楽を楽しんでおりました。

■ ドリーブ バレエ音楽集
  バレエ音楽「コッペリア」
  バレエ音楽「シルヴィア」
  バレエ組曲「泉」
  付随音楽「逸楽の王」
  歌劇「カッシア」よりトレパック

  指揮:オンドレイ・レナールト
  スロヴァキア放送交響楽団

 (NAXOS・1988/89年録音)

「コッペリア」は、マズルカ~ワルツ~チャルダッシュの抜粋で吹奏楽でもよく演奏されますが、このディスクでは、①スラブの主題と変奏曲、②鐘の祭りと時の踊り、③夜想曲、④自動人形の音楽とワルツ、⑤チャルダッシュの5曲による組曲となっていて、マズルカは入っていません。

カラヤン盤などは①前奏曲とマズルカ、②情景とスワニルダの円舞曲、③チャルダッシュ、④情景と人形の円舞曲、⑤バラード、⑥スラブの民謡と変奏曲の6曲となっていて構成や曲順が違っているようです。特に「スラブの主題(民謡)と変奏曲」は、片やプロローグ的、片やエピローグ的な配置構成となっていて面白いですね。

それはそうと、ドリーブはいいですね! 聴いていると心が晴れてきます!

コッペリアの「ワルツ」はもちろんのこと、今回一番嵌ったのは久しぶりに聴いたシルヴィアの「バッカスの行列」でしょうか(笑)。まさに小品の楽しさ、ここに極めりという感じです! あとは「逸楽の王」も上品な古典舞踊の曲集となっていて、とても良い感じです。

スロヴァキア放送交響楽団というのは初めて聴きましたが、録音会場のブラチスラヴァのチェコスロヴァキア放送コンサートホールの豊かな響きにも支えられ、非常に綺麗な音を出すオーケストラという印象です。スロヴァキア出身のレナールトの表現も実に軽やかで、低音が薄く聴こえる部分もありますが、バレエ音楽では逆にぴったりな感じです。

うぐいす

コンサート(その他)
11 /17 2014
鳥ではなくて、武鹿悦子作詞、木下牧子作曲の合唱曲です。

日曜日に行ったHBC少年少女合唱団第48回定期演奏会の中で演奏された一曲。

2分程の短い短い曲です。

季節外れですが、早春の一瞬を切り取ったような詩と音楽、小学生の澄んだ歌声で聴き入ってしまいました。とても、とてもよかったです。

うぐいすの こえ 
すきとおる
はるのつめたさ 
におわせて

うぐいすの こえ 
すきとおる
うちゅうが 一しゅん 
しん、とする

( 「うぐいす」 武鹿 悦子 )



同団のシニアクラス(中1~高3)は来週、コンクールの全国大会だそうで、課題曲と自由曲が披露されていました。自由曲2曲は無伴奏の外国語による作品。なかなか本格的で精緻な演奏で、こちらも素晴らしかったです。週2回の練習でこのレベルに到達するのは容易ではないのでしょうね。全力を出し切っていただきたいものです。

開演前のロビーでのウェルカムコンサートのほか、全体合唱、企画ステージなど楽しい演奏会の最後の方には、本公演で卒団する高3生6人が紹介され、その6人だけの演奏もありました。その際、ステージ上で聴いている在団員が涙をこらえきれずにいた姿が印象的でした。

1957年創立の同団は札響ともたびたび共演しています。(近年では2010年マーラー3番、2013年戦争レクイエム)ますますの発展を祈りたいと思います。

札響第574回定期 (エリシュカさんのブラームス第2番ほか)

コンサート(札響)
11 /16 2014
木曜の夜からの降雪で20cmのドカ雪に見舞われた札幌。そんな中、11月の札響定期を土曜のマチネで聴いてきました。

■ 札幌交響楽団 第574回定期演奏会

  ウェーバー 歌劇「魔弾の射手」序曲
  モーツァルト 交響曲第38番 ニ長調 K.504 「プラハ」
  ブラームス 交響曲第2番 ニ長調 作品73

  指揮:ラドミル・エリシュカ(札響首席客演指揮者)
 
  2014年11月15日(土)
  札幌コンサートホールkitara

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まずは魔弾の射手。序曲もオペラも大好きです。
冒頭の4本のホルン、大変美しい響きです。ブラボー!トップは9月の正式入団した山田さんだったと思われます。早いテンポの部分、エリシュカさんは80歳を超えているとは思えないキビキビした指揮ぶり。16型の弦と颯爽としたテンポで活き活き、堂々とした演奏でした。実によかった!

2曲目は「プラハ」です。生で聴くのは初めて。
弦は14型。多いのかなと感じましたが、こんなものなんでしょうか?第1楽章の展開部などではシンフォニックに響いて聴き映えがしましたけど。でも・・・この曲、正直あまり好きではないのです。少々眠くなりました(失礼)

ここで休憩。

休憩後はブラームス2番。
16型・2管編成で、ホルン4、トロンボーン3、チューバ1という編成。
印象に残ったのは、やはり第4楽章でしょうか。エリシュカさんは基本的にインテンポで突き進み、それは最後まで一貫しているようでした。まさに一気呵成という言い方があてはまる演奏です。最後にはトランペット、トロンボーンを盛大に開放させて締めます。

客席からはブラボーもたくさん出ていました。エリシュカさん、全パートを順に立たせて拍手を受けていきます。その際、団員にお辞儀をしておられました。満足な出来だったのでしょうか。

エリシュカさんは筋肉質で引き締まった音楽づくりをされる方なのかな、今回は特にそのような印象を受けました。もう少し色々聴いてみたいですね。次回の客演は来シーズン開幕の6月定期。メインは同じくブラームス。今度は4番です。

クロークからコートを受け取るので、冬の演奏会は会場を出るのに少し時間がかかります。
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下野/大フィルのブルックナー 交響曲第0番

聴いている音楽(国内オケ)
11 /15 2014
今週聴いていた曲。2005年11月17日、18日の大フィル第393回定期演奏会のライヴレコーディングです。今からちょうど9年前ですね。会場はザ・シンフォニーホールです。

■ ブルックナー
  交響曲第0番 ニ短調
  
  指揮:下野 竜也
  大阪フィルハーモニー交響楽団

 (avex-CLASSICS ・ 2005年ライブ録音)

作曲時期は、第1番のリンツ稿より後の1869年に完成のようですが、1番以前の64年ごろに初稿ができたとしている考えもあったりと複雑ですね。ライナーノーツでは後者だとして、当初「第2番」とされていた本作品を、晩年自身の手で「第2」という部分を annulliet 「無効」としたとあります。

「無効交響曲」との言い方もあるようです。

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私にとって初 「NULLTE」 の聴いてみての印象。
第1楽章は低弦の伴奏に乗ってヴァイオリンがアウフタクトから16分音符を刻んで行進曲風に始まります。さすがに主題の魅力には乏しいと言わざるを得ませんし、曲の宇宙的な広がりもまだ感じられませんが、木管の物悲しい調べや後半に現れる金管の荘厳な響きは個性が出ていると感じました。

第2楽章Andanteは、後のシンフォニーと比べるとクライマックスの盛り上がりに欠くのかなと思いますが、明るく美しい音楽です。ブルックナーらしい第3楽章のスケルツォはトリオの美しさもさることながら、短いですがテンパニが荒れ狂うコーダもかっこいいと思いました。

そして第4楽章。冒頭の静かで美しい音楽に魅せられます。そして金管楽器により決然と提示される第1主題は口ずさめるほどメロディーラインがはっきりしていて、この主題が次第に発展していくのはブルックナーお得意の手法でしょうか。4つの楽章の中では一番気に入りました。

下野さん指揮の大フィルは、弦も管も厚みがあって、トゥッティでの力感ある響きなど、本格的なブルックナーだと感じました。それだけでなく、ゆっくり静かな部分、例えば第2楽章やフィナーレ冒頭などでもいい音を出しています。すばらしい。

10月の初めにスクロヴァチェフスキ/読響が定期で取り上げてましたね。もし出張と重なっていたら、是が非でも行きたかったものです。

エリシュカさんの練習見学会

コンサート(札響)
11 /14 2014
     

札響の11月定期の練習見学会に行きました。指揮は首席客演指揮者のラドミル・エリシュカさんです。

練習風景というのは、テレビでN響の様子などを見ることはありましたが、実際にプロの指揮者が全力で音楽を作り上げていくのを目の当たりにして大変興味深いものがありました。

会場は本番同様kitaraです。普段着の指揮者、団員により練習が始まります。初めにブラームス交響曲第2番の第4楽章を。

エネルギッシュな指揮ぶりのエリシュカさん、わりとよく止めます。その度に、タクトで譜面台の角をカン、カン、カン、カンと叩き、大きな声で指示を出します。ちょっと怖いチェコの頑固オヤジという感じです。

この日はチェコ語の通訳がついていて、マイクを通して会場の私たちにもよく聞き取れるようになっています。

「最初の何小節か、テンポに乗りきれていませんね」
「ここではフルート気持ちテンポを落とします」
「ホルンとトロンボーンはアクセントをつけすぎないで」
「ピアニッシモですが弱すぎないで、もう少し大きくお願いします」
「なんだかぐちゃぐちゃになってきたぞ」
「だんだん遅れてくる!テンポ落とさないで!」・・・。

この曲って、リズムが甘くなると、なんだかダラダラな感じになってしまうような気がしますね。皆さん真剣、必死でした。

練習はこのあと、第1楽章冒頭を少しやった後、「魔弾の射手」序曲へ。

コンサートマスターが通訳を通じてアクセントの処理をマエストロに尋ねたりする場面もあります。
「はい、ここは3つの音すべてにアクセントをつけて!」との指示を聞き、団員の皆さんは頷き、楽譜に書きこみをしたりしていました。

中には「???(速度記号だと思いますが聞き取れず)の部分、そのとおりやったら、私は本気で怒ります。」などというコメントも。これを通訳の方が冷静に訳された時には、さすがに団員からも少し笑いが・・・

止まるたびに、今度はどんな指示かな~と、見ている方も本当に集中したあっという間の1時間でした。
実におもしろかった!

上の写真は昨日の札幌中心部の様子。
すっかり落葉した街路樹が多い中、まだ黄葉が残っているものがあったので。
夜からは本格的な雪となり、平地で積雪となりました。

尾高/札響のベートーヴェン 「第9」

聴いている音楽(札響)
11 /09 2014
週末は、尾高さんが音楽監督に就任する以前の「ミュージックアドバイザー/常任指揮者」時代の録音を楽しんでいました。2002年12月26日の第9演奏会のライブレコーディングです。

■ ベートーヴェン
  交響曲第9番 ニ短調 作品125 「合唱付」

  指揮:尾高 忠明
  札幌交響楽団

  ソプラノ:佐々木 典子
  アルト:重松 みか
  テノール:星 洋二
  バリトン:佐野 正一

  札幌放送合唱団、札幌アカデミー合唱団
  合唱指揮:長内 勲

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従来の演奏スタイルかと思いますが、早めのテンポと引き締まったリズムの颯爽と若々しいベートーヴェンという印象です。第3楽章は14分26秒で駆け抜けています。

第4楽章、歓喜の主題が全管楽器で奏でられる直前の盛り上がりや、テノールのソロのあとのフガートはもう少し厚みがある演奏が好きですけど、オーケストラは総じて素晴らしいアンサンブルを聴かせてくれています。

12年前の録音ということで、フルート、オーボエ、クラリネット、トランペットの首席は今と違いますし、札響合唱団も創設されていません。逆にホルンセクションは今とほとんどメンバーが一緒かと思われますが、第2、第3楽章なんかを聴きますと(今より?)好調な様子で、なかなか面白かったりします。

気になったのは、バリトンのソロの出だしが少し不安定に感じたことと、ライナーノーツに歌詞が載せられていないことでしょうか。(中には初めて第9に接するという人もいるかもしれませんしねぇ・・・)

尾高さんは札響創立50周年の2011年にベートーヴェン・ツィクルスを実施し、こちらもCD化もされていますが、未聴なのでいずれ購入してみたいと思っています。ちなみにこのツィクルス、私は定期会員でしたが、単身赴任となったため、なかなか足を運べず、聴けたのは1,2,6,7番だけでした。

スラットキンのエルガー 交響曲第1番

聴いている音楽
11 /07 2014
このところ夢中で聴いている曲はエルガーです。1月に買った「Leonard Slatkin conducts Elgar」からの一枚。

■ エルガー  
  交響曲第1番 変イ長調 作品55

  指揮:レナード・スラットキン
  ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

 (SONY CLASSICAL ・ 1989年録音)

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20代にバルビローリの録音を聴いたことがありましたが、長くて面白くない曲との印象を持ち、敬遠しておりました。今ではエルガー一流の気品に溢れつつ、重厚さも兼ね備えた傑作だと感じるようになりました。

この間、日本人初のエルガー・メダル受賞者となった尾高さんが札響の音楽監督になり、何回か演奏されたましたが、すべてスルー。なぜ、この曲の素晴らしさに気が付かなかったのでしょう。今となっては痛恨の極みとしかいいようがありません。CD(交響曲第1番、3番)が発売されているので、いずれ買いたいと思います。

エルガーらしい序奏、ロマンティックな第3楽章、演奏効果抜群の全曲のラストと聴きどころも満載な中、唯一、第1楽章の序奏に続くAllegro部分、重厚感はあるものの、ドイツ音楽のように理屈っぽく展開するところに取っつきにくさも感じます。私は後半の二つの楽章を好んで聴いています。

演奏の方はスラットキンの統率が行き届いていて、アンサンブルが極上。金管は軽めの響きですが、鳴りっぷりが良く、弦や木管は美しい響きで曲の上品さを保ちつつ、のびのび演奏している感じです。まさにお国ものですね。

『第九をうたおう』 の別冊楽譜

音楽
11 /05 2014
実家の本棚をガサゴソ漁っていたら見つけました。

1991年10月~12月にNHK教育テレビ(あのころはまだEテレなどいう言葉はなかったですね)で放送された 趣味百科『第九をうたおう』の別冊楽譜です。

私の記憶では指揮者の井上道義さんがアマチュアの方を相手に、毎週少しずつ第4楽章を指導していくというような番組だったような・・・。いやぁ懐かしいですねぇ。井上さんの演奏方法や指導内容があらかじめ印刷されているのも興味深いです。

井上道義さんはご病気から復帰したようですね。益々のご活躍を期待します。ちなみに放映当時は、40代半ばだったようです。



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小澤/SFSの ベートーヴェン「英雄」

聴いている音楽
11 /04 2014
連休はちょいと実家に帰省。お正月は帰る予定はないので今年最後になるでしょう。

18℃とかなり暖かかった一昨日から一転、連休最終日、札幌に帰ってくるなり一桁の気温。午後からは雪も時折降る悪天候に。風も強く、街路樹の葉も結構落ちて、なんだかさみしい冬景色に近づきつつあります。

さて、実家には置きっぱなしにしているCDが何枚かあるのですが、今回はそんな中から、小澤征爾さんが手兵サンフランシスコ交響楽団を指揮したベートーヴェンの交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」(PHILIPS・1975年録音)を聴いていました。

何で持っているか?帰省の際、近所のブックオフで買ったものと思われますが、記憶にありません(笑)

小澤さんのベートーヴェンというのは評論家諸氏はもとより、一般のリスナーの方にもあまりよい評判は聴きませんが、私は色々なタイプの演奏を楽しみたいので手が伸びたのかもしれません。

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というわけで、小澤さん40歳の時の「英雄」。

改めて聴きなおしますと、第一印象どおり、迫力、逞しさ、革命的なスケール感を目指そうというよりは、あくまで古典派のシンフォニーとして、すっきりと、見通し良く手堅くまとめたという印象です。このあたりが重厚な表現を求める方には物足りなさを感じるところでしょうか。

そもそもアメリカ西海岸のオケから「重厚なドイツ音楽!」は出てこないと割り切って、ポケットスコアを眺めながら、各楽器(特に木管、ホルン)の細かな動きを追うなどして、爽やかなベートーヴェンを楽しみました。

札響2015/2016シーズン

コンサート情報・予定
11 /01 2014
先日聴きに行った札響の10月定期のプログラムに来シーズンのラインナップが速報されていました。

来シーズンの開幕はkitara改修工事のため6月からですが、いきなりエリシュカさんのブラ4(6月)、ポンマー首席指揮者就任記念でメンデルゾーンの『讃歌』(7月)と立て続けに円熟の棒を味わいます。

秋以降はホリガーさん(9月)のオーボエが聴ける!、尾高さん(10月)が振ってくれる!、さらには、なんと大物アシュケナージさん(11月)やオピッツさん(12月)までも登場!

プログラムもブラームス4番、ブルックナー9番、ショスタコ10番と好きな曲も目白押しではありませんか。今から楽しみです。

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【第578回】
2015年6月19日(金)19:00~
2016年6月20日(土)14:00~

ベートーヴェン 交響曲第4番 変ロ長調
ブラームス 交響曲第4番 ホ短調


指揮:ラドミル・エリシュカ

【第579回】~ポンマー首席指揮者就任記念、ライプツィヒ1000年記念プログラム
2015年7月10日(金)19:00~
2015年7月11日(土)14:00~

シューマン 交響曲第4番 ニ短調
メンデルスゾーン 交響曲第2番 変ロ長調 「讃歌」


指揮:マックス・ポンマー
ソプラノ:針生美智子、安藤赴美子
テノール:櫻田亮
札響合唱団

【第580回】
2015年9月4日(金)19:00~
2015年9月5日(土)14:00~

フンメル 序奏、主題と変奏 ヘ長調(※)
シューベルト(R.モーゼル編) アンダンテ ロ短調
シューベルト 交響曲第7番 ロ短調 「未完成」
バルトーク 管弦楽のための協奏曲


指揮とオーボエ(※):ハインツ・ホリガー

【第581回】
2015年10月2日(金)19:00~
2015年10月3日(土)14:00~

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番 ニ短調
ラフマニノフ 交響的舞曲


指揮:広上 淳一
ピアノ:小山 実稚恵~デビュー40周年記念~

【第582回】
2015年10月30日(金)19:00~
2015年10月31日(土)14:00~

尾高尚忠 交響曲第1番 ホ短調
ブルックナー 交響曲第9番 ニ短調(ノヴァーク版)


指揮:尾高 忠明

【第583回】
2015年11月27日(金)19:00~
2015年11月28日(土)14:00~

ベートーヴェン バレエ「プロメテウスの創造物」序曲
モーツァルト ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503
ショスタコーヴィチ 交響曲第10番 ホ短調


指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
ピアノ:河村 尚子

【第584回】
2015年12月11日(金)19:00~
2015年12月12日(土)14:00~

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 ト長調
ブルックナー 交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」(ハース版)


指揮:マックス・ポンマー
ピアノ:ゲルハルト・オピッツ

【第585回】
2016年1月22日(金)19:00~
2016年1月23日(土)14:00~

ラヴェル 組曲「マ・メール・ロワ」
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
ムソルグスキー(ラヴェル編曲) 組曲「展覧会の絵」


指揮:マティアス・バーメルト
ヴァイオリン:イザベル・ファウスト

【第586回】
2016年2月19日(金)19:00~
2016年2月20日(土)14:00~

J.シュトラウスⅡ世 皇帝円舞曲
ラウタヴァーラ 交響曲第3番(1961)
R.シュトラウス 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」


指揮:マックス・ポンマー

【第587回】~チャイコフスキー後期3大交響曲シリーズ2~
2016年3月4日(金)19:00~
2016年3月5日(土)14:00~

スメタナ 交響詩「シャールカ」
ドヴォルジャーク 弦楽セレナード ホ長調
チャイコフスキー 交響曲第4番 ヘ短調


指揮:ラドミル・エリシュカ