デュトワのビゼー 「アルルの女」

聴いている音楽
09 /14 2014
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シャルル・デュトワ指揮、モントリオール交響楽団の演奏でビゼーの「アルルの女」第1組曲、第2組曲を聴いています(DECCA・1986年録音)。フランス物に定評があって廉価版のカタログに載りつづけているのに実は聴いたことがなかったのです。

終始弦を軽やかに演奏することはもちろん、「カリヨン」のホルンや、「ファランドール」のトロンボーンまで徹底されているようです。「パストラール」や「ファランドール」で聴ける濁りのない澄んだアンサンブルもとても素敵ですし、第2組曲の「メヌエット」で聴こえるフルートがとにかく上手い!

通俗名曲の代名詞のような曲ですが、私は陰影に富んだ第2組曲の方を好みます。

ビゼー(1838-1875)が1872年に作曲した27曲から成る劇音楽は、アルルの女に心を奪われた主人公フレデリの嫉妬が招く悲劇ですが、第1組曲は同年ビゼー自身が組曲としましたが、第2組曲はビゼーの死後に、親友のエルネスト・ギローが編曲したものです。

ギローとはどのような人物だったのでしょう。ウィキペディアを見ましたら、1837年アメリカのニューオリンズに生まれ、52年にフランスに移住。ビゼーの死後の76年にパリ音楽院の教授に就任しているようで、ドビュッシーやデュカスを指導したとありました。なるほど相当な実力者だったのですね。

ちなみにルイジアナは1803年にアメリカがフランスから買収しているようです。

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