ポリーニのショパン バラード第1番

聴いている音楽
05 /24 2014
今週は、JRで道内出張がありました。

4月から少雨でしたが、この日は雨。それも、しとしと雨。

車窓からは、雨にかすむ田植え前の水田が延々続く光景・・・・。

雨は憂鬱になることもあるけれど、やはり気持ちを落ち着かせる効果があると実感。4月からの新たな部署でのバタバタ感がすぅーっと景色に溶け込んでいくようです・・・。

ボンヤリ眺めていると、白い水蒸気が一際よく上がっているところがありました。

よくよく見ると、地面からではなく、なんと雪山からでした。冬期間の雪堆積場だったのでしょう。だいぶ減ってはいましたが、完全に溶けきるにはもう少し時間がかかるように見えました。

そうそう、春先に残る雪堆積場の雪は、風を冷たくして運ぶので近隣住民から苦情が自治体に寄せられるとの話を思い出しました。

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そんな車内で聴いていたのは、ショパン。マウリツィオ・ポリーニが演奏するバラード第1番です。(DG・1999年録音)

以前の上司から借りて感銘を受け、その後購入したCDです。

ショパンは普段はあまり聴きませんが、この日は気持ちにしっくりきたのでしょう。ポリーニの逞しく、巨大で仰ぎ見るような立体感が圧巻です。サロンの音楽ではない感じですが。

そして、それだけでなく、第2主題が奏でられるところ・・・! 弱音は田園風景とともに、涙がで出るほど美しい・・・。






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オーケストラHARUKA 第11回演奏会

コンサート(その他)
05 /19 2014
昨日は地下歩行空間(チカホ)で「佐渡裕が語るPMF」という佐渡裕氏と玉木正之氏の対談イベントがあったのですが、スルー。

久しぶりにアマチュアオケのコンサートに行ってきました。
なんで?って、知り合いがいるから???

■ オーケストラHARUKA 第11回演奏会
 ロッシーニ 歌劇「ウィリアム・テル」序曲
 フンメル トランペット協奏曲変ホ長調
 プロコフィエフ バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より

 指揮:三河 正典
 トランペット独奏:福田 善亮(札幌交響楽団首席奏者)
 2014年5月18日(日)13:30~
 札幌コンサートホールkitara大ホール

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朝からはっきりしない天気でしたが、開演前は少し晴れ間も。左の石は彫刻家、安田侃さんの「相響」という作品。

さて、オーケストラHARUKAは「必要最小限の人数で透明感のある響きをつくる」「バレエやオペラなど舞台芸術にも積極的に取り組む」ことをコンセプトに2003年に設立。私は聴くのは2度目です。(しばらく行けてなくてスイマセン)

印象に残ったところを中心に感想文を書いておきましょう。

1曲目のウィリアム・テルは、「スイス軍の行進」での管楽器の粒のそろったアンサンブルが綺麗でした。最後の盛り上がりに向けたテンポの設定なんか、指揮者の方の手腕にただただ感心です。

2曲目は今日のお目当ての札響首席の福田さんによるフンメルです。福田さんは2005年3月まで都響の首席でしたので、首都圏の方にもなじみがあるはず。

演奏は、もう、素晴らしいの一言!音色、テクニックとも冴えていました。オケも安定した力強い響きで独奏を支え好演。第3楽章のテンポはやや遅めの印象。この曲カデンツァがないのが返す返す残念ですが、ハイドンと並ぶ名作ですね。

アンコールにプッチーニの歌劇「ジャンニ・スキッキ」から”私のお父さん”が演奏されました。こちらも非常に伸びのある吹奏です。
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休憩を挟んでメインの「ロメオとジュリエット」は12曲を抜粋。
1.序曲
2.情景
3.朝の踊り
4.モンタギュー家とキャピュレット家
5.少女ジュリエット
6.仮面
7.ロメオとジュリエット
8.ティボルトの死
9.ローレンス僧
10.踊り
11.ジュリエットの墓の前のロメオ
12.ジュリエットの死

技術だけでなく、指揮者の表現意欲に一丸となってついていくような演奏。整えるだけでも大変なアマオケにあって、一歩踏み込んだ感じの演奏で、聴きごたえ満点でした。

アンコールは、こんな感じ。
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団員の方は昨日は打ち上げでしょうか?気持ちよく酔えそうな熱演でした。お疲れ様でした。


カラヤンのショスタコーヴィチ交響曲第10番

聴いている音楽
05 /17 2014
今週の話題。4月の札幌は晴ればっかりだなぁと思っていましたら、新聞に観測史上1位の日照時間だったことが載っていました。

そして週の半ばには根室のチシマザクラが開花したとのニュース。そして、昨日はオホーツク海側で雪が積もったとか・・・。いやぁ色々ありました。

今朝の札幌は昨日から続く雨模様。9時の気温がなんと7℃!ストーブつけてます!

という感じですが、音楽の方はといいますと、今週はショスタコーヴィチをず-っと聴いておりました。



カラヤン/ベルリン・フィルによるショスタコーヴィチの交響曲第10番ホ短調(DG・1966年録音)です。

カラヤンのショスタコーヴィチの録音は10番のみ。ただ、3回も録音したということで、これはその記念すべき最初のものです。

う~ん、ベルリン・フィルの破壊力が凄まじい・・・。

暗い音色ですが、低音から積み上げていく分厚いハーモニーづくりで、その分シニカルな感じが和らいでいるような印象です。

それにしても、カラヤンの指揮は「ため」が結構あると勝手に思っていますが、こういう切れ味勝負の曲でも、バッチリ決まって唖然とするばかり。

ショスタコーヴィチはやっぱり生ですね。戦慄の音楽が音の振動とともに体に刻みつけられる、札響定期で聴いた8番がそんな感じでした。10番も生で聴いてみたいものです。


アバドのチャイコフスキー「小ロシア」

聴いている音楽
05 /10 2014
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少し前から、廉価版のアバド/シカゴ響のチャイコフスキー交響曲全集から第2番「小ロシア」(SONYclassical・1984年録音)を聴いています。

「小ロシア」?「ウクライナ」?よくわかりませんが、前者の方がしっくりきます。

アバドのチャイコフスキー全集は、1984年の2番からスタートして5→6→4→3と進み、1991年の1番で完結したようです。

ちなみにこの2番、紙ジャケットには、「May15,1984」とありますので、ちょうど30年前の今頃の録音ですね。イリノイ州シカゴはどんな春だったのでしょうか。

第1楽章は断片を展開させていくような音楽で明らかに1番「冬の日の幻想」とは違う感じを味わえますが、多少理屈っぽい感じも。チャイコフスキーらしい?うねうねと続く息の長い旋律がこの2番にはあまりない感じ。

演奏の方はのびやかに歌うところと、パワフルにきめるところのメリハリが効いていて、爽快な気持ちにさせてくれます。アンサンブルが難しそうな第3楽章ではシカゴ響の緻密な演奏に恐れ入ります。

GWの写真を使ってしまいましょう。
ニセコ町の道の駅から撮った蝦夷富士、羊蹄山(ようていざん)です。
ウソかホントか知りませんが、単独峰なのでクマがいないとか???
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ドラティのコープランド「エル・サロン・メヒコ」

聴いている音楽
05 /03 2014
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今週はコープランド(1900-1990)の「エル・サロン・メヒコ」なんかを聴いていました。演奏はアンタル・ドラティ指揮のデトロイト交響楽団によるものです。(DECCA・1981年録音)

1932年のメキシコ旅行の印象をもとに1936年に書き上げられたとされていますが、実に躍動感あふれる色彩豊かな音楽です。管楽器、特にクラリネットやトランペット楽しさ、打楽器の面白さが印象的です。

ドラティの演奏もとてもいいです。管楽器奏者がとても上手いのはアメリカのオケだからでしょうか。録音がまた素晴らしい!

デトロイト交響楽団の録音は最近は全く目にしなくなったような気がします。(クラシック音楽界全般にそうですが)

デトロイト市自体も破たんして、なんだか勢いがない感じですが、この録音当時のオケはとても士気が高いように感じます。録音された1981年は、ドラティの音楽監督任期の最後の年になるようです。

ドラティはこのオケを世界水準に戻したとか言われていますが、記事を書くのによくよく見て見たらドラティの任期は1977-1981年という短期間ということで、あらためて驚きました。

札幌は梅、桜、ツツジが開花。写真は図書館裏で綺麗に咲いていたツツジです。
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