札響第568回定期 エリシュカ指揮 チャイコフスキー「悲愴」

音楽鑑賞
04 /13 2014
■札幌交響楽団第568回定期演奏会

ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
ヴォジーシェク:交響曲ニ長調 
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」

指揮:ラドミル・エリシュカ

2014年4月12日(土)14:00~
札幌コンサートホールkitara

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今回のロビーコンサートはボロディンの弦楽四重奏曲第2番から第1楽章。今回は奏者の間近で聴けました。生の弦楽器の音がビシビシ伝わってきました。

1曲目「ローマの謝肉祭」は、弦楽器16型、トランペットもセクション全員の4人(うち2はコルネット?)という大編成。タンバリンも活躍したりして視覚的にも楽しめました。もちろん演奏も御年80歳を超えるとは思えない若々しく鮮やかなものでした。

2曲目のヴォジーシェクの交響曲ニ長調は札響初演。ヴォジーシェクは34歳で早世したベートーヴェンやシューベルトと同時代のボヘミアの作曲家で、この唯一の交響曲は亡くなる4年前の1821年の作品だそうです。プログラムには「ボヘミアのベートーヴェン」と呼ばれた4楽章からなる力強い作品とあります。・・・はい、でも正直あまり印象に残らず・・・。第4楽章ではタクトが吹っ飛ぶ?アクシデントが!

休憩後の「悲愴」。実は生で聴くのは自分でも意外ですが初めてです。全体的にロマンティックで濃厚な演奏という印象です。特に第1楽章第2主題や第4楽章全体(特に冒頭)なんかで、そう感じました。あとは第3楽章。なかなか重心が低く、自分的には遅めに感じたテンポ設定と相まって重厚な表現でした。ソロでは第1楽章のクラリネットが素敵だったことも書いておきましょう。

タクトを下ろした後、エリシュカ氏は満足げに両手でガッツポーズ?万雷の拍手を受けるときも、素晴らしいソロを聴かせてくれたファゴットやクラリネット奏者だけでなく、楽団全体を称えるような感じで聴衆にアピール。コンマスのほか弦楽器各セクション首席とも握手するなど楽団員への感謝をしきりになさっていました。シーズンの開幕はなかなか盛り上がった感じでした。

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