バッハ トッカータとフーガニ短調

聴いている音楽
03 /27 2014
送別会続きで少々飲み疲れの毎日。本日は二次会は失礼させていただき、ホテルのバーでアードベック10年を一杯だけ飲みクールダウンしてから帰宅。

この3年でめっきり酒が弱くなりました。飲み方も美味い酒を少量という感じを好むようになりました。

帰宅しても部屋は結構がらんどうです。この週末に残りのものを運んでしまえば、なんとかなるでしょう。知らず知らずのうちに物は増えますね。次の単身赴任の時の課題にします。

まあ、こんな状況ですが、音楽の方は札幌コンサートホールkitaraのサイトで紹介されている前専属オルガニスト、マリア・マグダレナ・カチョルさんの動画を楽しんでおりました。

前にも書きましたが、kitaraの専属オルガニストは、欧州で研鑽を積んだ若手奏者を1年の任期で雇用するシステム。カチョルさんは、2012年9月から2013年8月まで第15代オルガニストを務めておられました。

知的な感じです。鍵盤の動きを見ているだけでも楽しいです。





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A.リード 春の猟犬

聴いている音楽
03 /25 2014
単身赴任先から荷物を引き上げてくるのにあたって、いい機会なので、先日、自宅のほうも整理整頓していましたら、古いMD(死語かな??)が出てきました。

タイトルには「A.リード作品集」(汐澤安彦指揮/東京佼成ウィンドオーケストラ)とあります。アルフレッド・リード(1921-2005・アメリカ)は、吹奏楽をやっている人なら誰でも知っている作曲家ですね。

片づけの手を休めて一曲だけ「春の猟犬」を聴きました。

Wikipediaによりますと、1980年初演。カナダのオンタリオ州ウィンザーにあるジョン・L・フォースター・セカンダリースクール・コンサートバンドからの委嘱。曲のタイトルは、イギリスの詩人アルジャーノン・チャールズ・スウィンバーンの『キャリドンのアタランタ』という詩に霊感を得たものとのこと。

演奏会用序曲というジャンルになるんでしょうか。急-緩-急からなる10分ぐらいの簡潔なつくり。大傑作というわけではないのでしょうが、明るく元気で、まさに春を感じる佳曲だと思います。

はじけるように軽快に始まり、華やかな音の洪水。中間部は緩やかなテンポで、美しいメロディがうねうねと続きます。「あぁ、これこれ、この感じがリードだなぁ・・・」と感慨に浸っていると、再び音楽は早いテンポに戻り、中間部の旋律も重なり、盛り上がりを増していきます。

リードの作品は何曲か演奏したことがありますが、残念ながらこの曲は縁がありませんでした。やってみたかったものです。

単身赴任先、昨日は春を感じる暖かな日、気温も9℃まで上がりました。雪融けも若干進んで、積雪はただいま63cm。
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ジュリーニのバッハ ミサ曲ロ短調

聴いている音楽
03 /23 2014
連休中、ジュリーニが晩年にモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトなどとともに、ソニーに残してくれた録音の中からバッハのロ短調ミサを聴いていました。

ロ短調ミサは結構好きな曲です。生でも一度、バッハ・コレギウム・ジャパンのミューザ川崎での演奏会を聴きに行ったことがあります。

この曲、成立事情が複雑で、全体の4部は別々につくられ、作曲年に25年ぐらい差があると言われていますが、素人には全くわかりませんね。私はバッハ最晩年に作られたという、三位一体の神、イエス、聖霊でそれぞれ3曲ずつの9曲からなる「クレド」の神秘と賛美の音楽が感動的で好きです。

■ バッハ ミサ曲ロ短調BMV232
 指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
 バイエルン放送交響楽団
 バイエルン放送合唱団
 合唱指揮:ミヒャエル・グレーザー

 ルート・ツィーザク(ソプラノ)
 ロバータ・アレグザンダー(ソプラノ)
 ヤルト・ヴァン・ネス(アルト)
 キース・ルイス(テノール)
 デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バス・バリトン)
(sony classical・1994年live録音)

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ジュリーニは古楽とは全く異なる、あくまでコンサート作品としてのアプローチ。遅いテンポから一音一音慈しみ、合唱を伴う曲では壮大なスケールで描く演奏ではないでしょうか。トランペットやホルンの細かいパッセージもモダン楽器による安定した演奏で心地よさを感じます。

グローリアの終曲「聖霊とともに」、クレドの「われは信ず、聖書にありしごとく、三日目によみがえり」や「死者のよみがえりと来世の生命とを待ち望む」、サンクトゥスなど壮麗な曲は迫力満点。

逆に各声部がクリアに聴こえないところや、独唱陣の歌い方(特にソプラノ)は好みが分かれるのではと思います。


転勤

雑記
03 /20 2014
実は転勤が決まりまして、4月から札幌勤務となります。

単身赴任は3年でひとまず終了ということになります。ありきたりな感想ですが、あっという間でした。

この3年、仕事、家庭、健康どれもまずまず順調だったと思います。自分としては上出来ではないでしょうか。

いざ転勤が決まると、冬はかなり寒いものの自然豊かなこの上川盆地から去ることに少々寂しさを感じます。何気ない通勤風景も赴任した頃のように新鮮に見えたりもします。

仕事の引き継ぎ、部屋の片づけは徐々に進めていますが、来週は、送別会がつづきます。飲み過ぎに気をつけなければ・・・。

写真は昨秋の大雪山系。通勤途中にコンデジで撮影したものですから、ご愛嬌ということで・・・
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バレンボイムのブラームス 大学祝典序曲

聴いている音楽
03 /17 2014
バレンボイム/シカゴ交響楽団の交響曲全集、ハイドン・ヴァリエーション、悲劇的序曲、大学祝典序曲を納めたセットもの(Waner Classics・1993年録音)から大学祝典序曲を聴いていました。

学生時代は吹奏楽部でしたので、こうもり序曲やはげ山の一夜などの10分ぐらいのクラシック小品の編曲版をやるときは、それはもう何回も何回も聴きこみましたが、大人になると聴き流してしまうようになってしまいました。

何年か前に買ったこのセットもの。全部聴いて、意外によかったのがこの大学祝典序曲の演奏。

CDをかけっぱなしにしていて、全パートの充実した響き、金管セクションのブリリアントで祝祭的な吹奏に、思わず耳を奪われました。シカゴ響は本当に上手いですね。

お気楽な感じの曲ですが、たまに聴くと楽しいですし、元気が出ます。

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オイストラフ&ロストロポーヴィチ ブラームスの二重協奏曲

聴いている音楽
03 /15 2014
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ジャケット写真は、ベートーヴェンのトリプルコンチェルトのイメージですが、ここ最近聴いていたのは、一緒に入っているブラームスのヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調の方です。

なぜか縁が薄い曲というのがあるかと思うのですが、私の場合はこの曲です。ブラームス晩年の力作なのですが・・・。主役が二つというのは、難しいのでしょうか、あまり演奏されない印象ですし、他の作曲家もこういう形態で書いていない気が・・・。

この曲は、ブラームスらしく?旋律があるのかないのかわからない感じ(特に第1楽章)ですが、それでも、魅力的に聴こえるのはすごいものですね。私は第2楽章の室内楽っぽい感じが好きで、暖炉の近くで聴いているイメージを思い浮かべてしまいます。

演奏はダヴィド・オイストラフ(vn)とムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(vc)、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団による演奏(EMI・1969年録音)です。

ロストロポーヴィチの録音からはみ出しそうな巨大な立体感、オイストラフの美しい高音の響き、セルの胸がすくようなパリッとした演奏。力感もあります。ホント素敵だと思います。そうそう、オイストラフは、今騒然としているウクライナのオデッサ生まれなのですね。

札幌の最高気温は2℃・・・、来週は少し気温が上がりそうです。早く暖かくなってほしいものです。


「100歳まで弾くからね!」

音楽
03 /11 2014


週明け札幌は30cmのドカ雪、単身赴任先では今朝-17℃と少々困惑しております・・・。

そんな状況ですが、週末、98年から札響コンサートマスターを務める大平まゆみさんの初エッセー「100歳まで弾くからね!」(北海道新聞社)を読みました。

遠い遠い世界の大演奏家の自伝、評伝ではなく、我が街のオケのコンマスという、身近なところのプロのお話という点に親しみを感じて、思わず購入してしまいました。

近年ソロ活動も多くCDも4枚発売。地元FMラジオ番組の中で小コーナーを持たれており、お声を聞く機会も多いのですが、実はよく知らなかったのです。

帯には「19歳から13年間にわたるアメリカでの音楽修行、二人の子育て、能力を最大限に引き出す時間や「気」の使い方などを明かす。生い立ちからユニークな練習法まで、初公開の写真も多数収録。」とあります。

仙台生まれで芸大付属高受験のレッスンのために上京を繰り返したこと、芸大一年の時にサンフランシスコ音楽院に留学するところから、大きく人生が動き出していく部分だけみても、本当にチャレンジ精神に富んだ、エネルギッシュな方だなあと強く印象に残りました。

そうそう、札響経営危機の際は、理事の方と一緒に、ヴァイオリンを持って経済界を訪問し、時には演奏しながら支援を訴えられたというシリアスなお話も。

最後に、印象に残った指揮者・ソリストには、ネヴィル・マリナー、エマニュエル・パユ、庄司紗矢香さんをあげておられたことを記しておきます。

お三方が客演した演奏会は私も聴いておりました。参考までに曲目は、マリナーさんはメンデルスゾーンの「スコットランド」。パユさんはイベールの協奏曲。庄司さんはモーツァルトの3番というものでした。


チョン・キョンファのサン=サーンス ヴァイオリン協奏曲第3番

聴いている音楽
03 /07 2014
2月の最終週は最高気温がずっとプラスで異常なほどでしたが、今週は一転して連日真冬日。春まだ遠しの北海道です。

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さて、最近の通勤の音楽は、普段はあまり聴かないフランス音楽。サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調をチョン・キョンファ、ローレンス・フォスター指揮のロンドン交響楽団の演奏(DECCA・1975年録音)で楽しんでおりました。

チョン・キョンファは、最も成功したアジア系のヴァイオリニストの一人ということになるんでしょうけど、昔、シベリウス、ベートーヴェン、ブルッフ、プロコフィエフ、ストラヴィンスキーなど、いくつかコンチェルトを聴いてみて、あまりピンと来なかったので、以来なんとなく疎遠になってCDなんかはほとんど持っていない現状です。

このサン=サーンスも、何年も前にチョン・キョンファのラロのスペイン交響曲を聴きたくて図書館から借りてきたCDのカップリングとして収録されていたものです。車のオーディオに取り込んでそのままになっていました。

この演奏は評論家先生のご意見は結構分かれているようですが、久しぶりに聴いてみると、まさに全身全霊でぶつかるような演奏は、これはこれで圧倒されてしまいます。特にものすごいパッションとテンションで弾いている第3楽章なんかでは、思わず「うぉっ」となってしまいます。


札幌交響楽団 第567回定期演奏会(昼公演)

コンサート(札響)
03 /03 2014
尾高監督と札響が3年がかりで取り組むシベリウスを土曜のマチネで聴いてきました。天気晴れ、気温2℃の穏やかな午後でしたが、kitaraの前にはまだ雪がいっぱい。
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■ 札幌交響楽団第567回定期演奏会
  指揮:尾高忠明
 シベリウス 組曲「恋人」
 シベリウス 交響曲第4番イ短調
 シベリウス 交響曲第2番ニ長調

  2014年3月1日(土)15:00~
 札幌コンサートホールkitara

開演前のロビーコンサートはR.シュトラウスのティル!? なんだか得した気分です。
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コンサートマスターは大平まゆみさん、弦楽器の配置と編成はステージに向かって左から第1vn(16)、第2vn(14)、vc(10)、va(12)、奥にcb(8)。

1曲目の組曲「恋人」は全く知らない曲。20代後半に作曲された無伴奏男声合唱曲を40代に自身で編曲したもののようです。打楽器を含む弦楽オケという編成がユニークです。「恋人」、「恋人の小径」、「こんばんは-さようなら」という3曲で、美しい弦の響きを味わえる10分程の曲でした。

2曲目は第4交響曲。生で聴くのは2回目です。この曲の持つ独特の暗さは割と好きです。冒頭の低弦をはじめ力強い部分ではアクセントを効かせた鋭角的な響きで、静と動をくっきり描き分けるスケールの大きな演奏だと感じました。美しいソロを聴かせてくれたチェロ首席の石川さんにはブラヴォーも出ていました。

今回の席はオケの後方です
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休憩を挟んでの後半は第2交響曲。第2楽章は前楽章からほとんど間を開けずに開始。全体では1-2、3-4楽章という感じになるのですが、生は初めてなので、通常このように演奏されるのか正直よくわかりません。

印象に残ったところ。第2楽章でトランペットとフルートが交互にソロを奏でる部分。あの寂寥感はとても好きなのですが、福田、高橋の両首席の美しい音色に魅了されました。

第4楽章冒頭は演奏効果抜群ですね。朗々と響く弦、それに続くトランペットのファンファーレ。かっこいいです。そして金管楽器が輝かしく力強いフレーズを繰り返すラストは、全曲を閉じるにふさわしい圧巻の演奏でした。

さて、札響は、同じプログラムで3月5日(水)19:00からサントリーホールで東京公演を行います。また、後日CDの発売も予定されているようです。