アバドのブルックナー交響曲第1番

聴いている音楽
02 /15 2014
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週の後半は、アバド/ウィーン・フィルのブルックナー交響曲第1番ハ短調〈リンツ稿〉(DECCA・1969年録音)を聴いていました。

2013年に発売されたDECCA『The Best 1200』という廉価盤。このシリーズでこれだけは聴いてみたい!と思って、結局買ったのは1月の上旬、アバドの訃報に接する10日ほど前になってしまいました。

アバドは1番をウィーンフィルともう1回のほか、ルツェルン祝祭管とも録音しています。よほど好きなんでしょうか。

かなり地味な作品で、素人の私なんかには1,4楽章ではいまいち主題が??の部分もあるのですが、第2楽章は寂寥感と雄大さに浸れて大好きですし、第3楽章は厳しくも個性全開のスケルツォで魅力的です。

ちなみにスケルツォに関しては、「アントン・ブルックナー魂の山嶺」(田代櫂・春秋社)の中で、カール・グレーベという人が「古典派以降の平和な交響曲の地平に侵入してきた不気味な暴力」と呼んだということが紹介されています。

ブルックナー42歳の作品を36歳のアバドが指揮したこのディスク、両端楽章は若々しく、勢いがあって時に猛々しく、じっくり音を積み上げて響かせるというのとは違うスタイルのように感じました。

第2楽章は言うまでもありませんが、本当に美しい・・・。ただ、クライマックスは第4楽章なんかもそう感じたのですが、やや小ぶりな印象。

真冬日が続いていますが、日が長くなってくると、なんだかホッとします
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