ショルティのマーラー「大地の歌」(新盤)

聴いている音楽
12 /26 2013
ショルティ・大地の歌

■ マーラー 交響曲「大地の歌」
 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
 (A)マルヤーナ・リポフシェク
 (T)トーマス・モーザー
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 (DECCA 1992年live録音)

実は勘違いで購入したCDです。

ずっと前に中古屋さんに旅立たせたミントン/コロ/CSOの旧盤がやっぱりまた聴きたくなったところ、CDショップで目にとまり再購入したのですが・・・。

家で開けて見てビックリ。新盤でした。

少し前に買ったのですが、感想文を越年するのはよくないと思い、書いているわけです。

基本的には旧盤と同じく部分的に凝るのではなく、全体の流れを重視するスタイルかなと思いますが、第1、第4楽章などでのパリッとした冴えは旧盤に一歩譲るのではと感じました。

独唱の二人も素晴らしいのではないでしょうか。特にアルトのリポフシェクは、あまりクセがなく、私には聴きやすかったです。ただ、もう少し太い?深い?声を好まれる方もいるのかなと思いました。

第6楽章。アルト独唱はもとより、木管楽器がものをいう音楽だと思っていますが、十分に訴えかけるものがありました。


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タカーチQのラズモフスキー

聴いている音楽
12 /24 2013
タカーチ・ラズモフスキー

タカーチQという団体の名前はもちろん知っていますが、聴いたことがなかったので、図書館からベートーヴェン「中期弦楽四重奏曲集」を借りてきて、このところずっと聴いています。

聴きながら、年賀状を作ったり(笑)

■ ベートーヴェン 
 ・弦楽四重奏曲第7番ヘ長調《ラズモフスキー第1番》
 ・弦楽四重奏曲第8番ホ短調《ラズモフスキー第2番》
 ・弦楽四重奏曲第9番ハ長調《ラズモフスキー第3番》
 ・弦楽四重奏曲第10番変ホ長調《ハープ》

 タカーチ弦楽四重奏団
 (DECCA・2001年録音)

録音会場がいいのでしょうか、響きが綺麗に、適度な残響を伴って録音されています。今《ハープ》の第2楽章の美しい音楽が流れてますが、この記事を書きながら、下の写真とあうなぁと・・・。

弦楽四重奏は、まだまだ自分の言葉でいい現すことができない分野。とりあえず、こんな音楽聴いていますってことで。

これからじっくり開拓していきましょう。


今朝は-16℃。朝日が綺麗だったので、いつもと違う道を走ってみました。
朝20131224

小学校は明日が終業式。道内の小学校の3学期は1月下旬から。
朝20131224-2


ブリュッヘンのベートーヴェン第9(旧盤)

聴いている音楽
12 /21 2013
ブリュッヘン・ベト第9

■ ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調「合唱」
 指揮:フランス・ブリュッヘン
 18世紀オーケストラ
 (S)リン・ドーソン 
 (A)ヤート・ファン・ネス
 (T)アンソニー・ロルフ・ジョンソン 
 (Bs)アイケ・ビイルム・シュルテ
 リスボン・グルベンキアン合唱団
 (PHILIPS 1992年live録音)

ブリュッヘンのベートーヴェンというものを聴いたことがなかったので、第9を聴いてみました。

84年からスタートした旧全集の最後の録音です。

解説書によると、初演の祭、モーツァルト時代の楽器と、やや現代化した楽器を持った演奏家が混在していたということを踏まえ、本ディスクの録音には、コンセルトヘボウ管の奏者を招き、ガット弦に張り替え、弓を持ち替え、一緒に演奏したと書かれています。

贅肉をそぎ落としたようなキビキビとした演奏です。第3楽章は13:01で駆け抜けています。合唱も澄んでいて、とても心地良いです。

全体としては、特に第4楽章なんかで感じたのですが、それほど過激な表現はなく、よく耳にするスタイルの演奏から見て、さほど違和感のない、穏やかな第9という印象を持ちました。まあ、これは2013年の今だから言えることかもしれませんが。

奇をてらうことのない解釈は、これからも聴き継がれていくのではないでしょうか。新全集も聴いてみたくなりました。


ベームのブルックナー交響曲第8番

聴いている音楽
12 /19 2013
今朝は冷えて今シーズン初の-10℃。日中も-1℃のようです。
だんだん、この時期らしくなってきました。

ベーム・ブルックナーsym8

■ ブルックナー 交響曲第8番ハ短調
 指揮:カール・ベーム
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 (DG 1976年録音)

さて、音楽ですが、ベームのブルックナーは、第3番と第4番「ロマンティック」しか聴いたことがありませんでしたので、図書館から借りて聴いてみました。

3番、4番はいわゆる名盤なんて言われ方もするのに対して、8番は影が薄いような。そんな8番は3,4番よりさらに後、86歳で没したベーム82歳の時の録音です。

金管楽器を結構派手に吹き鳴らして、少々うるさかったり、終楽章冒頭のアンサンブルや、終結部分のバランスなどで、んっ?と感じたりもしましたが、全体としては、かくしゃくとして力強く、「厳しさ」を感じさせる演奏だと思いました。

第3楽章での艶のあるヴァイオリンや、同楽章コーダでホルンが奏でる天国的な響きも素晴らしく、このあたりは、さすがウィーンフィルと思わずにはいられません。

ところで、先日、古い雑誌を見返していたら、「ブルックナーの音楽をオルガンと結びつけてはならならい」というヴァントの言葉をみつけました。一瞬、えっ、と思って、それ以降、言葉の意味を色々探っています。


バーンスタイン/イスラエルフィルのマーラー交響曲第9番

聴いている音楽
12 /14 2013
バーンスタイン・イスラエルフィル・マーラーsym9

■ マーラー 交響曲第9番ニ長調
 指揮:レナード・バーンスタイン
 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
 (helicon classics 1985年live録音)

一時話題となったディスクです。

バーンスタインの第9はBPOとのライヴ盤を持っていますが、イスラエルフィル盤は聴き逃していたので、今さらジローですが、単身赴任先の図書館から借りて聴いてみました。1985年9月の来日公演の前月のテルアヴィヴでのライヴだそうです。

すごいですね・・・この演奏。

ものすごい粘着力、メリハリ、巨大な音の塊がずどーんと押し寄せてくる様は、鳥肌。鬼気迫るという表現以外に思い当りません。

同じライヴのBPO盤より、さらにオケと一体となって熱く演奏しているように感じました。

表現欲を覆い隠さずむき出しでさらけ出すバーンスタインの音楽は、好みを超えて、やはり一聴の価値があるように感じました。指揮に共感して全力を出し切っているイスラエルフィルにも拍手です。

演奏時間は、Ⅰ.29:27 Ⅱ.16:43 Ⅲ.12:07 Ⅳ.30:15という感じです。

うーん、これは、なかなか感銘をうけましたよ。


ハンス・ペーター・シューのヒンデミット トランペット・ソナタ

聴いている音楽
12 /10 2013
ハンス・ペーター・シュー2

週末は93年からウィーンフィルの首席トランペット奏者を務めるハンス・ペーター・シューの初のソロアルバムを楽しみました。

■ ヒンデミット トランペット・ソナタ変ロ調
 tp:ハンス・ペーター・シュー
 pf:児嶋 一江
 (CRYSTON 2011年録音)

 第1楽章 力強く
 第2楽章 中庸の動きで ~活発に 
 第3楽章 「葬送音楽」~非常に遅く

解説書を見ると1939年の作。
ヒンデミットはナチスに「退廃芸術」とされ、1935年にベルリンの音楽学校の教職を追われ、1938年にスイス、1940年にアメリカへと亡命。当時の世界情勢や自身を取り巻く環境が曲の雰囲気や構成に影響しているとあります。

代表作である交響曲「画家マチス」(1934年)と、ウェーバーの主題による交響的変容(1943年)の間の時期に創作されたということになります。普段はあまり興味はないのですが、たまには創作の背景や他の作品との前後関係なんかを考えてみるのも面白いものです。

昔から結構好きな曲ですが、最近は第3楽章に胸を打たれます。

さて、演奏の方はというと、まろやかな弱音、太くてずっしりと胸に届く強奏。

とにかく素晴らしい!の一言です。

技巧ではなく、音そのものに感動するということは、頻繁にあることではありません。

ディスクの帯には「50歳を過ぎて自分の音楽のすべてをCDに刻みたいと、本人の強い希望によりレコーディングが実現した」とあります。プロの方の至芸を堪能できることに感謝したいと思います。


庄司紗矢香のパガニーニ ヴァイオリン協奏曲第1番

聴いている音楽
12 /03 2013
師走の単身赴任先。

月曜の朝は20cmの積雪に見舞われ、今朝は晴れましたが-7℃と冷えこみました。どうやらこのまま根雪になりそうです。

さて、音楽の方はパガニーニです。

庄司・メータ・パガニーニ

1999年のパガニーニ国際コンクールで優勝した庄司さん。

そういえば、彼女のパガニーニを聴いたことがないなぁと思って、図書館から借りてきて、最近の通勤の音楽にしています。

初冬はなんだか憂鬱になりがちですが、第3楽章なんかを聴いていると、結構気分が晴れたりもします。

■ パガニーニ ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調
 指揮:ズービン・メータ
 vn:庄司紗矢香
 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
 (DG 2000年録音)

技巧を全面に出して押しまくるタイプとはちょっと違うような・・・・。

小気味の良いアクセントやスタッカート、華麗なテクニックはもちろんですが、随所に現れる優美な歌も丁寧に、大事に奏でられていて、多彩な表情を楽しめる演奏だなあと感じました。

メータ/イスラエル・フィルのバックも軽すぎず重すぎず、場面ごとの緩急が絶妙で、一本調子に陥ることがないところが気に入りました。

録音当時はまだ10代。あれから10年以上たちました。
昨年聴いたジャンルカ・カシオーリとのリサイタルは、とても印象深いものがありました。

CDとコンサートの両方で、コンチェルトと室内楽をそれぞれ聴いてみての感想ですが、室内楽の方が、より彼女の繊細な音が楽しめる。今はそんな風に感じています。