札フィルのブルックナーを聴く

コンサート
11 /03 2017
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■ 札幌フィルハーモニー管弦楽団第57回定期演奏会

 オッフェンバック(ロザンタール編) バレエ音楽「パリの喜び」より
 ブルックナー 交響曲第8番ハ短調(第2稿ハース版)

 指揮:松浦修

 2017年11月3日(金・祝)
 札幌コンサートホールkitara


文化の日は札幌で一番歴史の古いアマオケを初めて聴いてみました。聴いてみたいと思ったきっかけはオッフェンバックとブルックナーというプログラムのセンスに惹かれたからです。

「パリの喜び」は吹奏楽では結構やられていますが、オーケストラの生演奏を聴くのは初めてで、とても楽しみでした。8曲の抜粋でしたが、「序曲」冒頭のふわっとした軽妙な感じの音の作りに好感が持てました。全体的に良かったのですが、中でもオーケストラ全体がとても歌っていた「Valse lente」はすごく美しかったですね。

後半は「ブルックナー第8番」。技量も体力も必要とする大曲・難曲ですが、しっかりオーケストラを鳴らせていて健闘していたと思います。特にヴァイオリンセクション、フルートとホルンのトップの方は上手いと感じました。ホルン8のうち4本が持ち替えるワーグナー・チューバは難しい楽器なのでしょうね。だいぶ苦戦していたようです。ブル8を生演奏であらためて聴くとワーグナー・チューバの出てくるところなどがよくわかって非情に興味深かったです。


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ロメウス弦楽四重奏団 第4回演奏会

コンサート
10 /21 2017
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■ ロメウス弦楽四重奏団 第4回演奏会

 ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第2番 ト長調 作品18-2
 ベートーヴェン 弦楽四重奏団第7番 ヘ長調 作品59-1 「ラズモフスキー第1番」

 市川映子(第1ヴァイオリン)、坪田規子(第2ヴァイオリン)
 物部憲一(ヴィオラ)、廣狩理栄(チェロ)

 2017年10月20日(金)19:00~
 北海道立文学館

これから3週連続の演奏会です。はじめは元札響コンマスの市川さん、客演団員の坪田さん、現役団員の物部さんと廣狩さんによるカルテット。第1回演奏会の時に「ベートーヴェンをやりたい」とのお話があったとおりオール・ベートーヴェン・プログラム。今回は中期の傑作ラズモフスキー第1番がメインです。

今回初めて知りましたが2番は実際には3番目に作られた曲なのですね。優美な曲調は少しベートーヴェンのイメージと違うようにも感じられますがいい曲だと思います。今回少し勉強してから生で聴いてみたのですが、多少なりとも曲の理解が進んだように思います。

後半のラズモフスキー第1番はプログラムにも「弦楽四重奏の歴史における一大傑作」、「素晴らしさを何と形容したらよいか判らない」とありましたが、自分も聴くたびに実感します。当時の人もこの深みとスケール感には相当驚いたのではないでしょうか。もちろん第1楽章が一番いいのですが、今回は第3楽章、第4楽章にも大変惹かれるものがありました。前者の物悲しい響きは生で聴くととても心に響くものがありましたし、第4楽章はロシア民謡の主題がベートーヴェンによって芸術性の高いものに引き上げられているように思いました。演奏もすごく良かった!。約40分の大作を堪能させていただきました。

定期的にベートーヴェンの弦楽四重奏を聴くことができるのは、とても貴重な体験で、これからも一曲一曲聴きこんでコンサートに通うのを楽しみにしていきたいと思います。


まちなかコンサートで札響金管五重奏を聴く

コンサート
07 /22 2017

7月21日は札幌市内の公共施設や文化施設が夜間開放され、市民が地域の文化に親しむ「カルチャーナイト」。北欧発祥のこの催しも2003年から始まりすっかり定着した感があります。いつもは気象台や美術館に行っているのですが、今回は札響メンバーが金管五重奏で参加するというので聴きに行ってきました。場所は・・・札幌競馬場です。

■ まちなかコンサート~中央区~

 1.G1ファンファーレ(東京・中山)
 2.歌劇「アイーダ」より凱旋行進曲
 3.歌劇「カルメン」よりメドレー
 4.エスパーニャ
 5.バレエ「白鳥の湖」よりナポリの踊り
 6.チュニジアの夜
 7.「ウエスト・サイド・ストーリー」より
 8.草競馬

 札幌交響楽団メンバーによる金管アンサンブル
 福田善亮(Tp)、佐藤誠(Tp)、岩佐朋彦(Hr)、田中徹(Tb)、玉木亮一(Tub)、藤原靖久(Perc)

 2017年7月21日(金)18:00~
 札幌競馬場ファンファーレホール

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今回は札幌文化芸術劇場のプレイベントでもあるため、曲目はオペラ、バレエ、ミュージカルなどの舞台作品や、場所柄、競馬にちなんだもの(笑)とのことでした。

演奏はどれも良かったのですが、中でも「白鳥の湖よりナポリの踊り」でのトランペット首席の福田さん、とても格好良かった!。そして「草競馬」の愉しさ!、こちらもたまりませんでした。

曲と曲の合間にはトロンボーンの田中さんによるトークがあったのですが、これがまた丁寧かつ洒脱なもので聴衆を魅了していました。いやぁ、なかなかの話術です。

アンコールに歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」が演奏され、1時間の無料コンサートはおひらきとなりましたが、とても充実した内容でした。


ヌーベルアンサンブル&オージークァルテット ジョイントコンサート

コンサート
07 /16 2017
三連休中日の夜はアマチュアのサクソフォーン・アンサンブルの演奏会を聴きに行ってきました。

■ ヌーベルアンサンブル&オージークァルテット ジョイントコンサート

 1 オージークァルテット
 ・いっそレセナーデ
 ・ラヴ イズ オーバー
 ・未来予想図Ⅱ
 ・パリの空の下

2 ヌーベルアンサンブル
 ・To"B"Continued
 ・MY FAVORITE RHYTHM
 ・Rock'n Mozart
 ・四季より「春」in jazz
 ・バッハのメヌエット
 ・AMAZING GRACE

3 オージークァルテットと仲間たち
 ・白雪姫メドレー
 ・いそしぎ
 ・シェリトリンド

4 合同演奏
 ・レット イット ゴー(アナと雪の女王より)
 ・ホール ニューワールド(アラジンより)

2017年7月16日(日)19:00~
札幌時計台ホール

行ってみようと思ったきっかけは、アンサンブルコンクールで全国大会出場経験もある函館の実力派団体、ヌーベルアンサンブルの演奏が聴きたいと思ったからです。

会場は日本三大がっかり名所(笑)の札幌時計台の2階ホールです。時計台が午後7時の鐘を打ったところで、演奏会が始まります。

まず、地元札幌のオージークァルテットによる四重奏。演奏された4曲はメンバー4人のそれぞれのお気に入りだそうです。続いてヌーベルアンサンブルにより6曲が披露されました。メンバーは全員で7人だそうですが、今回は曲に応じて編成を変えていました。うーん、さすがは実力派団体ですね。音色や表現の幅など本当に上手いと思いました!。

5分の休憩のあとはオージークァルテットにフルート2、クラリネット2、パーカッションの”仲間たち”が加わったアンサンブル。そして最後は、オージークァルテットと仲間たち、ヌーベルアンサンブル、ヤマハ・サックスアンサンブルコースの皆さんによる総勢23名の合同演奏。大勢で演奏すると迫力が増しますね。聴きごたえがありました。

曲は親しみやすいものばかりで一曲一曲も短く、疲れないコンサートでした。今日の札幌は午前中の大雨で気温もそれほど上がらず、夕方からは晴れ。気温22度ほどの快適な夏の夜、時計台ホールに響くサクソフォーンの響きを堪能しました。


ノルト・シンフォニカー第14回定期演奏会

コンサート
06 /11 2017
■ ノルト・シンフォニカー 第14回定期演奏会

 エルガー 組曲「子供部屋」より ”目覚め”
 エルガー チェロ協奏曲 ホ短調 op.85 *
 ブラームス 交響曲第2番 ニ長調 op.73

 山田美穂(指揮)
 荒木均(チェロ) 札響チェロ奏者*

 2017年6月11日(日)13:30~
 ちえりあホール

札響の600回記念定期の翌日はアマチュア・オケの演奏会に行ってきました。ノルト・シンフォニカーさんは初めて聴く楽団です。

演奏の前に指揮者から曲の解説がありました。1曲目のエルガー作曲”目覚め”はおそらく北海道初演ではないかとのこと。2曲目のエルガーのチェロ・コンチェルトは「暗い曲だけど、その暗さを楽しんで」とユーモアあふれるお話がありました。ブラームスはこの楽団が演奏会で取り上げている「2番シリーズ」だそうで、過去にはチャイコフスキーの小ロシア、シューマンの2番などを演奏したようです。

さて、演奏会の感想ですが、荒木さんの美しい独奏と熱気を帯びたブラームスで「行って良かった!」と思えるものでした。生涯学習センター内にある「ちえりあホール」はおそらく定員が500名弱ほどかと思いますが、ほぼ満席。聴衆のマナーもよく、皆熱心に聴き入っていました。

アンコールには、エルガーのエニグマ・ヴァリエーションから「ニムロッド」が演奏されました。

アマオケの皆さんは技術レベルの向上や維持にご苦労されているとは思いますが、今後も是非演奏会に足を運んでみたいと思いました。