遠藤真理さんが読響のソロ・チェロ奏者に就任!

音楽
02 /21 2017
ぼやっと読響のサイトを見ていましたら、2017年2月2日のニュース・トピックスに「2017年4月 遠藤真理さんがソロ・チェロ奏者に就任」(※)とあるのが目に留まりました。

ええっ、そうなの!! と、やや3週間たってから気づいて驚く田舎者っぷり(笑)。

なにが驚くかというと、これまでソロや室内楽で活動されてきましたし、これからもこのような活動を中心にやっていかれるのかなと思っていたからです。でも、まあ向山佳絵子さんも今はN響で首席やってますしね・・・。

「就任コメント」によると、チェロでの女性の入団は始めてとのこと。また一年間ゲスト首席奏者で演奏したとあります。早速読響シンフォニックライヴで確認してみましたら、はい、たしかに演奏されていました。

昨年末に聴いたラフマニノフがすごく良かった遠藤さん。ますます今年も何とかしてコンサートに行きたい気持ちが高まりました。

※ 読売日本交響楽団のwebサイト~「2017年4月 遠藤真理さんがソロ・チェロ奏者に就任」


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四半世紀前の札響定期のプログラムは

音楽
10 /10 2016
連休は実家に帰省。昔の演奏会のパンフレットが捨てられずに残っていて、その中に札響の91年4月の定期演奏会のものがあります。91~92年のシーズンは今年からちょうど四半世紀前で、しかも札響創立30周年だったようです。曲目は以下のとおり。

1991年4月 第324回 指揮:秋山和慶 ピアノ:ジャン・フィリップ・コラール
モーツァルト 交響曲第1番
サン=サーンス ピアノ協奏曲第2番
ストラヴィンスキー バレエ音楽「春の祭典」

1991年5月 第325回《ベートーヴェン・シリーズ第7回》 指揮:山田一雄 ピアノ:海老彰子 
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第1番
ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱つき」

1991年6月 第326回 指揮:田中良和 チェロ:藤原真理
武満徹 弦楽のためのレクイエム
ショスタコーヴィチ チェロ協奏曲第1番
ブラームス 交響曲第2番

1991年7月 第327回 指揮:オンドレイ・レナルト ヴァイオリン:清水高師
モーツァルト 歌劇「ドン・ジョバンニ」序曲
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」
ドヴォルザーク 交響曲第8番

1991年9月 第328回 指揮:ペーター・シュヴァルツ
ブルックナー 交響曲第8番

1991年10月 第329回《ベートーヴェン・シリーズ第8回》 指揮:山田一雄
ベートーヴェン 交響曲第1番
ベートーヴェン 劇付随音楽「エグモント」

1991年11月 第330回 指揮:十束尚宏
マーラー 交響曲第3番

1991年12月 第331回《モーツァルト没後200年記念》 指揮:秋山和慶
モーツァルト レクイエム

1992年1月 第332回 指揮:尾高忠明 ピアノ:ジョン・木村・パーカー
モーツァルト 歌劇「皇帝ティトゥスの慈悲」序曲
モーツァルト ピアノ協奏曲第23番
R.シュトラウス 交響詩「ドン=キホーテ」
(ヴィオラ:原田幸一郎 チェロ:菅野博文)

1992年2月 第333回 指揮:高関健 ヴァイオリン:安永徹
ブルッフ スコットランド幻想曲
バルトーク 管弦楽のための協奏曲

1992年3月 第334回《ベートーヴェン・シリーズ最終回》 指揮:山田一雄
ベートーヴェン ミサ・ソレムニス

「春の祭典」や「管弦楽のための協奏曲」などの難曲から、ベートーヴェンの「第9」、「ミサ・ソレムニス」やモーツァルトの「レクイエム」などの声楽入りの曲。そしてブルックナーの「第8」やマーラーの「第3」という大曲まで、なかなか意欲的で豪華です。アニバーサリーイヤーだったからでしょうか、はたまたオーケストラの編成拡大の時期だったからか、いずれにせよプログラムから楽団の勢いや飛躍を感じさせるものがあります。

9月定期を振ったペーター・シュヴァルツさんは69~75年に常任指揮者をつとめられた育ての親の一人です。山田一雄さんのベートーヴェンは札響にとって2回目となるシンフォニーのツィクルスの一環ですが、残念ながら91年8月に逝去されていますので5月が札響への最後の客演となりました。10月と3月の定期はそれぞれ矢崎彦太郎氏と佐藤功太郎氏が代わりに指揮をされたようです。


「チャイコフスキー・コンクール」を読む

音楽
10 /01 2016
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中村紘子著『チャイコフスキー・コンクール ピアニストが聴く現代』を読んでみました。28年も前に出版された本ですが、某大型書店のフェアで平積みされていて、本年7月にお亡くなりになられたということもあって、ふと手に取ってみたことが今読むことになったきっかけです。

82年と86年に審査員をつとめた中村さんの視点で、旧ソ連の当時の状況やコンクールの舞台裏、コンテスタントへの評価が書かれていますが、それだけにとどまらず、クラシック音楽とコンクールのあり方、音楽教育の問題点、日本人の西洋音楽の受容など大変興味深い内容でした。正直なところ中村さんの深い見識と巧みな文章力に驚かされた面もあります。

86年のピアノ部門1位のバリー・ダグラスさんに関する記述も予選で弾いた「展覧会の絵」のことをはじめ結構あり、2014年12月の札響定期にも客演してくれたことを思い出しながら、読み進めることができました。そういう点ではこの本とは今が出会うべき縁だったということかもしれません。

読了後、入賞者を調べなおしてみると82年のピアノ部門では小山実稚恵さんが3位、ヴァイオリン部門ではヴィクトリア・ムローヴァさんが1位、チェロ部門ではアントニオ・メネセスさんが1位などそうそうたる顔ぶれです。その一方で1位の人でも私が知らないだけかもしれませんが、パッと顔を思い出せない人も結構いて、コンクール後の演奏家としてもキャリア形成の難しさも想像したところです。


映画「FAKE」を観る

音楽
07 /17 2016


シアターキノで映画「FAKE」を観てきました。(2016年・日本・森達也監督)

あの佐村河内守氏主演のドキュメンタリー映画です。

詳しくは書きませんが佐村河内さんのご家族も登場します。非常に興味深く、考えさせられる映画でした。流れもよく、あっという間の108分間でした。

チラシには記載されていた監督の言葉を引用しておきます。

映画で大切なことは普遍性。入口はゴーストライター騒動だけど、出口はきっと違います。誰が佐村河内守を造形したのか。誰が嘘をついているのか。真実とは何か。虚偽とは何か。そもそも映画(森達也)は信じられるのか・・・・・。視点や解釈は無数です。絶対に一つではない。僕の視点と解釈は存在するけど、結局は観たあなたのものです。でもひとつだけ思ってほしい。様々な解釈と視点があるからこそ、この世界は自由で豊かで素晴らしいのだと。



映画「ロイヤル・コンセルトヘボウ オーケストラがやって来る」

音楽
05 /22 2016


「ロイヤル・コンセルトヘボウ オーケストラがやって来る」(2014年/オランダ/監督:エディ・ホニグマン/98分)をシアターキノで観てきました。

創立125周年記念で2013年にマリス・ヤンソンスとともに行われたワールドツアーをベースとしたドキュメンタリー映画です。

インタビューは楽団員による演奏に臨む姿勢、楽曲解説、家族のことのほか、この映画ではツアー先での色々な人にとっての音楽への思いが語られます。

クラシック音楽好きのブエノスアイレスのタクシー運転手、楽器演奏に夢中な南アフリカの貧困地区に住む少女、ユダヤ人強制収容所から生き延びて帰ってきたマーラー好きのロシアの老人。

クラシック音楽関係のドキュメンタリー映画といえば「グレン・グールド 27歳の記憶」がとても印象に残っていますが、今回の映画も同じぐらい良かったですね。

2週間しか公開されず、しかも上映は一日1回昼間のみ。チャンスは2回の土日の4回しかなく、少し慌ただしかったです。後半週に上映時間を変える際、夜の時間を設定していただけたら、より観に行きやすかったかもしれません。