ブリュッヘン シューベルト 交響曲第6番

聴いている音楽
03 /17 2017
フランス・ブリュッヘン指揮、18世紀オーケストラの演奏によるシューベルトの交響曲全集から第6番ハ長調 D589を聴いていました。

まあ、曲はそんなに魅力作とは思いませんが、元気いっぱいのいい演奏です。アンサンブルの息もぴったりで、常設の楽団ではないのに見事なものです。



ウィーン国立歌劇場とウィーンフィルのメンバーを中心に特別編成されたオーケストラ、「トヨタ・マスタープレイヤーズ,ウィーン」の札幌公演が4月の下旬にあって、メインプログラムがこのシューベルトの6番なのです。室内オケらしい地味な曲目が並ぶ公演ですが、コンサートマスターのフォルクハルト・シュトイデ氏、トランペットのハンス・ペーター・シュー氏もメンバーに名を連ねており、彼らの演奏を聴きたいなと思っているものの、仕事が心配でなかなか決心できないでいました。

そうそう、この春は転勤はなかったのでした\(^^)/



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シフ(VC) ドヴォルザーク チェロ協奏曲ほか

聴いている音楽
03 /14 2017
昨年末に60代の若さで亡くなったオーストリアのチェリスト、ハインリヒ・シフの演奏を聴いていました。アンドレ・プレヴィン指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と録音したドヴォルザークのチェロ協奏曲ロ短調作品104です。(PHILIPS・1992年録音)

チェロだけがぐいぐいと前面に出るようなダイナミックさやメリハリはあまり感じない一方、繊細さを伴った美しいチェロがいいですね。

艶のある弦、柔らかいホルン、オケ全体に良くなじみ突出することのないトランペットやトロンボーン。こういった充実したオーケストラの響きを得て、独奏チェロや曲が引き立つのもこのディスクの魅力かと思います。特に第3楽章に両者の至芸を感じます。

このディスクにはこのほか、ピアノとチェロによる「森の静けさ」、「ロンドト短調」、「スラヴ舞曲ト短調作品46の8」が収められていますが、「森の静けさ」は秀逸です。ホント素晴らしいと思います。

チェリストの遠藤真理さんは孫弟子だそうで、チェロ演奏以外にもとても魅力的な方だったとお話していたことを思い出しました。



モントゥーのラヴェル「ボレロ」、「マ・メール・ロワ」ほか

聴いている音楽
03 /06 2017
フランスの名匠、ピエール・モントゥーのラヴェルを聴いてみました。収録曲は「ボレロ」、「ラ・ヴァルス」、「マ・メール・ロワ」で、オーケストラはロンドン交響楽団です。1964年のPHILIPSの録音で、モントゥーが亡くなる約四か月前のもののようです。

録音は何かもさもさした感じであまり良い印象を受けませんでした。演奏の方は「ボレロ」と「ラ・ヴァルス」は、ゆったりと気だるい感じで、これはこれでいいかなと思うのですが、オーケストラの音程やアンサンブルの精度がちょっとなぁ・・・と感じる部分がありました。まあ、このあたりは時代のせいなのかもしれません。クリュイタンス/パリ音楽院管を聴いても同じようなことを思いましたし・・・。

ところが「マ・メール・ロワ」はどうでしょう。そのようなところは気にならず、むしろ悲しみを湛えた音楽が、モントゥーの優しく大らかで包み込むような指揮から自然に引き出されているようで、すごく良かったですね。いい意味で色彩感はあまりなく枯れた味わいを感じました。



クレンペラー バッハ「管弦楽組曲」

聴いている音楽
02 /25 2017
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クレンペラーの最晩年の頃の演奏を聴いていました。1969年にEMIにニュー・フィルハーモニア管弦楽団と収録したJ.S.バッハの管弦楽組曲全曲です。

古楽器のスッキリとわびさび溢れた演奏に慣れ親しんだ耳には、随分スローで音の厚みのある一点一点揺るぎない巨大な演奏に聴こえます。ただ、表現としては第3番の「エア」なんかもそうですが、ロマンテッィクな情感を廃したわりと冷たい感じで、そのあたりが古いけど魅力を失わない演奏なのかなと思います。

各組曲の「序曲」は出だしからかなり遅く、全体で第2番、第3番は10分以上、第4番に至っては11分以上かかっています。感覚的には特に第2番が一番遅く感じましたが、情報量の多さに飽きることがありませんでした。第3番、第4番ではティンパニがかなり抑制されている一方、トランペットの明快かつ品のある高音域の吹奏に気持ちよさを感じます。

本日の札幌はトランペットの音がよく合う青空です。


マゼール/VPO チャイコフスキー 交響曲第3番「ポーランド」

聴いている音楽
02 /18 2017
音楽はまたまたチャイコフスキーです。ロリン・マゼール指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で第3番のシンフォニーを。

ずっと前に第1番「冬の日の幻想」を書きましたが、印象は同じです。早めのテンポ、リズムが効いてパリッとシャキッとした男性的で逞しい「ポーランド」かなと思います。第1楽章の終結に向けてはウィーンフィルの合奏能力の高さからか、曲の知名度を超えて格調高い立派な音楽になっていて心打たれました。そして各楽器の魅惑的な響きもいいですね。どこかのブログに「マゼールは後年、芸風が丸くなった」と書いてありましたが、確かにそんな気もします。

今ちょうど第3楽章が流れています。冒頭のフルート深くていい音です。弦の音も美しい・・・。

現在-5.7度、積雪72cm。また真冬日予報の札幌。一瞬暖かくなったのは幻想でしたか。明日19日からは冬季アジア札幌大会が開幕します。